「金永南委員長マラボ到着」:赤道ギニア共和国大統領就任式に参席 (2016年5月20日 「朝鮮中央TV」)
20日、「朝鮮中央TV」が金永南が赤道ギニア共和国首都マラボに到着した様子を紹介した。今回の訪問は、ンバゾゴ大統領の就任式に参席するため。2015年6月には、李洙墉外相も同国を訪問している。
空港に到着し、赤道ギニア共和国の首相などに出迎えられた金永南

Source: KCTV, 2016/05/20
88歳という高齢にもかかわらず、演説も外遊もこなす金永南は、本当に健康な人だと思う。また、実質的な権力からある程度の距離を置いているからだと思うが、ナンバー2の地位も不動であろう。弟の金己男(政治局委員、序列6位)も年齢や雰囲気からは、儀典係の様相が強いので、2人とも本当に健康上の理由で任に堪えられなくなるまで、奉職するのであろう。
赤道ギニアという国に対しては、これまでほとんど関心を払ってこなかった。日本の外務省HPで調べてみると、主要産業は鉱業(石油、液化天然ガス)、1人当たりGNIが14320米ドル、日本は主要輸出国4位(天然ガス・石油)などと書かれており、日本とも関係が深いアフリカの1国であることが分かった。
日本国外務省HP、「赤道ギニア共和国基礎データ」、http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eq_guinea/data.html
注意すべき点は、多くの資源輸出国に共通するように、1人当たりGNIが計算上は高く出ているものの、分配の問題があり、実質的平均GNIは、この数値より相当低いはずだということである(同国の経済データに関するきちんとした調査は行っていないが)。
就任演説をするンバゾゴ大統領。この記事の中では、金永南の名前は出てこないが北朝鮮の「大統領代理が出席した」と中国などと並んで紹介されている。

Source: Equatorial Guinea's Press and Information Office, http://www.guineaecuatorialpress.com/noticia.php?id=7831#
上記、外務省HPによると、「2011年11月、大統領の3選禁止、副大統領職の設置、上院の設置等を定める改正憲法案が国民投票で可決され、同改正憲法は翌年2月に公布された。同年5月、改正憲法に則り内閣改造が実施された。」と書かれており、詳細は未確認ながらも、民主化が進行中のような雰囲気がある。
北朝鮮は、労働力輸出と資源確保を目的に同国と接触しているものと思われる。
空港に到着し、赤道ギニア共和国の首相などに出迎えられた金永南

Source: KCTV, 2016/05/20
88歳という高齢にもかかわらず、演説も外遊もこなす金永南は、本当に健康な人だと思う。また、実質的な権力からある程度の距離を置いているからだと思うが、ナンバー2の地位も不動であろう。弟の金己男(政治局委員、序列6位)も年齢や雰囲気からは、儀典係の様相が強いので、2人とも本当に健康上の理由で任に堪えられなくなるまで、奉職するのであろう。
赤道ギニアという国に対しては、これまでほとんど関心を払ってこなかった。日本の外務省HPで調べてみると、主要産業は鉱業(石油、液化天然ガス)、1人当たりGNIが14320米ドル、日本は主要輸出国4位(天然ガス・石油)などと書かれており、日本とも関係が深いアフリカの1国であることが分かった。
日本国外務省HP、「赤道ギニア共和国基礎データ」、http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/eq_guinea/data.html
注意すべき点は、多くの資源輸出国に共通するように、1人当たりGNIが計算上は高く出ているものの、分配の問題があり、実質的平均GNIは、この数値より相当低いはずだということである(同国の経済データに関するきちんとした調査は行っていないが)。
就任演説をするンバゾゴ大統領。この記事の中では、金永南の名前は出てこないが北朝鮮の「大統領代理が出席した」と中国などと並んで紹介されている。

Source: Equatorial Guinea's Press and Information Office, http://www.guineaecuatorialpress.com/noticia.php?id=7831#
上記、外務省HPによると、「2011年11月、大統領の3選禁止、副大統領職の設置、上院の設置等を定める改正憲法案が国民投票で可決され、同改正憲法は翌年2月に公布された。同年5月、改正憲法に則り内閣改造が実施された。」と書かれており、詳細は未確認ながらも、民主化が進行中のような雰囲気がある。
北朝鮮は、労働力輸出と資源確保を目的に同国と接触しているものと思われる。