「青い空電子製品工場 2」:充実したサービスセンター、やはり地デジ放送中か?、USBボールペン (2016年6月18日 「朝鮮中央TV」)
18日、「朝鮮中央TV」で数日前の記事に書いた「青い空電子製品工場」を紹介する番組の第2部が放送された。
第2部では、プリント基板の回路設計などを20代、30代の若い技術者が「我々の力」でやっており、ベースが自己の技術であるために修理が容易であるだけではなく、ユーザーの要望に応じたアップデートも可能であると説明している。
開発会議を行う若い技術者達

Source: KCTV, 2016/06/18
新型コンピューターであろうか。非一体型のPCの写真も出ている。

Source: KCTV, 2016/06/18
このようなプリント基板も「自分の力」で製造したということなのだろう。プリント基板製造が技術的にどれほど難しいのかは分からないが、中国でコピー製品を大量に製造していることからすれば、プリント基板の製造技術は生産装置と一緒に導入すれば、さほど困難ではないのかも知れない。

Source: KCTV, 2016/06/18
ここでは民生品を紹介しているが、北朝鮮の最新兵器にもこのようなプリント基板が搭載されているのであろう。
本社内のカスタマー・センター。人民からの質問に電話とPCで対応している。規模は小さいが、北朝鮮でもこのようなスタイルのサービスを提供するようになったということを示している。過去記事で紹介した、「朝鮮芸術映画」の主人公である「靴修理工一家」のような和やかな対応もよいが、これからはこのような対応が求められるのであろう。

Source: KCTV, 2016/06/18
カスタマーセンターは本社内だけではなく、「全国的範囲で」数カ所設置されているようだ。「青い空、情報技術交流所」。「情報技術交流所」では、「販売後、技術サービスを行うだけではなく、人民の要求と意思を総合し、生産に徹底して反映させている」とナレーション。「交流所」で製品を販売しているとは言っていないが、雰囲気からすると販売もしているようだ。

Source: KCTV, 2016/06/18

Source: KCTV, 2016/06/18
リョンアク山登山道にやってきた技術者達は、測定器などを設置し始める。何が始まるのかと思って見ていると、屋外での受信状態のチェックだという。

Source: KCTV, 2016/06/18
スペクトラムアナライザーのような装置で測定している。

Source: KCTV, 2016/06/18
「このような絶壁に囲まれた不利な条件でも、我々の数字式信号変換器を使えば、このような鮮明な画面を見ることができます」と説明する女性「部員」。確かに、デジタル放送ならばゴーストが発生しないので、一定レベル以上の信号強度が確保されれば、「鮮明な画面」にはなる。

Source: KCTV, 2016/06/18
過去記事で見たように、電源ケーブル、アナログ出力、アンテナケーブルが接続されている。「C001」というのが「朝鮮中央TV」であろうか。

Source: KCTV, 2016/06/18
実は、この番組の冒頭で「新兵器」をちらっと見せる。何かなと思って見ていたら、ここで紹介している。ボールペン型のUSBメモリで、「ボールペンとしても利用できるし、スマホ画面のタッチペンとしても使える」と女性「部員」。

Source: KCTV, 2016/06/18
スマホタッチペン

Source: KCTV, 2016/06/18
蓋の部分にUSBメモリが収納されている。

Source: KCTV, 2016/06/18
中国でいくらでも売っていそうな製品だが、ダイソーで300円商品としてぐらいなら販売できそうだ。これに録音・録画機能、さらには殺傷能力があるレーザー照射装置でも組み込めば北朝鮮工作員の標準装備になるどころか、ジェームス・ボンドも欲しがるかもしれない。

Source: KCTV, 2016/06/18
そしてまとめは、「足は自分の地に着け、目は世界を見ろ」であった。「青い空電子製品工場」の社訓のようだ。

Source: KCTV, 2016/06/18
第2部では、プリント基板の回路設計などを20代、30代の若い技術者が「我々の力」でやっており、ベースが自己の技術であるために修理が容易であるだけではなく、ユーザーの要望に応じたアップデートも可能であると説明している。
開発会議を行う若い技術者達

Source: KCTV, 2016/06/18
新型コンピューターであろうか。非一体型のPCの写真も出ている。

Source: KCTV, 2016/06/18
このようなプリント基板も「自分の力」で製造したということなのだろう。プリント基板製造が技術的にどれほど難しいのかは分からないが、中国でコピー製品を大量に製造していることからすれば、プリント基板の製造技術は生産装置と一緒に導入すれば、さほど困難ではないのかも知れない。

Source: KCTV, 2016/06/18
ここでは民生品を紹介しているが、北朝鮮の最新兵器にもこのようなプリント基板が搭載されているのであろう。
本社内のカスタマー・センター。人民からの質問に電話とPCで対応している。規模は小さいが、北朝鮮でもこのようなスタイルのサービスを提供するようになったということを示している。過去記事で紹介した、「朝鮮芸術映画」の主人公である「靴修理工一家」のような和やかな対応もよいが、これからはこのような対応が求められるのであろう。

Source: KCTV, 2016/06/18
カスタマーセンターは本社内だけではなく、「全国的範囲で」数カ所設置されているようだ。「青い空、情報技術交流所」。「情報技術交流所」では、「販売後、技術サービスを行うだけではなく、人民の要求と意思を総合し、生産に徹底して反映させている」とナレーション。「交流所」で製品を販売しているとは言っていないが、雰囲気からすると販売もしているようだ。

Source: KCTV, 2016/06/18

Source: KCTV, 2016/06/18
リョンアク山登山道にやってきた技術者達は、測定器などを設置し始める。何が始まるのかと思って見ていると、屋外での受信状態のチェックだという。

Source: KCTV, 2016/06/18
スペクトラムアナライザーのような装置で測定している。

Source: KCTV, 2016/06/18
「このような絶壁に囲まれた不利な条件でも、我々の数字式信号変換器を使えば、このような鮮明な画面を見ることができます」と説明する女性「部員」。確かに、デジタル放送ならばゴーストが発生しないので、一定レベル以上の信号強度が確保されれば、「鮮明な画面」にはなる。

Source: KCTV, 2016/06/18
過去記事で見たように、電源ケーブル、アナログ出力、アンテナケーブルが接続されている。「C001」というのが「朝鮮中央TV」であろうか。

Source: KCTV, 2016/06/18
実は、この番組の冒頭で「新兵器」をちらっと見せる。何かなと思って見ていたら、ここで紹介している。ボールペン型のUSBメモリで、「ボールペンとしても利用できるし、スマホ画面のタッチペンとしても使える」と女性「部員」。

Source: KCTV, 2016/06/18
スマホタッチペン

Source: KCTV, 2016/06/18
蓋の部分にUSBメモリが収納されている。

Source: KCTV, 2016/06/18
中国でいくらでも売っていそうな製品だが、ダイソーで300円商品としてぐらいなら販売できそうだ。これに録音・録画機能、さらには殺傷能力があるレーザー照射装置でも組み込めば北朝鮮工作員の標準装備になるどころか、ジェームス・ボンドも欲しがるかもしれない。

Source: KCTV, 2016/06/18
そしてまとめは、「足は自分の地に着け、目は世界を見ろ」であった。「青い空電子製品工場」の社訓のようだ。

Source: KCTV, 2016/06/18