8日、「朝鮮中央TV」で「国立交響楽団創立70周年記念音楽会」の「録画実況」が放送された。同楽団は、「首領様」が創設し、「将軍様」が指導したという引退した楽団員の話はたくさんあったが、「元帥様」が具体的に何をしたという話はなかった。それを反映してか、演奏される曲目も「首領様」と「将軍様」関連のものが中心で、「元帥様」に関しては金正恩スペシャル・メドレーをフィナーレで演奏しただけである。1曲ぐらいは「元帥様」関連の曲をフル演奏して欲しかったのだが、残念だ。
金正恩スペシャル・メドレー
Source: KCTV, 2016/08/08
途中、ロシアの楽曲を中心にしたメドレーがあった。なぜか途中で1曲だけ『明けてくれるな平壌の夜よ』が含まれており、スクリーンに出た映像もあり観衆が拍手をしていた。
「名曲メドレー」
Source: KCTV, 2016/08/08
「首領様」の定番ソング、オープニングで「金日成将軍の歌」
Source: KCTV, 2016/08/08
「将軍様」関連の曲は3曲あったが、これか。『将軍様が白馬に乗って走られる』
Source: KCTV, 2016/08/08
動画を見ましたが,新曲が入ってるとはいえ,あまり目新しさは感じない演奏でした。新曲以外はほとんど国立交響楽団のCDに入っています。青山里…は,キムビョンファさんですかね。懐かしいものです。来日公演の時にこの曲が演奏されましたが,まさにこんな感じでした。それにしても同じ曲でも指揮者でこんなに違うのか,と。今は功勲の指揮者でもある,チャンリョンシクさんの指揮が如何に素晴らしいものであるかを再認識しました。全体的には銀河水管弦楽団の路線に近くなっている印象を受けました。
コメントありがとうございます。「新曲」というのは、これまでに同楽団が演奏しなかった曲目ということでしょうか。老人の指揮者は、客席で観覧していたところを司会者に促され、指揮をするという流れになっています。指揮者により、演奏に幅が出てきているというのは、やはり自由度が広がっているということなのでしょうか。
> 動画を見ましたが,新曲が入ってるとはいえ,あまり目新しさは感じない演奏でした。新曲以外はほとんど国立交響楽団のCDに入っています。青山里…は,キムビョンファさんですかね。懐かしいものです。来日公演の時にこの曲が演奏されましたが,まさにこんな感じでした。それにしても同じ曲でも指揮者でこんなに違うのか,と。今は功勲の指揮者でもある,チャンリョンシクさんの指揮が如何に素晴らしいものであるかを再認識しました。全体的には銀河水管弦楽団の路線に近くなっている印象を受けました。
度々失礼します。
老人というのは,このキムビョンファさんのことだと思うのですが,日本からの帰国者で長い間首席指揮者をされていた方ですね。「自由度」の尺度は難しいところではありますが,北朝鮮的には広がっていることは間違いありません。特に最近では,これまでのロシア作曲家作品だけでなく,シューマンなどのロマン派やバロック期の作品も演奏しているようですし,近現代のボレロを演奏したりなどレパートリーが増えてきています。今回のこの動画でもチェレスタという楽器を使っています(銀河水管弦楽団でも使われ,国立交響楽団でも2007年ごろから使われています)が,いろいろと試しているような気がします。ちなみに,演奏しながら将軍様一番よ一番よ,という部分,やはり以前の別の指揮者(チャンリョンシク)の方がかっこいいですし,全体的に横のラインでの流れが非常に音楽的で好きです。
いろいろとありがとうございます。「チェレスタ」なる楽器、全く知らないのですが、ピアノとオルガンをお合わせたような形をした楽器でしょうか。何回か画面に出ており、珍しい楽器だなと思って見ていました。
「交響楽団」なので、「功勲国家合唱団」のような自由度の幅がないのかもしれませんね。それはそれでよいのですが、何というか、もう少し新しい感じの演奏が欲しかったです。
> 度々失礼します。
> 老人というのは,このキムビョンファさんのことだと思うのですが,日本からの帰国者で長い間首席指揮者をされていた方ですね。「自由度」の尺度は難しいところではありますが,北朝鮮的には広がっていることは間違いありません。特に最近では,これまでのロシア作曲家作品だけでなく,シューマンなどのロマン派やバロック期の作品も演奏しているようですし,近現代のボレロを演奏したりなどレパートリーが増えてきています。今回のこの動画でもチェレスタという楽器を使っています(銀河水管弦楽団でも使われ,国立交響楽団でも2007年ごろから使われています)が,いろいろと試しているような気がします。ちなみに,演奏しながら将軍様一番よ一番よ,という部分,やはり以前の別の指揮者(チャンリョンシク)の方がかっこいいですし,全体的に横のラインでの流れが非常に音楽的で好きです。