<追記9>
「録画実況」の曲タイトル字幕付き動画。
Source: KCTV, 2016/12/30
<追記8>
「元帥様」、演奏中に1度も写らず。退場場面も横から顔が見えない程度にちらっと会場に手を振る様子。やはり、ご不満のご様子。これで、「モランボン楽団」が元に戻ってくれれば良いのだが。
こればかりは「元帥様」と同感。
<追記7>
『我々は万里馬騎手』のアレンジ、もっと何とかならないのか!
<追記6>
演奏を聞いていると、「元帥様」の不満顔の理由も分かる気がする。
<追記5>
「これ見よがしに」は、迫力がない。年齢が高い歌手も歌唱組に加わったような。
<追記4>
サックスは悪くないが、奏者は女性の方が良い。
<追記3>
おじさん3名、「モランボン楽団員」確定の模様。「功勲国家合唱団」の演奏中は、休んでいる。
「万里馬時代の進軍歌を新しく、特色を持って形象し、意味深い公演舞台を展開した(만리마시대의 진군가를 새롭고 특색있게 형상하여 뜻깊은 공연무대에 펼쳐놓았다)」と「朝鮮記録映画」では報じているが、「新しく、特色を持って」これだったとはガッカリ。
<追記2>
公演の「録画実況」放送開始。
<追記>
17時15分(PST)の「これからの放送順序」では、公演の放送は紹介されなかった。しかし、21時台の番組が「朝鮮芸術映画」から何とか「舞台」に変更されていた(ただし、モランボン公演とは無関係)。この辺りに組み入れてくる可能性はあるかもしれない。
*************
29日、「朝鮮中央TV」の「朝鮮記録映画」として、「元帥様」が「モランボン楽団と功勲国家合唱団」公演を観覧する様子が報じられた。公演の録画実況が放送されるまで記事にするのは待とうと思っていたのだが、コメントも頂戴しているので、記事にしておく。
まず、この公演、とても規模が大きい。聴衆の数では、過去最高ではないだろうか。過去記事で公演があるだろうと予想したが、何人かの代表だけを招くとばかり思っていた。ところが、全員招待しているようだ。
公演形式はいくつかのパターンを予測したが、結局、「モランボン+功勲国家」というよくある組み合わせになった。今回は、「功勲国家」の合唱団も参加しており、功勲国家の歌手が歌っている楽曲もある。
興味深いのは、「モランボン楽団」と同じ衣装の男性3名がいて、バイオリン、チェロ、サクソフォーン(と思われる管楽器)を演奏している点である。「功勲国家合唱団」のメンバーが衣装だけ「モランボン楽団」と同じにしているのか、あるいは男性が「モランボン楽団」に加わったのかは今のところ確認できていない。

Source: KCTV, 2016/12/29

Source: KCTV, 2016/12/29
コメントを下さった方は、「モランボン楽団も終わり」と仰っているが、確かに男性メンバーが加わったとすると、同楽団のイメージは一変してしまい、「青峰楽団」と差別化できなくなってしまう。
公演全体の録画実況が放送されれば、登場の仕方や演奏の仕方から、男性3名が新モランボン・メンバーなのかははっきりするであろう。
もう一つ気になるのは、これもコメントを下さった方が書いているとおり、公演終了後の「元帥様」が実に不満そうな顔をしていることである。「朝鮮記録映画」では、「元帥様」の不満そうな顔を1度見せているだけで、退場シーンは会場からの拍手に応えて手を振っている場面だけである。

Source: KCTV, 2016/12/29
「元帥様」がこの構成にご不満であれば、仮に男性メンバーが今回加えられたとしても、女性バンドに戻される可能性はあるのだが、今夜あたり「録画実況」放送があるのか。
これまでの全てについては確認していないが、動画による「朝鮮記録映画」で公演の様子を紹介することは少ない(あるいは、ない)。今回、動画で「朝鮮記録映画」として流しており、さらに「元帥様」が不満な顔をしているところからすると、今回の公演の「録画実況」はお蔵入りとなり、放送されないのかもしれない。
今朝の番組予告は見ていないが、昨夜の番組予告には公演の「録画実況」は含まれていない。公演の「録画実況」の初回は、予告なく放送されることがほとんどなので、放送予定の「朝鮮芸術映画」の時間帯に組み入れてくる可能性はあるが、どうなるのだろうか。
경애하는 최고령도자 김정은동지를 모시고 제1차 전당초급당위원장대회 참가자들을 위한 모란봉악단, 공훈국가합창단 합동공연 성대히 진행
同感です。まったく「華」がありません。
原因の1位は、オッサン3人組!
2位は、おばさん(雰囲気をこわしている)!
3位は、モランボンの良さである、クリアーなバック コーラス コーラスがない!(アレンジ怠慢)
というわけで、元帥サマならずとも、ガックリ!!!
「華」はなかったですね。「歌舞」も今一つでした。全体として、平っぺたい感じの演奏で、盛り上がりが全く感じられませんでした。本来ならば『千里でも万里でも』辺りで「朝鮮記録映画」の説明通りに「絶頂に達す」るはずなのですが、それすらありませんでした。「元帥様」が「思想・精神的」な手入れを命じたら、あんなつまらない公演になってしまい、大失敗といったところなのでしょうか。
1月に今年のように何かをやらかさなければ、2月の「光明星節」が次の公演チャンスでしょうか。やるならば、何とかして欲しいですね。
「元帥様」の誕生日にリベンジ公演をしてもらうもよしですが。
> 同感です。まったく「華」がありません。
> 原因の1位は、オッサン3人組!
> 2位は、おばさん(雰囲気をこわしている)!
> 3位は、モランボンの良さである、クリアーなバック コーラス コーラスがない!(アレンジ怠慢)
> というわけで、元帥サマならずとも、ガックリ!!!
実況同時で見てましたが、単純に…今回のメンバー、全然かわいくない。
新メンバー入れて新陳代謝せんといかんのだろうけど、中佐階級章のおばさん筆頭に、少尉階級章の新しめのメンバーまで、新加入者がかわいくない。
それに、編曲が奇をてらいすぎの感強いですね。好みの問題かと思いますが、公演ごとにパンチが弱くなっていくというか。公然化直後のあの刺激は、もう来ないのでしょうか…
反面、勲功合唱団器楽組の力量は、以前に比べて安定してきたように思いますが、どうですか?
コメントありがとうございます。「おばさん」の件、おじさんと合わせて「モランボン楽団」には相応しくないと思いました。
「功勲国家」ですが、今回は、名前を忘れてしまいましたが、いつも素晴らしい指揮をしている指揮者の指揮の自由度というか、指揮を楽しんでいる様子が感じられませんでした。
「モランボン楽団」の演奏もそうでしたが、自由度がなくなったような印象があります。恐らく、それがご指摘の「パンチの弱さ」もそれと関連しているのではないでしょうか。
> 実況同時で見てましたが、単純に…今回のメンバー、全然かわいくない。
> 新メンバー入れて新陳代謝せんといかんのだろうけど、中佐階級章のおばさん筆頭に、少尉階級章の新しめのメンバーまで、新加入者がかわいくない。
> それに、編曲が奇をてらいすぎの感強いですね。好みの問題かと思いますが、公演ごとにパンチが弱くなっていくというか。公然化直後のあの刺激は、もう来ないのでしょうか…
> 反面、勲功合唱団器楽組の力量は、以前に比べて安定してきたように思いますが、どうですか?
ことしも様々な観点からの,川口先生はじめ,皆様のご分析から
学ばせていただきます。よろしくお願い申し上げます.
さて,動画を見てみましたが,やはり多くの点で私も同感に至り
ました。ほぼ皆様と同じような意見になりますが,
「元帥様」の不満顔の件について,私は3点挙げます。
1)男性演奏者が加わったこと
ただし,これらの登用については当然元帥様も知っていたはず
なので,別の要因がそれ(登用自体)よりも優位にくると思います。
つまり,登用してみたものの,思ったほどの成果がなされなかった
とか。かといって,演奏自体はそれほどひどくないので,真相は
よくわかりません。
2)女性のメンバー入れ替えなどの効果が出ていない,というよりも,
「改悪」になった?!振り付けは工夫したのかもしれませんが,歌唱
自体も以前のほうが良かったですし。
3)何よりもアレンジのひどさ。これは,モランボン楽団について
のみです。簡単に言えば,あまりにもあっさりとしたベースの動きと
軽めの音色編成(キーボードの音色選びという意味)。なんかワン
ジェサンに毛の生えたような感じのキーボードの音色になってしま
っています(モランボン楽団のキーボードはワンジェサンの日本製
よりも良い,さらに秀逸な日本製品です)。恐らく,これまでの編
曲者から若手に代わったのかもしれません。そして,まあ,この公
演が歌手の一部も含めお披露目のような感じだったのかもしれませ
んね。そういう意味では,今後に期待したい,という意味で,元帥
様があえてそのような厳しい表情をとったのかもしれませんので,
モランボン楽団はたぶん今後も出てくることでしょう(1月1日の
花火音楽も多かったですし←間に合わなかったということもありま
すが)。
ちなみに,功勲国家のほうは終曲も含め,やはりアレンジがすばら
しいです。そしてこれらの編曲も指揮者のチャン・リョンシクのな
せる技からくることは間違いありません。特に弦楽器の動きを重視
するのは多くの指揮者の中でもモスクワ組のチャン氏の右に出る者
はいないでしょうね。彼をもし変えるような自体となれば,恐らく,
功勲もモランボンも末期の状態とみて間違いないことでしょう。
突然で申し訳ねいのですが、崔竜海党副委員長の隣にいる幹部は金永南最高人民会議常任委員長ではないですかね?この公演に同行した幹部に金永南最高人民会議常任委員長はいなかったような気がするのですが…。
お尋ねの件、確かに金永南は同行していません。事前に報じられた「朝鮮記録映画」で紹介される同行者の順、そしてそちらで見られる顔つきからして、崔泰福だと思います。過去に書いたdprknowの「トップ28」の序列と紹介順を比べてもそうなっていますので、間違いないと思います。
> 突然で申し訳ねいのですが、崔竜海党副委員長の隣にいる幹部は金永南最高人民会議常任委員長ではないですかね?この公演に同行した幹部に金永南最高人民会議常任委員長はいなかったような気がするのですが…。
コメントと解説ありがとうございます。こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。
別記事にも書きましたが、「祝砲発射」では、「モランボン楽団」の楽曲をラインから入れていましたね。また、放送員の姿も写りませんでした。放送員がスタジオにいたのでスタジオの音源を使用した可能性もありますが、アナウンスがある部分では、BGMのレベルを落としていました。
「モランボン楽団」ですが出てくるとして、どんな構成になっているのかが楽しみです。今年は、「首領様」生誕105周年、「将軍様」生誕75周年、人民軍創建85周年など、切りのいい数字の年になっているので、それに合わせての多くの公演が期待できそうです。
チャン・リョンシクの指揮ですが、今回は、過去数回の公演の時よりも指揮者自身が楽しんでいなかったような感じでした。緊張していたというか。彼が指揮する姿もほとんど写りませんでしたね。
> ことしも様々な観点からの,川口先生はじめ,皆様のご分析から
> 学ばせていただきます。よろしくお願い申し上げます.
> さて,動画を見てみましたが,やはり多くの点で私も同感に至り
> ました。ほぼ皆様と同じような意見になりますが,
> 「元帥様」の不満顔の件について,私は3点挙げます。
>
> 1)男性演奏者が加わったこと
> ただし,これらの登用については当然元帥様も知っていたはず
> なので,別の要因がそれ(登用自体)よりも優位にくると思います。
> つまり,登用してみたものの,思ったほどの成果がなされなかった
> とか。かといって,演奏自体はそれほどひどくないので,真相は
> よくわかりません。
>
> 2)女性のメンバー入れ替えなどの効果が出ていない,というよりも,
> 「改悪」になった?!振り付けは工夫したのかもしれませんが,歌唱
> 自体も以前のほうが良かったですし。
>
> 3)何よりもアレンジのひどさ。これは,モランボン楽団について
> のみです。簡単に言えば,あまりにもあっさりとしたベースの動きと
> 軽めの音色編成(キーボードの音色選びという意味)。なんかワン
> ジェサンに毛の生えたような感じのキーボードの音色になってしま
> っています(モランボン楽団のキーボードはワンジェサンの日本製
> よりも良い,さらに秀逸な日本製品です)。恐らく,これまでの編
> 曲者から若手に代わったのかもしれません。そして,まあ,この公
> 演が歌手の一部も含めお披露目のような感じだったのかもしれませ
> んね。そういう意味では,今後に期待したい,という意味で,元帥
> 様があえてそのような厳しい表情をとったのかもしれませんので,
> モランボン楽団はたぶん今後も出てくることでしょう(1月1日の
> 花火音楽も多かったですし←間に合わなかったということもありま
> すが)。
> ちなみに,功勲国家のほうは終曲も含め,やはりアレンジがすばら
> しいです。そしてこれらの編曲も指揮者のチャン・リョンシクのな
> せる技からくることは間違いありません。特に弦楽器の動きを重視
> するのは多くの指揮者の中でもモスクワ組のチャン氏の右に出る者
> はいないでしょうね。彼をもし変えるような自体となれば,恐らく,
> 功勲もモランボンも末期の状態とみて間違いないことでしょう。
通りすがりの旅人 さんのコメントに大変感じ入っております。
新加入(?)の男性演奏者ですが,うち一人の軍事称号は中佐と見受けられます。だとすると,活動歴が一定長い演奏者をどこかから引っ張ってきたものと思われ,同じ流れならは,声楽組に李玉花を連れてきたことを彷彿とさせます。
青峰楽団や功勲国家合唱団と異なり,モランボン楽団は「若々しさ」「活動性」といった側面を強調するように感じていました。モランボン楽団は,公然化当初からメンバー各個人の力量は高く,技量不足のテコ入れとして人を引っ張ってくる必要は少ないと思うので,活動歴の長い年長者や男性メンバーの新加入の意図が興味深いところですが,この試みが成功したようには感じられないのが残念です。
モランボン楽団のアレンジ劣化,平板過ぎるというか,編曲自体が面白くないというか,盛り上げていく感じになってないと思われるのが,本当に残念です。観客の反響もおとなしめというか,楽しんでいる感じがあまり伝わらない…
振り付けに飛んだり跳ねたりも見られましたが,思い起こすと,昨年5月の労働党第7次大会慶祝合同公演で見られたような,従前の歌唱力重点からダンス重点への移行を感じさせる,その延長上の試行錯誤が続いているのかと思ったところです。
「元帥様」の不満顔は,公演の出来映えが良くなかったと彼が判定したということに尽きると思います。
1号行事ゆえ事前のリハーサル公演も徹底されたと思いますが,その時点で改善指示をしたにもかかわらず,本番で満足いく改善に至ってなかったとか,何か事情があるのかもしれない,というのも,その場で不興ならば,指揮者の張龍植が最初からガチガチになってないかと思いました。
住民の新しい情緒的要請に応えようとして,モランボン楽団も公演で色々な工夫を凝らしている課程なのかもしれませんが,2014年5月の全国芸術人大会に送られた書簡「時代と革命発展の要求に合わせ,主体的文学芸術の新たな全盛期を切り開こう」で求められたような,文化芸術部門が時代の流れに合わせて革新的な創作創造をすることという点からは,金正恩政権5年目の年を締めくくる今回の公演の出来映えは,満足する水準に達していない,十分な成熟に至っていないと判断されたように思えます。
功勲国家合唱団の指揮を執る張龍植がモスクワ留学組だとは知りませんでした。金正日が同氏の個人創作音楽会を観覧したことがあるだけに,相当の力量があるんだなという程度の認識でした。同氏の指揮は,ロシア軍軍楽隊総指揮者だったヴァレリー・ハリロフ中将(故人)の軽快な指揮,曲調と一脈通ずるものがあると感じます。
通りすがりの旅人 さんが言われるように,同氏が引き続き指揮を執る間は,功勲国家合唱団も安心なのでしょうね。問題は,モランボン楽団…。以前のような「華」が早く戻ってきませんかね…。
コメントありがとうございます。拝読していて思ったのは、今年の「新年の辞」では、教育とか文化に関する言及が、施設関連を除いて全くなかったことです。これもこの公演と関連で考えると興味深いです。
> 通りすがりの旅人 さんのコメントに大変感じ入っております。
>
> 新加入(?)の男性演奏者ですが,うち一人の軍事称号は中佐と見受けられます。だとすると,活動歴が一定長い演奏者をどこかから引っ張ってきたものと思われ,同じ流れならは,声楽組に李玉花を連れてきたことを彷彿とさせます。
> 青峰楽団や功勲国家合唱団と異なり,モランボン楽団は「若々しさ」「活動性」といった側面を強調するように感じていました。モランボン楽団は,公然化当初からメンバー各個人の力量は高く,技量不足のテコ入れとして人を引っ張ってくる必要は少ないと思うので,活動歴の長い年長者や男性メンバーの新加入の意図が興味深いところですが,この試みが成功したようには感じられないのが残念です。
>
> モランボン楽団のアレンジ劣化,平板過ぎるというか,編曲自体が面白くないというか,盛り上げていく感じになってないと思われるのが,本当に残念です。観客の反響もおとなしめというか,楽しんでいる感じがあまり伝わらない…
> 振り付けに飛んだり跳ねたりも見られましたが,思い起こすと,昨年5月の労働党第7次大会慶祝合同公演で見られたような,従前の歌唱力重点からダンス重点への移行を感じさせる,その延長上の試行錯誤が続いているのかと思ったところです。
>
> 「元帥様」の不満顔は,公演の出来映えが良くなかったと彼が判定したということに尽きると思います。
> 1号行事ゆえ事前のリハーサル公演も徹底されたと思いますが,その時点で改善指示をしたにもかかわらず,本番で満足いく改善に至ってなかったとか,何か事情があるのかもしれない,というのも,その場で不興ならば,指揮者の張龍植が最初からガチガチになってないかと思いました。
> 住民の新しい情緒的要請に応えようとして,モランボン楽団も公演で色々な工夫を凝らしている課程なのかもしれませんが,2014年5月の全国芸術人大会に送られた書簡「時代と革命発展の要求に合わせ,主体的文学芸術の新たな全盛期を切り開こう」で求められたような,文化芸術部門が時代の流れに合わせて革新的な創作創造をすることという点からは,金正恩政権5年目の年を締めくくる今回の公演の出来映えは,満足する水準に達していない,十分な成熟に至っていないと判断されたように思えます。
>
> 功勲国家合唱団の指揮を執る張龍植がモスクワ留学組だとは知りませんでした。金正日が同氏の個人創作音楽会を観覧したことがあるだけに,相当の力量があるんだなという程度の認識でした。同氏の指揮は,ロシア軍軍楽隊総指揮者だったヴァレリー・ハリロフ中将(故人)の軽快な指揮,曲調と一脈通ずるものがあると感じます。
> 通りすがりの旅人 さんが言われるように,同氏が引き続き指揮を執る間は,功勲国家合唱団も安心なのでしょうね。問題は,モランボン楽団…。以前のような「華」が早く戻ってきませんかね…。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末のモランボン楽団の公演を観ましたが、初期に比べるとパワーダウンしてるのは確かだと思いました。
楽団メンバーも演奏組はほとんど初期のメンバーがいなくなっているように思いますし、中には功勲国家合唱団に移籍になった者もいるようで。
楽団に混ざっている男性も功勲国家合唱団からの移籍かもしれません。
過去の曲の新バージョンみたいなのも最近は多いと思います。その意図がどこにあるかはわかりませんが。
「あの頃のように我らは生きているか」は良いと思いました。
最近は功勲国家合唱団とセットで出てくるのが常になっているようで、もはや個性がないというか、方向性を完全に見失っているというか。
その辺は昨今の北朝鮮という国そのものを象徴しているようで、元帥様も公演を観て、国家元首となった頃を思い出して、いろんな意味で「こんなはずじゃなかった」と思ったかもしれません。
あの頃のように元帥様も楽団も生きられないのだと思いました。
話は変わりますが、元日からCGアニメ「고주몽」(高朱蒙)」が始まりましたね。
意外とクオリティ高そうなので、南で放送されたドラマとは違った朱蒙の物語に期待しています。
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
CGアニメの件、「朝鮮中央通信」で少し前に紹介されていたのですが、これほどはやく出てくるとは思っていませんでした。また、昨日今日連続で1話と2話をやっていました。10話まで取りあえず制作するということだったので、しばらく続くのではないかと思います。「少年大将」とも違う3D技術が使われていると思います。
「あの頃のように我らは生きているか」については同感ですが、全体の流れの中で沈んでしまっていたような気がしています。
> あけましておめでとうございます。
>
> 今年もよろしくお願いします。
>
> 年末のモランボン楽団の公演を観ましたが、初期に比べるとパワーダウンしてるのは確かだと思いました。
>
> 楽団メンバーも演奏組はほとんど初期のメンバーがいなくなっているように思いますし、中には功勲国家合唱団に移籍になった者もいるようで。
> 楽団に混ざっている男性も功勲国家合唱団からの移籍かもしれません。
>
> 過去の曲の新バージョンみたいなのも最近は多いと思います。その意図がどこにあるかはわかりませんが。
>
> 「あの頃のように我らは生きているか」は良いと思いました。
>
> 最近は功勲国家合唱団とセットで出てくるのが常になっているようで、もはや個性がないというか、方向性を完全に見失っているというか。
> その辺は昨今の北朝鮮という国そのものを象徴しているようで、元帥様も公演を観て、国家元首となった頃を思い出して、いろんな意味で「こんなはずじゃなかった」と思ったかもしれません。
>
> あの頃のように元帥様も楽団も生きられないのだと思いました。
>
>
> 話は変わりますが、元日からCGアニメ「고주몽」(高朱蒙)」が始まりましたね。
> 意外とクオリティ高そうなので、南で放送されたドラマとは違った朱蒙の物語に期待しています。
久し振りにコメント致します。
他の方々のご意見と視点が違いますが、ご容赦下さいませ。
今回の公演は創作家・芸術人たちの人間関係が垣間見られた公演だと思います。合同公演ということもあったのでしょうが、牡丹峰楽団の創作家・芸術人たちは、功勲国家合唱団団長兼首席指揮者の人民芸術家チャン・リョンシク(장룡식)に遠慮しているのではないかと思います。今回の公演での牡丹峰楽団の2曲《그때처럼 우리가 살고있는가》《전진하는 사회주의》は、10月の功勲国家合唱団公演でのアレンジとほぼ同じで、両曲ともその公演でチャン・リョンシクがタクトを振っていました。彼のアレンジだと推定されます。折角後者の曲を牡丹峰楽団創作室副室長の人民芸術家アン・ジョンホ(안정호)が素晴らしく編曲したのに、それを見事に壊しているように感じました。アン・ジョンホが自らの編曲を捨ててまでチャン・リョンシクのアレンジ(推定)を呑んだのには、やはり創作家・芸術人の間の人間関係の問題か、なんて素人目に思います。恐らくチャン・リョンシクに逆らう者は誰一人としていないほど朝鮮音楽界が硬直化しているのではないのでしょうか。今回の公演で金正恩氏が不満の表情でしたので、もしかしたら彼の解任もあるのではないのか、なんて考えたりします。
それと、チャン・リョンシクが現職(功勲国家合唱団団長兼首席指揮者)に就くまでは牡丹峰楽団の幹部(副部長?)であったことが判明しています。米国のバスケットボール選手であったデニス・ロッドマン一行が北朝鮮を訪問した時(2013年2月末頃)に現地で行われたバスケットボールの試合に牡丹峰楽団の幹部・スタッフ・メンバーたちが観戦していたということです。
(動画)
Lunch with the North Korean Basketball Team
https://www.vice.com/en_uk/article/lunch-with-the-north-korean-basketball-team
この動画に牡丹峰楽団の幹部・スタッフ・メンバーたちの姿があります。この中に牡丹峰楽団の制服を着たチャン・リョンシクの姿も見られます(上段の一番左)。この幹部たちは普天堡電子楽団出身の人が多く、彼自身もかつて普天堡電子楽団の創作家で、主に指揮と編曲をしていました(1990年前後)。観戦した他の創作家の中で彼と同じ人民芸術家の人もいますが、彼はその中でも年長で(1953年生まれと言われる)、飽くまで推測ですが、先輩・後輩などの難しい関係なんかもあったのではないでしょうか?
おまけですが、上の動画の中に、今回の公演で《우리에겐 위대한 당이 있네》を歌った功勲俳優リ・オクァ(리옥화)の姿もあります(恐らく間違いない)。この動画のほかにも、2013年4月11日に行われた軍部隊に対する牡丹峰楽団公演の前の演武の観覧の時にも彼女の姿が見られます。彼女は牡丹峰楽団のスタッフであったことが推測されます。
長文失礼しました。
今回の公演に出演した牡丹峰楽団の歌手はかわいくないなどのご意見もありました。
そんな不評な公演ではありましたが、今回の公演で一つだけ良かったのではと思うのは、《그때처럼 우리가 살고있는가》の最初の部分のソロを歌った歌手です。彼女の名前はユ・ボンミ(유봉미)と言います。彼女は元々青峰楽団の歌手で、先生も紹介されたソロ曲《사랑의 빛발》を歌った歌手です。党第7次大会の時の合同祝賀公演の動画をチェックして(公演での電光掲示板をチェック)、彼女が牡丹峰楽団に移籍したことが判明しています。彼女の実力を見いだした結果牡丹峰楽団に移籍したものと思われますが、これから伸びていく歌手だろうと思っています。これからの活躍に期待したいところです。
いつもながら、深い洞察に敬服します。少し話題が逸れてしまいますが、ロッドマンが訪朝した際、モランボン楽団の演奏でカラオケ大会を内輪で開催したようです。少し前に、ある方がその様子を紹介する写真があるサイトを紹介して下さりました。チャン・リョンシクもその場にいたのか、気になるところです。
ともかく、次回の「モランボン公演」がどうなるかにより、北朝鮮における今回の公演の評価が見えてくるでしょうね。
> 久し振りにコメント致します。
> 他の方々のご意見と視点が違いますが、ご容赦下さいませ。
> 今回の公演は創作家・芸術人たちの人間関係が垣間見られた公演だと思います。合同公演ということもあったのでしょうが、牡丹峰楽団の創作家・芸術人たちは、功勲国家合唱団団長兼首席指揮者の人民芸術家チャン・リョンシク(장룡식)に遠慮しているのではないかと思います。今回の公演での牡丹峰楽団の2曲《그때처럼 우리가 살고있는가》《전진하는 사회주의》は、10月の功勲国家合唱団公演でのアレンジとほぼ同じで、両曲ともその公演でチャン・リョンシクがタクトを振っていました。彼のアレンジだと推定されます。折角後者の曲を牡丹峰楽団創作室副室長の人民芸術家アン・ジョンホ(안정호)が素晴らしく編曲したのに、それを見事に壊しているように感じました。アン・ジョンホが自らの編曲を捨ててまでチャン・リョンシクのアレンジ(推定)を呑んだのには、やはり創作家・芸術人の間の人間関係の問題か、なんて素人目に思います。恐らくチャン・リョンシクに逆らう者は誰一人としていないほど朝鮮音楽界が硬直化しているのではないのでしょうか。今回の公演で金正恩氏が不満の表情でしたので、もしかしたら彼の解任もあるのではないのか、なんて考えたりします。
> それと、チャン・リョンシクが現職(功勲国家合唱団団長兼首席指揮者)に就くまでは牡丹峰楽団の幹部(副部長?)であったことが判明しています。米国のバスケットボール選手であったデニス・ロッドマン一行が北朝鮮を訪問した時(2013年2月末頃)に現地で行われたバスケットボールの試合に牡丹峰楽団の幹部・スタッフ・メンバーたちが観戦していたということです。
> (動画)
> Lunch with the North Korean Basketball Team
>
https://www.vice.com/en_uk/article/lunch-with-the-north-korean-basketball-team
> この動画に牡丹峰楽団の幹部・スタッフ・メンバーたちの姿があります。この中に牡丹峰楽団の制服を着たチャン・リョンシクの姿も見られます(上段の一番左)。この幹部たちは普天堡電子楽団出身の人が多く、彼自身もかつて普天堡電子楽団の創作家で、主に指揮と編曲をしていました(1990年前後)。観戦した他の創作家の中で彼と同じ人民芸術家の人もいますが、彼はその中でも年長で(1953年生まれと言われる)、飽くまで推測ですが、先輩・後輩などの難しい関係なんかもあったのではないでしょうか?
> おまけですが、上の動画の中に、今回の公演で《우리에겐 위대한 당이 있네》を歌った功勲俳優リ・オクァ(리옥화)の姿もあります(恐らく間違いない)。この動画のほかにも、2013年4月11日に行われた軍部隊に対する牡丹峰楽団公演の前の演武の観覧の時にも彼女の姿が見られます。彼女は牡丹峰楽団のスタッフであったことが推測されます。
> 長文失礼しました。
こちらもありがとうございます。ユ・ボンミという歌手、そうでしたか。私も注目したいと思います。ところで、投稿されるとき、メルアドを記入される必要はありません。意図的に記入されているのであればそれでも結構ですが、自動的に公開されてしまいますので、お気をつけ下さい。
> 今回の公演に出演した牡丹峰楽団の歌手はかわいくないなどのご意見もありました。
> そんな不評な公演ではありましたが、今回の公演で一つだけ良かったのではと思うのは、《그때처럼 우리가 살고있는가》の最初の部分のソロを歌った歌手です。彼女の名前はユ・ボンミ(유봉미)と言います。彼女は元々青峰楽団の歌手で、先生も紹介されたソロ曲《사랑의 빛발》を歌った歌手です。党第7次大会の時の合同祝賀公演の動画をチェックして(公演での電光掲示板をチェック)、彼女が牡丹峰楽団に移籍したことが判明しています。彼女の実力を見いだした結果牡丹峰楽団に移籍したものと思われますが、これから伸びていく歌手だろうと思っています。これからの活躍に期待したいところです。