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    「朝鮮民主主義人民共和国外務省スポークスマン回答」: (2017年1月8日 「朝鮮中央TV」)

    8日、「朝鮮中央TV」が、ICBMは「任意の時刻、任意の場所から発射される」と米国に対して。北朝鮮に対するためには「誰であれ、新たな思考方式を持たなければならない」とも。

    「任意の時刻、任意の場所」というのは、現時点ではさすがに「It won't happen」だろう。過去記事に書いた通り、とりあえずは、静止衛星を新型エンジンで打ち上げ、その上でということになろうが、移動式のICBMはさらに「It won't happen」ということになろう。

    トランプは、「新たな思考方式」と思われる発言をツイッター上であれこれしているが、対北朝鮮政策についても「新たな思考方式」があるのかどうか。

    台湾の総統を招き入れるのも良いが、過去記事に書いた通り、崔龍海を就任式に出席された方がおもしろい。

    <追記>
    最近アップデートされていなかった米国務省定例記者会見を久しぶりに見たら、3日の同会見で北朝鮮問題が多く扱われていた。もちろん、「元帥様」の新年の辞におけるICBM発言が中心であるが、米国務省報道官は「北朝鮮は、ミサイルに核を搭載する能力がない」と述べている。上記の「任意の時刻に、任意の場所から」は、そうした評価に反発する脅しであろう。

    また、北朝鮮からの石炭輸入規制を採用した最新の安保理決議に関し、中国がそれを充分に履行してはいないという認識を明確にではないが表明している。実は、過去記事でも紹介したvessel finderで北朝鮮の船のその後の動きを時々見ているが、若干、往来する船舶数は減ったような印象があるものの、相変わらず往来は続いている。輸入量制限がされても、輸入禁止ではないので、北朝鮮から石炭を積んだ船が中国に来るのは問題ないが、輸入量が確実に減少しているのか、制限量超過がないようにしているのかについては、現実的には中国の胸先三寸ということになるのであろう。

    US Department of State, Daily Press Briefing, http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2016-12-02-0027

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    2021年1月11日から「総秘書同志」
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