北朝鮮のトップ28:『労働新聞』の写真で整理 (2016年5月10日 「労働新聞」)
10日の『労働新聞』に掲載された労働党中央委員会委員トップ28の写真と肩書きを整理しておく。
<追記:2016年5月22日>
本リストにある「党中央委員会政務局副委員長」は、北朝鮮報道では「党中央委員会副委員長」としている。
***********
朝鮮労働党中央委員会第7期第1回全員会議が5月9日、平壌で開催された。
조선로동당 중앙위원회 제7기 제1차전원회의가 5월 9일 평양에서 진행되였다.
朝鮮労働党委員長であられる、敬愛する金正恩同志が会議を指導された。
조선로동당 위원장이신 경애하는 김정은동지께서 회의를 지도하시였다.
全員会議には、党中央委員会委員、候補委員と党中央検査委員会委員が参加した。
전원회의에는 당중앙위원회 위원,후보위원들과 당중앙검사위원회 위원들이 참가하였다.
『労働新聞』(電子版)、「조선로동당 중앙위원회 제7기 제1차전원회의에 관한 공보」(朝鮮労働党中央委員会第7期第1回全員会議に関する公報)
**************
上記の『労働新聞』に出ている以外の肩書き等に関しては、韓国・統一部『北韓主要人士 人物情報 2014』を参照している。
ボールドにしてあるのは、統一部資料に出てないか、変更(昇格)があった部分である。
序列は、上の『労働新聞』記事に写真付きで紹介された順としてある。党中央委員会委員の後の括弧内の数字は、党中央委員会名簿場上での序列である。
新たに創設されたと思われる「政務委員会」は赤字にしておいた。この委員会のメンバーが、中核となっていくのではないかと思われる。
1.金正恩(김정은、キムジョンウン)
1982、1983、1984年諸説、1月8日 平壌生まれ
朝鮮労働党委員長(ただし、2016年5月10日『労働新聞』では、労働党中央委員会政務局の枠に入れてある)、朝鮮労働党第1書記(5月13日、この肩書きが削除されたことを確認)、国防委員会第1委員長、党中央委員会政治局常務委員、党中央委員会政治局委員、党中央委員会委員(1)、党中央軍事委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官、朝鮮民主主義人民共和国元帥、最高人民会議第13期代議員
<追記2>
5月13日、「朝鮮中央通信」等の「革命活動」報道で、「朝鮮労働党委員長」と紹介し、「第1秘書」が消えているので、「第1秘書」と「委員長」を併用するのではなく、「委員長」に変更されたことが確認された。

●政治局常務委員会員
2.金永南(김영남、キムヨンナム)
1928.2.4 平壌生まれ
最高人民会議常任委員長、党政治局常務委員、党政治局委員、党中央委員会委員(2)、最高人民会議第13期代議員

3.黄炳瑞(황병서、ファンビョンソ)
1949年生まれ
党中央委員会第1副部長、党政治局常務委員会委員、党中央委員会政治局委員、党中央軍事委員会委員、党中央委員会委員(3)、人民軍総政治局長、人民軍次帥、最高人民会議第13期代議員

4.朴奉珠(박봉주、パクポンジュ)
1939年4月10日、咸鏡北道金策市生まれ
党政治局委員、党軍事委員会委員、党中央委員会委員(5)、内閣総理、最高人員会議第13期代議員

5.崔龍海(최룡해、チェリョンヘ)
1950年1月15日、咸鏡南道シンチョン郡 生まれ
党政治局常務委員、党中央委員会政治局委員、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(4)、党中央軍事委員会委員、国防委員会副委員長、人民軍次帥、最高人民会議第13期代議員

●政治局委員
6.金己男(김기남、キムギナム)
1929年8月28日、咸鏡南道クムヤ郡 生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(6)、党中央委員会政務局副委員長、当宣伝扇動部長、最高人民会議第13期代議員、祖国平和統一委員会副委員長、6.15共同宣言実現北側委員会名誉委員長、朝鮮社会科学者協会委員長

7.崔泰福(최태복、チェテボク)
1930年12月1日 南浦生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(7)、党中央委員会政務局副委員長、最高人民会議議長、最高人民会議第13期代議員

8.李洙墉(리수용、リスヨン)
1940年 咸鏡南道 生まれ
党中央委員会副委員長、党中央委員会委員(84)、党政治局委員、党中央委員会政務局副委員長、外務相(2016.5.31 外務相ではないことを確認)、最高人民会議代議員

9.金平海(김평해、キムピョンヘ)
1941年10月8日 慈江道チョンチョン郡 生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(17)、党幹部部長、最高人民会議第13期代議員

10.呉秀容(오수용、オスヨン)
1947年生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(13)、最高人民会議予算委員会委員長、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

11. 郭範基(곽범기、クアックボンギ)
1939年 咸鏡南道生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(12)、党計画財政部長、最高人民会議第13期代議員

12.金英哲(김영철、キムヨンチョル)
1946年 両岸道 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(14)、党中央委員会政務局副委員長、党中央軍事委員会委員、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

13.李万建(리만건、リマンゴン)
1945年 平安南道 生まれ
党政治局局員、党中央委員会委員(28)、党中央委員会政務局副委員長、平安南道党委員会責任秘書(既に退任の可能性あり)、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

14.楊亨燮(양형섭、ヤンヒョンソプ)
1925年10月1日 咸鏡南道 ハムン市 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(15)、最高人民会議常任委員会副委員長、最高人民会議第13期代議員、「祖国戦線」共同議長、「祖国平和統一委員会」副委員長、金日成放送大学学長、6.15共同宣言実践北側委員会名誉共同委員長

15.盧斗哲(로두철、ロドゥチョル)
1950年 咸鏡南道 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(19)、内閣副総理兼国家計画委員長、最高人民会議第13期代議員、朝鮮国際合営総会社理事長、6.15共同宣言実践北側委員会名誉共同委員長

16.朴永植(박영식、パクヨンシク)
党政治局委員、党中央委員会委員(18)、党中央軍事委員会委員、(2014年の人物データがない)

17.李明洙(리명수、リミョンス)
1934年2月20日 咸鏡北道ミョンチョン 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(10)、軍党中央軍事委員会委員、人民軍元帥

18.金元弘(김원홍、キムウォンホン)
国家安全保衛部長、党政治局委員、党中央軍事委員会委員、国防委員会委員、人民軍大将、党中央委員会委員(16)、最高人民会議第13期代議員

19.崔富一(최부일、チェブイル)
1944年3月6日 咸鏡北道フェリョン市 生まれ
党政治局委員、党中央軍事委員会委員、党中央委員会委員(20)、国防委員会委員、人民保安部長、人民軍大将、最高人民会議第13期代議員兼法制委員長

●政治局候補委員
20.金スギル(김수길、キムスギル)
1939年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(104)、平壌市党委員会責任秘書(退任の可能性あり)、最高人民会議第13期代議員

21.金ヌンオ(김능오、キムヌンオ)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(107)、(2014年の人物データがない)

22.朴テソン(박태성、パクテソン)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(105)、党中央委員会副部長、平安南道党委員会責任秘書、最高人民会議第13期代議員

23.李ヨンホ(리용호、リヨンホ)
1956年 平壌 誕生
党政治局委員候補、党中央委員会委員(98)、外務相副相(2016.5.31 外務相昇格を確認)

24.任チョルウン(임철웅、イムチョルヨン)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(23)、内閣副総理

25.趙延俊(조연준、チョヨンジュン)
1937年9月28日 咸鏡南道コウォン郡 生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(21)、党組織指導部第1副部長、最高人民会議第13期代議員

26.李炳哲(리병철、リビョンチョル)
1948年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(39)、最高人民会議第13期代議員、(党中央軍事委員会からは名前がなくなる)

27.努光鉄(노광철、ノグァンチョル)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(51) (名字がノとなっているが、ソウルの漢字発音か、そうでなければ非常に変わった名字なのかもしれない。統一部の人物リストには「ノ」という名字の人は1人も掲載されていない)
<追記>コメントでご指摘を受け、調べたところ、自分の過去記事に漢字が出ていた。

28.李永吉(리영길、リヨンギル)
1955年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(48)、党中央軍事委員会委員、最高人民会議第13期代議員

<追記:2016年5月22日>
本リストにある「党中央委員会政務局副委員長」は、北朝鮮報道では「党中央委員会副委員長」としている。
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朝鮮労働党中央委員会第7期第1回全員会議が5月9日、平壌で開催された。
조선로동당 중앙위원회 제7기 제1차전원회의가 5월 9일 평양에서 진행되였다.
朝鮮労働党委員長であられる、敬愛する金正恩同志が会議を指導された。
조선로동당 위원장이신 경애하는 김정은동지께서 회의를 지도하시였다.
全員会議には、党中央委員会委員、候補委員と党中央検査委員会委員が参加した。
전원회의에는 당중앙위원회 위원,후보위원들과 당중앙검사위원회 위원들이 참가하였다.
『労働新聞』(電子版)、「조선로동당 중앙위원회 제7기 제1차전원회의에 관한 공보」(朝鮮労働党中央委員会第7期第1回全員会議に関する公報)
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上記の『労働新聞』に出ている以外の肩書き等に関しては、韓国・統一部『北韓主要人士 人物情報 2014』を参照している。
ボールドにしてあるのは、統一部資料に出てないか、変更(昇格)があった部分である。
序列は、上の『労働新聞』記事に写真付きで紹介された順としてある。党中央委員会委員の後の括弧内の数字は、党中央委員会名簿場上での序列である。
新たに創設されたと思われる「政務委員会」は赤字にしておいた。この委員会のメンバーが、中核となっていくのではないかと思われる。
1.金正恩(김정은、キムジョンウン)
1982、1983、1984年諸説、1月8日 平壌生まれ
朝鮮労働党委員長(ただし、2016年5月10日『労働新聞』では、労働党中央委員会政務局の枠に入れてある)、朝鮮労働党第1書記(5月13日、この肩書きが削除されたことを確認)、国防委員会第1委員長、党中央委員会政治局常務委員、党中央委員会政治局委員、党中央委員会委員(1)、党中央軍事委員会委員長、朝鮮人民軍最高司令官、朝鮮民主主義人民共和国元帥、最高人民会議第13期代議員
<追記2>
5月13日、「朝鮮中央通信」等の「革命活動」報道で、「朝鮮労働党委員長」と紹介し、「第1秘書」が消えているので、「第1秘書」と「委員長」を併用するのではなく、「委員長」に変更されたことが確認された。

●政治局常務委員会員
2.金永南(김영남、キムヨンナム)
1928.2.4 平壌生まれ
最高人民会議常任委員長、党政治局常務委員、党政治局委員、党中央委員会委員(2)、最高人民会議第13期代議員

3.黄炳瑞(황병서、ファンビョンソ)
1949年生まれ
党中央委員会第1副部長、党政治局常務委員会委員、党中央委員会政治局委員、党中央軍事委員会委員、党中央委員会委員(3)、人民軍総政治局長、人民軍次帥、最高人民会議第13期代議員

4.朴奉珠(박봉주、パクポンジュ)
1939年4月10日、咸鏡北道金策市生まれ
党政治局委員、党軍事委員会委員、党中央委員会委員(5)、内閣総理、最高人員会議第13期代議員

5.崔龍海(최룡해、チェリョンヘ)
1950年1月15日、咸鏡南道シンチョン郡 生まれ
党政治局常務委員、党中央委員会政治局委員、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(4)、党中央軍事委員会委員、国防委員会副委員長、人民軍次帥、最高人民会議第13期代議員

●政治局委員
6.金己男(김기남、キムギナム)
1929年8月28日、咸鏡南道クムヤ郡 生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(6)、党中央委員会政務局副委員長、当宣伝扇動部長、最高人民会議第13期代議員、祖国平和統一委員会副委員長、6.15共同宣言実現北側委員会名誉委員長、朝鮮社会科学者協会委員長

7.崔泰福(최태복、チェテボク)
1930年12月1日 南浦生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会委員(7)、党中央委員会政務局副委員長、最高人民会議議長、最高人民会議第13期代議員

8.李洙墉(리수용、リスヨン)
1940年 咸鏡南道 生まれ
党中央委員会副委員長、党中央委員会委員(84)、党政治局委員、党中央委員会政務局副委員長、外務相(2016.5.31 外務相ではないことを確認)、最高人民会議代議員

9.金平海(김평해、キムピョンヘ)
1941年10月8日 慈江道チョンチョン郡 生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(17)、党幹部部長、最高人民会議第13期代議員

10.呉秀容(오수용、オスヨン)
1947年生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(13)、最高人民会議予算委員会委員長、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

11. 郭範基(곽범기、クアックボンギ)
1939年 咸鏡南道生まれ
党政治局委員、党中央委員会秘書、党中央委員会政務局副委員長、党中央委員会委員(12)、党計画財政部長、最高人民会議第13期代議員

12.金英哲(김영철、キムヨンチョル)
1946年 両岸道 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(14)、党中央委員会政務局副委員長、党中央軍事委員会委員、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

13.李万建(리만건、リマンゴン)
1945年 平安南道 生まれ
党政治局局員、党中央委員会委員(28)、党中央委員会政務局副委員長、平安南道党委員会責任秘書(既に退任の可能性あり)、最高人民会議第13期代議員、党中央委員会部長

14.楊亨燮(양형섭、ヤンヒョンソプ)
1925年10月1日 咸鏡南道 ハムン市 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(15)、最高人民会議常任委員会副委員長、最高人民会議第13期代議員、「祖国戦線」共同議長、「祖国平和統一委員会」副委員長、金日成放送大学学長、6.15共同宣言実践北側委員会名誉共同委員長

15.盧斗哲(로두철、ロドゥチョル)
1950年 咸鏡南道 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(19)、内閣副総理兼国家計画委員長、最高人民会議第13期代議員、朝鮮国際合営総会社理事長、6.15共同宣言実践北側委員会名誉共同委員長

16.朴永植(박영식、パクヨンシク)
党政治局委員、党中央委員会委員(18)、党中央軍事委員会委員、(2014年の人物データがない)

17.李明洙(리명수、リミョンス)
1934年2月20日 咸鏡北道ミョンチョン 生まれ
党政治局委員、党中央委員会委員(10)、軍党中央軍事委員会委員、人民軍元帥

18.金元弘(김원홍、キムウォンホン)
国家安全保衛部長、党政治局委員、党中央軍事委員会委員、国防委員会委員、人民軍大将、党中央委員会委員(16)、最高人民会議第13期代議員

19.崔富一(최부일、チェブイル)
1944年3月6日 咸鏡北道フェリョン市 生まれ
党政治局委員、党中央軍事委員会委員、党中央委員会委員(20)、国防委員会委員、人民保安部長、人民軍大将、最高人民会議第13期代議員兼法制委員長

●政治局候補委員
20.金スギル(김수길、キムスギル)
1939年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(104)、平壌市党委員会責任秘書(退任の可能性あり)、最高人民会議第13期代議員

21.金ヌンオ(김능오、キムヌンオ)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(107)、(2014年の人物データがない)

22.朴テソン(박태성、パクテソン)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(105)、党中央委員会副部長、平安南道党委員会責任秘書、最高人民会議第13期代議員

23.李ヨンホ(리용호、リヨンホ)
1956年 平壌 誕生
党政治局委員候補、党中央委員会委員(98)、外務相副相(2016.5.31 外務相昇格を確認)

24.任チョルウン(임철웅、イムチョルヨン)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(23)、内閣副総理

25.趙延俊(조연준、チョヨンジュン)
1937年9月28日 咸鏡南道コウォン郡 生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(21)、党組織指導部第1副部長、最高人民会議第13期代議員

26.李炳哲(리병철、リビョンチョル)
1948年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(39)、最高人民会議第13期代議員、(党中央軍事委員会からは名前がなくなる)

27.努光鉄(노광철、ノグァンチョル)
党政治局委員候補、党中央委員会委員(51) (名字がノとなっているが、ソウルの漢字発音か、そうでなければ非常に変わった名字なのかもしれない。統一部の人物リストには「ノ」という名字の人は1人も掲載されていない)
<追記>コメントでご指摘を受け、調べたところ、自分の過去記事に漢字が出ていた。

28.李永吉(리영길、リヨンギル)
1955年生まれ
党政治局委員候補、党中央委員会委員(48)、党中央軍事委員会委員、最高人民会議第13期代議員
