「蝋燭民心は青瓦台悪女に厳しい懲罰を下すであろう」:ソウルの街並みにボカシ (2017年1月18日 「朝鮮中央TV」)
18日、「朝鮮中央TV」の「時事対談」番組として、セウォル号沈没1000日を追悼してソウルで行われた大規模な蝋燭示威を紹介しつつ、「朴槿恵逆徒」を非難する番組が放送された。

Source: KCTV, 2017/01/18
ソウルで行われる朴槿恵糾弾デモに関しては、これまでも「時事対談」や「時事解説」番組として放送されてきた。また、「uriminzokkirii-TV」でも、ほぼ連日、朴槿恵糾弾デモの様子を伝えている。
「朝鮮中央TV」も「uriminzokkiri」も、韓国メディアが伝えた写真を転用しているが、その際、「北韓」の「韓」の文字や太極旗にはボカシを入れている。今回は、ソウルの街並みをどれほど見せているのかという点に注目してみた。というのも、この番組では、ソウルの街並みへのボカシがとても目立ったからである。
下の写真は、世宗路から光化門方向を撮影したものであるが、左にある2つのビルにボカシが入れてある。写真中央のビルは韓国政府の総合庁舎なのでボカシを入れてある可能性があるが、手前のビルは一般商業施設かオフィスビルのはずである。

Source: KCTV, 2017/01/18
Google Earthのストリートビューで2つのビルを見ると、こんな感じである。

Source: Google Earth
光化門から世宗文化会館方向を撮影した下の写真でも韓国政府総合庁舎にはボカシが入れられているので、この建物を意図的に消しているのは間違いない。とはいえ、朝鮮人民が韓国政府総合庁舎がどこにあるのか、また建物の姿形など知っているはずもないので、やはり立派なビルを見せたくなかったのであろう。世宗文化会館は、外見上は平壌にある劇場などと大して変わらないので、自信を持って見せられるということなのかもしれない。

Source: KCTV, 2017/01/18
さらに興味深いのが、光化門を背にして、南方向を撮影した写真である。朝鮮日報ビルなど、「御用報道機関」のビルは写っているが、政府関連の建物はこの中にはないはずである。

Source: KCTV, 2017/01/18
同じアングルで撮影されている写真が韓国の『NEWSIS』にあった。背景には、明かりが灯ったビルがたくさん写っており、「暗黒の地、南朝鮮」のイメージとはかけ離れている。

Source: 『NEWSIS』、http://www.newsis.com/view/?id=NISX20170107_0014626277
一方、対外向けの「uriminzokkiri-TV」に11日に掲載された同じ蝋燭示威を紹介する動画で使われている映像では、ボカシは入れてあるものの、「朝鮮中央TV」よりもソウルの街並みを見せている。下の写真は、上の写真同様、光化門を背にして南方向を撮影している。たくさんのビルが写っているが、ボカシは入れられていない。朝鮮人民が見られないuriminzokkiri-TVではっきり見せておきながら、「朝鮮中央TV」ではボカシを入れていることからすると、やはりソウルの発展した街並みを朝鮮人民には見せたくないという意図でボカシを入れていることが分かる。

Source: uriminzokkiri, 2017/01/11
「傀儡逆徒アマ」が居座る「米国の植民地、南朝鮮」とはいえ、北朝鮮よりも遙かに経済が発展しているという事実はどうにも隠すしかないのであろう。見せるなら、「傀儡<政府>総合庁舎」前に「米帝大使館」がどんと構えて監視しているということなのかもしれないが。

Source: KCTV, 2017/01/18
ソウルで行われる朴槿恵糾弾デモに関しては、これまでも「時事対談」や「時事解説」番組として放送されてきた。また、「uriminzokkirii-TV」でも、ほぼ連日、朴槿恵糾弾デモの様子を伝えている。
「朝鮮中央TV」も「uriminzokkiri」も、韓国メディアが伝えた写真を転用しているが、その際、「北韓」の「韓」の文字や太極旗にはボカシを入れている。今回は、ソウルの街並みをどれほど見せているのかという点に注目してみた。というのも、この番組では、ソウルの街並みへのボカシがとても目立ったからである。
下の写真は、世宗路から光化門方向を撮影したものであるが、左にある2つのビルにボカシが入れてある。写真中央のビルは韓国政府の総合庁舎なのでボカシを入れてある可能性があるが、手前のビルは一般商業施設かオフィスビルのはずである。

Source: KCTV, 2017/01/18
Google Earthのストリートビューで2つのビルを見ると、こんな感じである。

Source: Google Earth
光化門から世宗文化会館方向を撮影した下の写真でも韓国政府総合庁舎にはボカシが入れられているので、この建物を意図的に消しているのは間違いない。とはいえ、朝鮮人民が韓国政府総合庁舎がどこにあるのか、また建物の姿形など知っているはずもないので、やはり立派なビルを見せたくなかったのであろう。世宗文化会館は、外見上は平壌にある劇場などと大して変わらないので、自信を持って見せられるということなのかもしれない。

Source: KCTV, 2017/01/18
さらに興味深いのが、光化門を背にして、南方向を撮影した写真である。朝鮮日報ビルなど、「御用報道機関」のビルは写っているが、政府関連の建物はこの中にはないはずである。

Source: KCTV, 2017/01/18
同じアングルで撮影されている写真が韓国の『NEWSIS』にあった。背景には、明かりが灯ったビルがたくさん写っており、「暗黒の地、南朝鮮」のイメージとはかけ離れている。

Source: 『NEWSIS』、http://www.newsis.com/view/?id=NISX20170107_0014626277
一方、対外向けの「uriminzokkiri-TV」に11日に掲載された同じ蝋燭示威を紹介する動画で使われている映像では、ボカシは入れてあるものの、「朝鮮中央TV」よりもソウルの街並みを見せている。下の写真は、上の写真同様、光化門を背にして南方向を撮影している。たくさんのビルが写っているが、ボカシは入れられていない。朝鮮人民が見られないuriminzokkiri-TVではっきり見せておきながら、「朝鮮中央TV」ではボカシを入れていることからすると、やはりソウルの発展した街並みを朝鮮人民には見せたくないという意図でボカシを入れていることが分かる。

Source: uriminzokkiri, 2017/01/11
「傀儡逆徒アマ」が居座る「米国の植民地、南朝鮮」とはいえ、北朝鮮よりも遙かに経済が発展しているという事実はどうにも隠すしかないのであろう。見せるなら、「傀儡<政府>総合庁舎」前に「米帝大使館」がどんと構えて監視しているということなのかもしれないが。