日本で「モランボン楽団」DVD(上)(下)絶賛発売中!、<追記>北朝鮮内幕暴露系のDVDで音楽DVDではないかも、<追記2>「モランボン楽団」公演は北朝鮮製DVDと同じ <追記3>字幕間違い(2016年5月30日)
<追記3>
せっかくなので、ビールのつまみに見ていたら、字幕が間違っている。(下)の1曲目。「我が祖国(우리 조국)」と歌っているのに「民主朝鮮」と字幕に。意訳とは言えない。
『空の防盾に我らがならん』と和訳されている曲で、「元帥様を保衛する(원수님을 보위하는)」の部分を「祖国を守る」と誤訳。
私のYouTubeの日本語字幕にも多数のエラーはあるが、こちらは高額で売っている商品。もう少し真面目に作って欲しい。
フォントのサイズが違っていたり、「。」が付いていたり、校正作業をやった形跡がない。
『幸福の明日』と訳された楽曲、「早めよう、素敵な明日(앞당기자 멋진 래일)」を「どんな奇跡 素敵な明日」と誤訳。
『最高司令官の健康を祝願します』と訳された楽曲、曲冒頭で「我々の元帥様、哨所に来られ(우리의 원수님 초소를 찾아)」を「我々の将軍様」と誤訳。これは、北朝鮮なら「教化所」送り級の誤訳。同じ間違いが2カ所。さらに「滅敵(멸적)」を「決戦」と誤訳。これは、意訳と言い逃れができるが、限りなく誤訳。
(下)を見終わった。冒頭で、宮塚所長が「モランボン楽団」の楽曲に批判的なコメントをしているが、それは同所長の見解としてよしとするが、北朝鮮をけなすためにわざわざ間違った訳詞を付けているのでなければ、こんな質の低い「付加価値」に3000円以上支払った私が馬鹿だったといわざるを得ない。
ビールがまずくなったので、焼酎に切り替えて(上)を見始めた。『首領様の思い』と訳された曲中、『その遺産、限りなく貴重だ(그 유산 한없이 소중해)」を「苦労されて残してくれた、その遺産は限りない」と訳出。意訳と言い逃れはできるが、よろしくない。
(上)の方がエラーは少ないが、メドレーの中で「党中央を死守する(당중앙을 사수하리)」を「祖国を守る」と誤訳。
『私は永遠にあなたの息子』と訳された楽曲の中で、「青春のその日を尋ねてくれるな(청춘의 그날을 묻지 말라)」を「青春の年齢を」と誤訳。
背景のスクリーンに出る文字の誤訳。「霊将の(령장의)」を「領長の」と誤訳。北朝鮮の辞書に「領長」などという語彙はないし、韓国の「Naver辞典」にすら出てこない。北朝鮮を少し、否、ほんの少しでも真面目に勉強していれば、こんなエラーはあり得ない。
(下)で誤訳していた『最高司令官の健康を祝願します』を(上)でも誤訳。順からすれば、こちらの誤訳がそのまま(下)にコピペされたのであろう。「モランボン楽団」の楽曲をクソミソに言うのはよいが、最低限、真面目に聞いてから批判すべき。
「領長」のエラーは、最後の曲でも。
公演終了後に青いスクリーンに書かれている文字。実に空虚。批判は自由だが、しかし相手に向き合う真摯な態度は必要。
焼酎もまずい酒になり、(上)についても虚しい3000円超の出費となった。
<追記2>
DVDが届いた。『モランボン楽団(上)』は、下で紹介した北朝鮮が制作・販売しているDVDと同じである。敢えてどちらがどちらとは書かないが、下の写真を参照されたい。画質・音質に関しては、詳細比較(データ分析)はしていないが、恐らく同じ。日本語字幕が付いていることと、DVD冒頭に宮塚研究所長インタビューがあるところが、付加価値といえる。最後で、これまた「功勲国家合唱団」の歌がBGMになっている「朝鮮中央TV」の空軍訓練動画が使われている。私にとっては、ガッカリDVDだったが、YouTubeにアップロードされている「朝鮮中央TV」の動画よりは画質は良いだろうから、もし北朝鮮DVDがなければ良いかもしれない。ただし、ヤフオクで北朝鮮DVDのコピーが格安流通していることも事実である。

『モランボン楽団(下)』についても冒頭に宮塚所長インタビュー(真面目に聞いていないが、多分、(上)と同じ)、最後の部分には、「朝鮮中央TV」より「功勲国家合唱団」の歌をBGMに人民軍陸軍の訓練を使っている。この北朝鮮版DVDは持っていないので、DVDとの比較はできないが、YouTubeにアップロードされている「朝鮮中央TV」で放送した動画と同じ。付加価値は、宮塚所長インタビューと字幕のみ。

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上下で販売中
amazonで早速、注文しておいた。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%B3%E6%A5%BD%E5%9B%A3-%E4%B8%8A-DVD/dp/B01DAFKG96
資本主義恐ろしやというべきか、「元帥様」の資本主義を手玉に取った「5カ年戦略」が恐ろしやと言うべきか。
<追記>
タイトルからして音楽主体のDVDだと思ったが、もう少し調べてみたところ、どうもそうではなさそうだ。
http://www.i-one-net.com/line/documentary/index.html
上記HPからすると、北朝鮮の内幕暴露系の内容ではないかと思われる。使われている画像は、「朝鮮人民軍第1次飛行士大会」を使っているところからして、北朝鮮が過去にDVDとして販売したものと同じ可能性が高い。逆に言えば、この演奏会に外国メディアが撮影チームを派遣したとか、「朝鮮中央TV」が各カメラで撮影した生映像を独自編集してDVDを作ったものならば凄いということになるが、そうでなければガッカリのDVDとなりそうだ。
DVDが届いたら直ぐにレポートを書くが、もし同楽団の演奏を期待しているのであれば、拙ブログのレポートを待ってからにされた方がよいと思う。
北朝鮮が制作・販売しているDVD。「朝鮮人民軍第1回飛行士大会(2014)」(左)、「朝鮮労働党万歳(2013)」(右)。これ以後の公演DVDが発売されている可能性もあるが、未確認。
せっかくなので、ビールのつまみに見ていたら、字幕が間違っている。(下)の1曲目。「我が祖国(우리 조국)」と歌っているのに「民主朝鮮」と字幕に。意訳とは言えない。
『空の防盾に我らがならん』と和訳されている曲で、「元帥様を保衛する(원수님을 보위하는)」の部分を「祖国を守る」と誤訳。
私のYouTubeの日本語字幕にも多数のエラーはあるが、こちらは高額で売っている商品。もう少し真面目に作って欲しい。
フォントのサイズが違っていたり、「。」が付いていたり、校正作業をやった形跡がない。
『幸福の明日』と訳された楽曲、「早めよう、素敵な明日(앞당기자 멋진 래일)」を「どんな奇跡 素敵な明日」と誤訳。
『最高司令官の健康を祝願します』と訳された楽曲、曲冒頭で「我々の元帥様、哨所に来られ(우리의 원수님 초소를 찾아)」を「我々の将軍様」と誤訳。これは、北朝鮮なら「教化所」送り級の誤訳。同じ間違いが2カ所。さらに「滅敵(멸적)」を「決戦」と誤訳。これは、意訳と言い逃れができるが、限りなく誤訳。
(下)を見終わった。冒頭で、宮塚所長が「モランボン楽団」の楽曲に批判的なコメントをしているが、それは同所長の見解としてよしとするが、北朝鮮をけなすためにわざわざ間違った訳詞を付けているのでなければ、こんな質の低い「付加価値」に3000円以上支払った私が馬鹿だったといわざるを得ない。
ビールがまずくなったので、焼酎に切り替えて(上)を見始めた。『首領様の思い』と訳された曲中、『その遺産、限りなく貴重だ(그 유산 한없이 소중해)」を「苦労されて残してくれた、その遺産は限りない」と訳出。意訳と言い逃れはできるが、よろしくない。
(上)の方がエラーは少ないが、メドレーの中で「党中央を死守する(당중앙을 사수하리)」を「祖国を守る」と誤訳。
『私は永遠にあなたの息子』と訳された楽曲の中で、「青春のその日を尋ねてくれるな(청춘의 그날을 묻지 말라)」を「青春の年齢を」と誤訳。
背景のスクリーンに出る文字の誤訳。「霊将の(령장의)」を「領長の」と誤訳。北朝鮮の辞書に「領長」などという語彙はないし、韓国の「Naver辞典」にすら出てこない。北朝鮮を少し、否、ほんの少しでも真面目に勉強していれば、こんなエラーはあり得ない。
(下)で誤訳していた『最高司令官の健康を祝願します』を(上)でも誤訳。順からすれば、こちらの誤訳がそのまま(下)にコピペされたのであろう。「モランボン楽団」の楽曲をクソミソに言うのはよいが、最低限、真面目に聞いてから批判すべき。
「領長」のエラーは、最後の曲でも。
公演終了後に青いスクリーンに書かれている文字。実に空虚。批判は自由だが、しかし相手に向き合う真摯な態度は必要。
焼酎もまずい酒になり、(上)についても虚しい3000円超の出費となった。
<追記2>
DVDが届いた。『モランボン楽団(上)』は、下で紹介した北朝鮮が制作・販売しているDVDと同じである。敢えてどちらがどちらとは書かないが、下の写真を参照されたい。画質・音質に関しては、詳細比較(データ分析)はしていないが、恐らく同じ。日本語字幕が付いていることと、DVD冒頭に宮塚研究所長インタビューがあるところが、付加価値といえる。最後で、これまた「功勲国家合唱団」の歌がBGMになっている「朝鮮中央TV」の空軍訓練動画が使われている。私にとっては、ガッカリDVDだったが、YouTubeにアップロードされている「朝鮮中央TV」の動画よりは画質は良いだろうから、もし北朝鮮DVDがなければ良いかもしれない。ただし、ヤフオクで北朝鮮DVDのコピーが格安流通していることも事実である。

『モランボン楽団(下)』についても冒頭に宮塚所長インタビュー(真面目に聞いていないが、多分、(上)と同じ)、最後の部分には、「朝鮮中央TV」より「功勲国家合唱団」の歌をBGMに人民軍陸軍の訓練を使っている。この北朝鮮版DVDは持っていないので、DVDとの比較はできないが、YouTubeにアップロードされている「朝鮮中央TV」で放送した動画と同じ。付加価値は、宮塚所長インタビューと字幕のみ。

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上下で販売中
amazonで早速、注文しておいた。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%B3%E6%A5%BD%E5%9B%A3-%E4%B8%8A-DVD/dp/B01DAFKG96
資本主義恐ろしやというべきか、「元帥様」の資本主義を手玉に取った「5カ年戦略」が恐ろしやと言うべきか。
<追記>
タイトルからして音楽主体のDVDだと思ったが、もう少し調べてみたところ、どうもそうではなさそうだ。
http://www.i-one-net.com/line/documentary/index.html
上記HPからすると、北朝鮮の内幕暴露系の内容ではないかと思われる。使われている画像は、「朝鮮人民軍第1次飛行士大会」を使っているところからして、北朝鮮が過去にDVDとして販売したものと同じ可能性が高い。逆に言えば、この演奏会に外国メディアが撮影チームを派遣したとか、「朝鮮中央TV」が各カメラで撮影した生映像を独自編集してDVDを作ったものならば凄いということになるが、そうでなければガッカリのDVDとなりそうだ。
DVDが届いたら直ぐにレポートを書くが、もし同楽団の演奏を期待しているのであれば、拙ブログのレポートを待ってからにされた方がよいと思う。
北朝鮮が制作・販売しているDVD。「朝鮮人民軍第1回飛行士大会(2014)」(左)、「朝鮮労働党万歳(2013)」(右)。これ以後の公演DVDが発売されている可能性もあるが、未確認。
