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    Nexus7 2013がGoogleロゴから進まなくなった: 当たり前のことがで「簡単に」きなかった機種 (2016年11月15日)

    上海からの帰路、Nexus7 2013が起動しなくなった。電源ONでGoogleのロゴは出るのだが、いくら待ってもその次に進んでいかない。実はこの現象、今回が初めてではなく、これまでは、

    1.電源ボタンを15秒以上長押しして再起動。
    2.音量ボタンの下(音を小さくする方)を押しながら電源ボタンを長押しして起動。起動画面からリブートする。
    3.SIMカードを抜いた状態で起動する。一度、完全に起動させて、通常終了(電源OFF)。その後、SIMカードを挿入して、再起動。
    4.Google画面で放置し、Google画面が出なくなるまでバッテリーを消費させ電源を自然に落とす。その後、充電をして再起動。

    のような方法で対処できていた。ところが、今回は、上の1~4いずれの方法でも対処不可。さらに、上記2の画面からリカバリーをしようにも進んでいかないという最悪の状態になった。

    電池が簡単に脱着できる機種であれば、電池を外して再起動で大体の問題は解決する。ところが、Nexsus7では、裏蓋を開けないとそれができない構造になっている。所詮、B級品として買った中古の安物Nexus7だし、1万円ぐらいで私の用途では問題なく使えるタブレットが新品で買える時代である。

    それなのに、やはりゴチャゴチャとソフト的に解決すること(PCと接続してアンドロイドを再インストールする)ばかり考え、裏蓋を外して電池を外すという発想にはなかなか至らなかった。

    「Nexus7 2013 電池交換」でネット検索をすると、裏蓋の開け方はいくらでも出てくる。裏蓋は、器用な人ならば薄いマイナスドライバーなどを使って開けることもできるのかもしれないが、お勧めできない。私の場合、手元のペン立てに入れてあるドライバーで試したが、傷を付けるばかりでなかなか引っかからない。そこで思い出したのが、かつてスマホの液晶画面交換の時に使ったプラスチック製の工具。液晶画面をebayで購入し輸入したら、一緒に送られてきた。これが超便利で、プラスチック製なので傷は付かないし、引っかかりもよいので一度引っかけ横に滑らせる感じで簡単に外すことができた。ただ、注意すべき点は、ヘッドフォン端子とUSB端子の部分が非常に細くなっているので、力をかけすぎるとヒビを入れてしまう。私もやってしまったが、上記の通り、「駄目なら新品を買えばいいや」という気持ちでやっているので、気にならない。ヒビが入っても、気にさえしなければ、使用上の問題はない。このプラスチック工具は、amazonでも安価に売っているので検索されたい。検索語は「Nexus7 バッテリー」あたりを使うと、バッテリーと一緒に出てくる。

    蓋を開け、バッテリーケーブルのコネクターを上(筐体の上ではなく、空間上の上。つまり、空(そら)の方)に向かって、やはり上記のプラスチック工具を引っかけて持ち上げると外すことができる。

    その後、再びコネクターをさして、蓋を閉めないまま起動するか試す。慎重にやるのなら、蓋を閉めた方がよいのかもしれないが、私は上記理由で蓋なしで。蓋には、アンテナなどが埋め込まれているようだが、気にしない(蓋とMBの接点は4つある)。その結果、「当たり前」に起動した。バッテリーを外せる機種であれば、本当に「当たり前」の話しなのに・・・。

    実は、このNexsus7、Googleロゴで止まるエラーよりも、「SIMが挿入されていません。再起動します」というエラーが多く出ていた。その時は、勝手に再起動させれば直っていたので問題は深刻ではなかった。念のため、SIMの接点をアルコールで清掃したり、SIMソケットにエアーを当てたりしていたが、一向に改善しない。

    色々調べていると、どうやら、Nexsus7 2013には、設計上問題があり、MBに接続されているケーブルの差し込み部分で接触不良を起こすようである。この接触不良による症状は様々で、もっとも一般的なのが上記「SIMが挿入・・・」であるが、その他にも画面が回転しなくなる、タッチパネルが反応しなくなる、など色々あるようだ。きっと、接触不良が発生するタイミングによって、発生する症状が違うのであろう。

    この問題の抜本的解決は、メーカーで「MB交換をしてもらう」ということのようだが、お手軽解決は、ケーブルのソケット部分と裏蓋の間に何かを挟み込んで、裏蓋でソケットを押さえつけるということのようだ。これも調べてみると、ビニールテープや両面テープを挟んでいる人がいる。ビニールテープはベタベタして嫌なので、私は手元にあった自動車車内用の厚めの両面テープを挟んでおいた。確かに、蓋の後ろにはこの部分を押さえるためのウレタンが元々貼り付けられており、設計上もこのコネクターは「蓋で押さえつける」ことを想定していたのであろう。おもしろかったのは、「裏蓋に書かれているNexsus7のsを叩くと起動するようになるという都市伝説」があるとどこかに書かれていたことである。実はこれ、「都市伝説」ではなく、その「s」の下付近にウレタンが貼られており、その下には問題のコネクターがある。なので、叩けば接触が復活し、起動するということは充分にあり得る。

    ここまでやって蓋を閉め、SIMカードを挿してしてみたところ、再びGoogleロゴから進まないという悪夢が蘇っている。蓋開けは一度やってしまえば要領が掴めるので、再び裏蓋を開け、バッテリーケーブルを脱着し、蓋をしないままSIMカードなしで電源ON。問題なく起動する。

    今度は、蓋をしないままSIMを挿入して起動してみる。蓋をしないままでのSIM挿入は、お勧めしない。SIMカードがズレるとSIMソケットが抜けなくなり、最悪の場合、SIMソケットを壊して外すしか方法がなくなる(Nexsus7の場合、このソケットはamazonなどで購入できるので、自力修理は可能であるが・・・面倒)。かく言う私も、上記理由からかなり適当に作業を進めていたので、SIMカードを引っかけてしまった。

    実は、これもスマホで経験済みだったので、焦らなかった。薄いプラスチック(百均でぶら下がっているイヤフォンなどが入っているプラケースを切り取って作るのが一番)を接点側に挿入して、SIMカードと一緒に引き出せば、取り出すことができる。で、それを実行。

    そして、蓋を閉めないまま、今度は少し慎重にSIMカードを挿入して起動。理由は不明ながら、今度は問題なく起動し、SIMカードも認識した。画面を見ていたら、一瞬、「androidを構成しています」というような文字が出た。これを見て思ったのは、Googleロゴから進まなくなるのは、接触不良を繰り返しているうちに起動時の修正用バッチファイルのようなものが壊れてしまうのではないかということである。その壊れたバッチファイルがバッテリーが低電圧になって消えればラッキー(上記4の状態)、そうでないとバッテリー外しをしないと残ってしまうのではないだろうか。

    とにかく、SIM挿入状態で正常起動が確認できたので蓋を閉める。その前に、おまじないで蓋に埋め込まれているアンテナとMBの接点をアルコールで清掃しておいた。拙宅には、ホームセンターで買ってきた安物の接点復活剤があるが、接点掃除はアルコールに限る。かつて、自動車のセンターロック制御ユニットが不調になり分解したことがあるが、この時、リレーの接点に接点復活剤をいくらかけてもすぐに不調になっていたものが、アルコールを綿棒や紙につけて清掃してやったら回復した。アルコール清掃をすると、綿棒が黒くなるので、汚れの状態も分かる。Nexsus7の接点も多少汚れていたようで、少し黒い汚れが綿棒の先に付いた。

    そして、蓋を閉め、SIMカードを挿入して起動。普通に起動、SIMカードも認識した。以上の作業に1時間半ぐらい要したが、今のところ不調は発生していない。ただ、「SIMカードが挿入・・・・」等のエラーは、常に外出時に発生していた。それが振動によるものなのか、LTE通信によるものなのか(自宅ではWLANを使用)、発熱によるものなのかは不明なので、もう少し使ってみないと分からない。まあ、その都度、バッテリー外しをすればよいのだが、さすがに外で蓋を開けるのは工具もないしやりたくない。

    ということで、この状態でしばらく使ってみることにする。壁紙の「白頭山」腕時計が実際に動いて時刻を表示してくれると嬉しいのだが・・・
    PB170667.jpg



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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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