「朝鮮-ノルウェーの親善発展に寄与した合同音楽会」(2012年5月17日 「朝鮮中央通信」)
KCNAにこう題した動画が掲載された。ノルウェーで北朝鮮のアコーディオン楽団がA-ha!の"Take on Me"を演奏したということは過去記事に書いたが、今度はノルウェーの演奏者チームが平壌を訪問し、朝鮮人民を招いて演奏会を開催したという話である。
http://www.kcna.kp/userAction.do?action=videoindex&lang=kor&newsyear=2012&newsno=538861
とにかくこの動画をご覧頂きたい。会場で曲を聞いているのは、大学生や高校生ぐらいの朝鮮人民である。KCNAのカメラで撮影されていることは分かっているので、表情は若干硬いが、それでもTake on Meを楽しんでいる様子は伝わってくる。二人の高校生らしき女性が腕を組みながら聞いている。KCNAに撮影されて恥ずかしいからなのか、こんな音楽があったのと思っているからなのかは分からないが、楽しそうに見える。
動画の終わりの方で、ノルウェー楽団の演奏者がインタビューに英語で答えている。朝鮮語字幕もほぼ正確に訳されているが、朝鮮語字幕にとらわれずに彼が言っている言葉をそのまま訳せば「ノルウェーと北朝鮮は、共に理解するための窓を創造していると思います。関心がある人がお互いに窓をのぞき込み、お互いを見て、理解をし合う」と言っている。この人の言っていることは、北朝鮮と我々がつきあっていくための本質ではないだろうか。会場でTake on Meを聞いて若い朝鮮人民は良い曲だ思ったに違いない。ただし、彼らの中には北朝鮮音楽があり、「それ以外にも」あるいは「それに加えて」ノルウェーにはこんな良い曲があるのだと思ったに違いない。北朝鮮とつきあうためには、北朝鮮を否定するところから入っては決してうまくつきあえない。北朝鮮の音楽も聞く、だけどノルウェーの音楽も聞いてもらう。北朝鮮と政治・経済的な利害関係や摩擦がほとんどないノルウェーだからできる態と言えばそれまでだが、それでも小さな窓からでも北朝鮮に風を吹き込む。その風は北朝鮮の体制を崩壊させる毒のある風ではない。一方で、北朝鮮側からの風にも当たる。
この演奏会の模様が朝鮮中央TVで放映させるのか分からないが、より多くの朝鮮人民に見て欲しいものである。
http://www.kcna.kp/userAction.do?action=videoindex&lang=kor&newsyear=2012&newsno=538861
とにかくこの動画をご覧頂きたい。会場で曲を聞いているのは、大学生や高校生ぐらいの朝鮮人民である。KCNAのカメラで撮影されていることは分かっているので、表情は若干硬いが、それでもTake on Meを楽しんでいる様子は伝わってくる。二人の高校生らしき女性が腕を組みながら聞いている。KCNAに撮影されて恥ずかしいからなのか、こんな音楽があったのと思っているからなのかは分からないが、楽しそうに見える。
動画の終わりの方で、ノルウェー楽団の演奏者がインタビューに英語で答えている。朝鮮語字幕もほぼ正確に訳されているが、朝鮮語字幕にとらわれずに彼が言っている言葉をそのまま訳せば「ノルウェーと北朝鮮は、共に理解するための窓を創造していると思います。関心がある人がお互いに窓をのぞき込み、お互いを見て、理解をし合う」と言っている。この人の言っていることは、北朝鮮と我々がつきあっていくための本質ではないだろうか。会場でTake on Meを聞いて若い朝鮮人民は良い曲だ思ったに違いない。ただし、彼らの中には北朝鮮音楽があり、「それ以外にも」あるいは「それに加えて」ノルウェーにはこんな良い曲があるのだと思ったに違いない。北朝鮮とつきあうためには、北朝鮮を否定するところから入っては決してうまくつきあえない。北朝鮮の音楽も聞く、だけどノルウェーの音楽も聞いてもらう。北朝鮮と政治・経済的な利害関係や摩擦がほとんどないノルウェーだからできる態と言えばそれまでだが、それでも小さな窓からでも北朝鮮に風を吹き込む。その風は北朝鮮の体制を崩壊させる毒のある風ではない。一方で、北朝鮮側からの風にも当たる。
この演奏会の模様が朝鮮中央TVで放映させるのか分からないが、より多くの朝鮮人民に見て欲しいものである。