「災い転じて福をなすの奇跡を創造していく 白頭山英雄青年旅団」:被害の状況を見せる、しかし同じ場面の繰り返しも (2016年9月15日 「朝鮮中央TV」)
15日、「朝鮮中央TV」の「現地(取材)放送」として、ヨンサ郡で災害復旧活動をする「白頭山英雄青年旅団」を紹介する番組が放送された。
今回の「咸鏡北道北部大水害復旧戦闘」を報道する番組は、これまでもいくつか紹介してきたが、写るのは川ばかりで、災害被害の様子はほとんど出てこなかった。今回、この番組では、路盤が流出した線路や土砂に埋もれた家を見せている。

Source: KCTV, 2016/09/15

Source: KCTV, 2016/09/15
2015年の羅先水害の時もそうであったが、被災者に対するインタビューというのはない。被災者が登場するのは、「被害復旧戦闘」が終わった後、「元帥様の恩情で」と喜ぶ姿ばかりである。基本的には、被災地における被害状況よりも、「被害復旧戦闘」の様子に重点が置かれている。
この番組の中では、報道に使われる映像を相当厳しく、選択、検閲していると思われるシーンがあった。僅か、4分30秒そこそこの番組の中で、同じシーンが2度登場する。
番組開始後、52秒付近で使われている映像。

Source: KCTV, 2016/09/15
番組開始後、3分13秒付近で使われている映像。

Source: KCTV, 2016/09/15
この他にも、川に石を並べている映像などは、過去記事で紹介した「20時報道」のものと同じシーンがある。「現地取材班」のカメラには、もっと色々なシーンが収録されているはずであるが、見せられないような映像ばかりなのかもしれない。今回は、国際的には被害の状況をいち早く報道したり、国際機関を現地に入れているので、国内向けにあまりにも深刻な状況を見せることに慎重になっているのであろうか。
今回の「咸鏡北道北部大水害復旧戦闘」を報道する番組は、これまでもいくつか紹介してきたが、写るのは川ばかりで、災害被害の様子はほとんど出てこなかった。今回、この番組では、路盤が流出した線路や土砂に埋もれた家を見せている。

Source: KCTV, 2016/09/15

Source: KCTV, 2016/09/15
2015年の羅先水害の時もそうであったが、被災者に対するインタビューというのはない。被災者が登場するのは、「被害復旧戦闘」が終わった後、「元帥様の恩情で」と喜ぶ姿ばかりである。基本的には、被災地における被害状況よりも、「被害復旧戦闘」の様子に重点が置かれている。
この番組の中では、報道に使われる映像を相当厳しく、選択、検閲していると思われるシーンがあった。僅か、4分30秒そこそこの番組の中で、同じシーンが2度登場する。
番組開始後、52秒付近で使われている映像。

Source: KCTV, 2016/09/15
番組開始後、3分13秒付近で使われている映像。

Source: KCTV, 2016/09/15
この他にも、川に石を並べている映像などは、過去記事で紹介した「20時報道」のものと同じシーンがある。「現地取材班」のカメラには、もっと色々なシーンが収録されているはずであるが、見せられないような映像ばかりなのかもしれない。今回は、国際的には被害の状況をいち早く報道したり、国際機関を現地に入れているので、国内向けにあまりにも深刻な状況を見せることに慎重になっているのであろうか。