14日、「朝鮮中央TV」で放送された「朝鮮労働党創建71周年慶祝功勲国家合唱団公演」。「功勲国家合唱団」というと、眉毛が濃いオジサンが思い出されるが、今回は、男声合唱団の規模は小さく、女声コーラスをかなり使っている。さすがに「モランボン楽団」や「青峰楽団」のような「歌舞」はないが、軽いステップは見られる。28分辺りからの「栄光を捧げます。朝鮮労働党よ」にて。この中では、本来ワルツではない楽曲をワルツに編曲して演奏している。今までもあったかもしれないが、なかなか新鮮な感じがした。
「我ら万里馬騎手」の「功勲国家合唱団」バージョンもなかなかよい。
「永遠に一路を進もう」は、前回の「モランボン楽団」との合同公演とは異なるアレンジがされているように聞こえる。並べて聞いていないので違うかもしれないが、やはりこの曲には相当力を入れて演奏していることが分かる。
曲目のみ日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2016/10/14
久しぶりの聴き応えある公演のように感じました。
ファンウンミも出てきたし。ちなみに銀河水の流れをくむ
場合など,指揮者も役割分担ができているように思えます。
もちろんチャンリョンシク氏の式が秀逸であるのは言うま
でもありませんが。同時間帯,同場所で指揮者によって
こんなに演奏レベルが変わる(楽器のせいもあるがチープ),
やはり指揮者の力量の違いがすごくわかります。
「なびけ われらの党旗」や「永遠に一路を進もう」はアレンジが
今までのと別ですね。「党中央の灯火」は男声アカペラで最後が
長調で終わるところが,にくい。無伴奏もこなせるような時代に
なってきました。3拍子のは栄光を…の次の曲「母の誕生日」ですね。
「社会主義は…」や「青山里…」もかなり大々的なアレンジが加え
られていて楽器編成も凝って面白かったです。特に前者の48分6秒
くらいからの上行音形や後者の59分41秒くらいのリズムは今まで
見られなかったパターンです。この日のために作られた「前進す
る…」はモランボンのアレンジそのまま編曲という感じですね。
久々にコメントさせて頂きます。
今回のこの公演で、音楽にも注目すべきだとは思いますが、この公演のハイライトは、功勲国家合唱団の独唱歌手である人民俳優キム・ギヨン(김기영)が『その頃のように我らが暮らしているか』を歌い、復帰を果たしたことでしょう。
キム・ギヨンは2013年7月27日に行われた戦勝60周年の功勲国家合唱団・朝鮮人民軍協奏団の音楽舞踊綜合公演以来出演がありませんでした。その戦勝節公演の翌月に、例の銀河水管弦楽団メンバーの「処刑」事件が起こり、「処刑された」とされるメンバーの中に、息子で銀河水管弦楽団歌手であったキム・ギョンホ(김경호)の名前もありました。キム・ギヨンは、2012年3月8日に行われた3.8国際婦女節の銀河水音楽会にゲスト出演し、息子の名前(キム・ギョンホ)を明かしています。
3年2ヶ月半もの間出演がなかったのは、やはり再教育か収容所行きか、そんなことあったことが考えられます。息子キム・ギョンホの身に何かあったことは間違いなさそうです。
今回の公演の動画を観てみると、キム・ギヨンは本当にやつれた表情で、なんか老けたなぁと思います。しかし、深みのある低音は今も健在で、ほっとしています。
コメントありがとうございます。確かに、よい公演だったと思います。私の耳で聞いていても、全体的にだいぶアレンジが違っていたように感じました。記事にも書いたとおり、男声合唱団の数も少なく、新たな形になっていくのかなという気もしました。
> 久しぶりの聴き応えある公演のように感じました。
> ファンウンミも出てきたし。ちなみに銀河水の流れをくむ
> 場合など,指揮者も役割分担ができているように思えます。
> もちろんチャンリョンシク氏の式が秀逸であるのは言うま
> でもありませんが。同時間帯,同場所で指揮者によって
> こんなに演奏レベルが変わる(楽器のせいもあるがチープ),
> やはり指揮者の力量の違いがすごくわかります。
>
> 「なびけ われらの党旗」や「永遠に一路を進もう」はアレンジが
> 今までのと別ですね。「党中央の灯火」は男声アカペラで最後が
> 長調で終わるところが,にくい。無伴奏もこなせるような時代に
> なってきました。3拍子のは栄光を…の次の曲「母の誕生日」ですね。
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> 「社会主義は…」や「青山里…」もかなり大々的なアレンジが加え
> られていて楽器編成も凝って面白かったです。特に前者の48分6秒
> くらいからの上行音形や後者の59分41秒くらいのリズムは今まで
> 見られなかったパターンです。この日のために作られた「前進す
> る…」はモランボンのアレンジそのまま編曲という感じですね。
コメントありがとうございます。お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。金ギヨンという人については、全く注目していませんでしたが、そのような話があったのですね。昨夜、放送されていた金ミョンスンという労働党高級幹部に関する番組の中でも、「金ミョンスン同志が不本意にも過誤を犯し、労働現場で働いていたときのことです」とした上で、「将軍様」が再び彼を呼び出して高級幹部に戻したという話があるので、北朝鮮ではそのようなことがしばしばあるのだと思います。韓国発の情報だと、それら全てを「処刑された」としてしまう傾向がありますが、あまりにも単純すぎると思います。コメントに書かれている話も、その系ではないでしょうか。
> 久々にコメントさせて頂きます。
> 今回のこの公演で、音楽にも注目すべきだとは思いますが、この公演のハイライトは、功勲国家合唱団の独唱歌手である人民俳優キム・ギヨン(김기영)が『その頃のように我らが暮らしているか』を歌い、復帰を果たしたことでしょう。
> キム・ギヨンは2013年7月27日に行われた戦勝60周年の功勲国家合唱団・朝鮮人民軍協奏団の音楽舞踊綜合公演以来出演がありませんでした。その戦勝節公演の翌月に、例の銀河水管弦楽団メンバーの「処刑」事件が起こり、「処刑された」とされるメンバーの中に、息子で銀河水管弦楽団歌手であったキム・ギョンホ(김경호)の名前もありました。キム・ギヨンは、2012年3月8日に行われた3.8国際婦女節の銀河水音楽会にゲスト出演し、息子の名前(キム・ギョンホ)を明かしています。
> 3年2ヶ月半もの間出演がなかったのは、やはり再教育か収容所行きか、そんなことあったことが考えられます。息子キム・ギョンホの身に何かあったことは間違いなさそうです。
> 今回の公演の動画を観てみると、キム・ギヨンは本当にやつれた表情で、なんか老けたなぁと思います。しかし、深みのある低音は今も健在で、ほっとしています。