9月11日『労働新聞』:「核弾頭爆発実験成功」報道希薄、「200日戦闘」の枠組みの中、経済建設と結びつけ (2016年9月11日 「労働新聞」、「朝鮮中央TV」)
11日の『労働新聞』を見ても、「核弾頭爆発実験成功」関連の記事は、3面に2つ出ているだけである。上の記事は、人民インタビューの形を取っており、基本的な内容は、下で紹介する9月10日「朝鮮中央TV」の「20時報道」の一番最後で紹介された『人民経済大学」関係者のインタビューと変わらない。2つ目の記事は、手抜きで読んでいないが、タイトルからすると「核弾頭爆発実験成功の成果を農業生産増大に繋げていこう」というもので、「農業部門でも、実験成功の気迫で進もう」という内容だと思う。
2016年9月11日『労働新聞』(インターネット配信版)3面。横に黄色いマーカーを入れたのが、上記の2つの記事。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_04_01
記事では、「米帝の核威嚇に対抗する」という常套句は使っているものの、この実験が「200日戦闘」の枠組みの中で行われ、それが「経済建設」の一環であるかのように書かれている。また、9月10日の「20時報道」で放送された人民インタビューの対象も「人民経済大学」の関係者となっている。昨日は、偶然「人民経済大学」なのか程度にしか思っていなかったが、この流れからすると、やはり「敢えて」同大学を選択したのだと思う。
そして、依然として「元帥様」の核実験に対する直接的なコミットに関する言及はない。
昨日は、今日(11日)、さらなる人民インタビューが「朝鮮中央TV」で放送されるかと思っていたが、現時点に至るまで、放送されていない。恐らく、昨夜のインタビューに言いたいこと全てがコンパクトにまとめられているのだと思う。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2016/09/10
一方、『労働新聞』1面には何が出ているのかというと、「朝鮮中央通信」を引用しながら昨日記事にしたように、「咸鏡北道北部地域大洪水復旧戦闘への訴え」であった。テレビでも10時15分(平壌時間)頃に、この「訴え」全文が放送されている。
2016年9月11日、『労働新聞』(インターネット配信版)1面。全面が「訴え」となっている。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_04_01
この異例な状況、これからどう進展するのか注目したい。
2016年9月11日『労働新聞』(インターネット配信版)3面。横に黄色いマーカーを入れたのが、上記の2つの記事。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_04_01
記事では、「米帝の核威嚇に対抗する」という常套句は使っているものの、この実験が「200日戦闘」の枠組みの中で行われ、それが「経済建設」の一環であるかのように書かれている。また、9月10日の「20時報道」で放送された人民インタビューの対象も「人民経済大学」の関係者となっている。昨日は、偶然「人民経済大学」なのか程度にしか思っていなかったが、この流れからすると、やはり「敢えて」同大学を選択したのだと思う。
そして、依然として「元帥様」の核実験に対する直接的なコミットに関する言及はない。
昨日は、今日(11日)、さらなる人民インタビューが「朝鮮中央TV」で放送されるかと思っていたが、現時点に至るまで、放送されていない。恐らく、昨夜のインタビューに言いたいこと全てがコンパクトにまとめられているのだと思う。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2016/09/10
一方、『労働新聞』1面には何が出ているのかというと、「朝鮮中央通信」を引用しながら昨日記事にしたように、「咸鏡北道北部地域大洪水復旧戦闘への訴え」であった。テレビでも10時15分(平壌時間)頃に、この「訴え」全文が放送されている。
2016年9月11日、『労働新聞』(インターネット配信版)1面。全面が「訴え」となっている。

Source: 『労働新聞』、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_04_01
この異例な状況、これからどう進展するのか注目したい。