「20時報道」:在日朝鮮人青年と女性、「南朝鮮大使館」に「共和国女性誘拐・拉致」を抗議、再びダブルスタンダードの行動 (2016年6月2日 「朝鮮中央TV」)
2にち、「朝鮮中央TV」の「20時報道」で、朝鮮総連系と思われる青年と女性が「南朝鮮大使館」前で抗議文を読み上げ、大使館側に手渡したと伝えた。
12人の「共和国女性」については、不審な点が数多くあり、少なくとも国際機関によるインタビューを許容すれば、彼女たちの本当の気持ちが確認でき、公正性が維持される。それをやっても北朝鮮は「脅迫されていた」云々の非難は続けるであろうが、少なくとも国際社会に対するきちんとした説明にはなる。北朝鮮が拉致被害者の遺骨として送ってきた骨のDNA鑑定についても、日本独自の鑑定ではなく、第三国の専門家(複数)による鑑定をすれば、鑑定結果の信憑性も高まっていたはずである。冷戦時代の国際機関は、それぞれのブロックの利益代表のような色彩があり、あまり信用をおけなかったが、冷戦崩壊後の今、国際機関の中立性は高まっていると思う。まあ、北朝鮮は「米国に操られている」と非難するであろうが。
今回の抗議行動は、本国の要請か指示によるものであろうが、そうでなく自主的に行ったものであるならば、「南朝鮮大使館前」にあつまった若者や女性は、日本人拉致被害者について「本国政府」に同じように抗議したのであろうか。それをしていないのであれば、今回の行動はダブルスタンダードの極みであり、空虚なパフォーマンスと「審判」せざるをえない。
関連部分に日本語字幕を付けてアップロードしておいた。
Source: KCTV, 2016/06/02
12人の「共和国女性」については、不審な点が数多くあり、少なくとも国際機関によるインタビューを許容すれば、彼女たちの本当の気持ちが確認でき、公正性が維持される。それをやっても北朝鮮は「脅迫されていた」云々の非難は続けるであろうが、少なくとも国際社会に対するきちんとした説明にはなる。北朝鮮が拉致被害者の遺骨として送ってきた骨のDNA鑑定についても、日本独自の鑑定ではなく、第三国の専門家(複数)による鑑定をすれば、鑑定結果の信憑性も高まっていたはずである。冷戦時代の国際機関は、それぞれのブロックの利益代表のような色彩があり、あまり信用をおけなかったが、冷戦崩壊後の今、国際機関の中立性は高まっていると思う。まあ、北朝鮮は「米国に操られている」と非難するであろうが。
今回の抗議行動は、本国の要請か指示によるものであろうが、そうでなく自主的に行ったものであるならば、「南朝鮮大使館前」にあつまった若者や女性は、日本人拉致被害者について「本国政府」に同じように抗議したのであろうか。それをしていないのであれば、今回の行動はダブルスタンダードの極みであり、空虚なパフォーマンスと「審判」せざるをえない。
関連部分に日本語字幕を付けてアップロードしておいた。
Source: KCTV, 2016/06/02