「『金正日の妹』金敬姫氏、北メディアで露出増」:久しぶりと思ったが、「原子弾」より強力な女性、金ヨジョンと出し方が類似、別の金ギョンヒ (2016年4月19日 「朝鮮日報ON LINE」)
19日、『朝鮮日報ON LINE』に金ギョンヒの「メディア露出」が増えたとする記事が掲載された。実は、何となく「朝鮮中央TV」を横目で見ながら、銅像の除幕式か何かで彼女が「元帥様」らと立っている姿を見た。その姿を見たときは、「お、久しぶり」と思い、一瞬記事にしようと思ったが、古い記録映画だし、繰り返し放送されているものだったので取り上げることはしなかった。
『朝鮮日報ON LINE』、「『金正日の妹』金敬姫氏、北メディアで露出増」、http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/19/2016041901107.html
『朝鮮日報』の記事では、この「記録映画」には触れられていない。実は、軍服で立っている彼女の姿はくっきりと頭に残っているのだが、どの記録映画だったのか忘れてしまい、見つけることができない。しかし、おもしろいのは、金ギョンヒが「1967年5月に金日成大学在学中だった金敬姫氏が労農赤衛隊の軍服を着用し、閲兵式で行進しながら敬礼する様子」が1月14日に放送された「一生涯、人民の中で 6」という「首領様」を扱う朝鮮記録映画の中に登場するという点である。
さっそく、過去の映像を掘り返してみたら、出てきた。

Source: KCTV, 2016/01/14
1967年5月1日、平壌で「首領様」の前を行進する「労農赤衛軍」。

Source: KCTV, 2016/01/14
『朝鮮日報』が金ギョンヒとする女性。記事にあるように、確かに大写しで5秒近く顔を見せている。ナレーションで「人民軍隊を柱に、全人民的、全国家的防衛体系が樹立したのは、原子弾よりも威力がある」と入ったところで、この女性を大きく見せているので、普通の人ではないのだろう。もちろん、ナレーションでは金ギョンヒという名前は出していない。婆さんになった金ギョンヒの顔しか知らないので、この人が彼女だと言われてもにわかには信じられない。

Source: KCTV, 2016/01/14
行進する「労農赤衛軍」に手を振る「首領様」。

Source: KCTV, 2016/01/14
4月4日に放送された「人民のための領導の日々に 1」の中に登場する金ギョンヒ(右端)。「将軍様」の食品工場視察に同行している。この記録映画もしばしば放送されている。

Source: KCTV, 2016/04/04
4月9日に放送された「絶世の愛国者 2」の中に登場する金ギョンヒ(中央のエアコン横)。「将軍様」、「元帥様」の軍事訓練「指導」に同行している。

Source: KCTV, 2016/04/09
記事を書くために上の2枚の写真をキャプチャーしながら気付いたのは、金ギョンヒの出し方が金ヨジョンの出し方と雰囲気的に似ているということである。時として中心ながらも、端っこ、しかも後方にチョコンと出し、他の同行者が緊張している中、一人だけリラックスしている。記事を投稿した後にもう一度探してみるが、「元帥様」らと一緒に立ち並び、記念写真風に写った姿も、どこかで金ヨジョンがやっている(これは、記事の中の写真にあったはず)。このようなことからすると、「元帥様」のみならず、金ヨジョンもオバサンの真似をしているのかもしれない。もちろん、配偶者だけは真似してはならないのだが、噂どおり、崔龍海の息子だとすると、むしろ配偶者が義理の父親を救っているということになる。
96年、「将軍様」と記念写真を撮った「当時、社会安全部で勤務しており、ヒャンサン郡テピョン協同農場に進出した、ヒャンサン郡協同農場委員長、最高人民会議代議員である金ギョンヒさんです」と紹介される女性。過去記事で、最高人民会議「当選者」の中に金ギョンヒという名前があり、どの金ギョンヒかと話題にしたが、この人だったのかもしれない。金ギョンヒなどありふれた名前なので、単なる偶然の一致かもしれないが、『朝鮮日報』は、あの金ギョンヒとは別人であることを示すためにこの女性を紹介したかのように報じている。

Source: KCTV, 2016/01/20 (1月17日に放送された同番組の再放送)
『朝鮮日報ON LINE』、「『金正日の妹』金敬姫氏、北メディアで露出増」、http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/19/2016041901107.html
『朝鮮日報』の記事では、この「記録映画」には触れられていない。実は、軍服で立っている彼女の姿はくっきりと頭に残っているのだが、どの記録映画だったのか忘れてしまい、見つけることができない。しかし、おもしろいのは、金ギョンヒが「1967年5月に金日成大学在学中だった金敬姫氏が労農赤衛隊の軍服を着用し、閲兵式で行進しながら敬礼する様子」が1月14日に放送された「一生涯、人民の中で 6」という「首領様」を扱う朝鮮記録映画の中に登場するという点である。
さっそく、過去の映像を掘り返してみたら、出てきた。

Source: KCTV, 2016/01/14
1967年5月1日、平壌で「首領様」の前を行進する「労農赤衛軍」。

Source: KCTV, 2016/01/14
『朝鮮日報』が金ギョンヒとする女性。記事にあるように、確かに大写しで5秒近く顔を見せている。ナレーションで「人民軍隊を柱に、全人民的、全国家的防衛体系が樹立したのは、原子弾よりも威力がある」と入ったところで、この女性を大きく見せているので、普通の人ではないのだろう。もちろん、ナレーションでは金ギョンヒという名前は出していない。婆さんになった金ギョンヒの顔しか知らないので、この人が彼女だと言われてもにわかには信じられない。

Source: KCTV, 2016/01/14
行進する「労農赤衛軍」に手を振る「首領様」。

Source: KCTV, 2016/01/14
4月4日に放送された「人民のための領導の日々に 1」の中に登場する金ギョンヒ(右端)。「将軍様」の食品工場視察に同行している。この記録映画もしばしば放送されている。

Source: KCTV, 2016/04/04
4月9日に放送された「絶世の愛国者 2」の中に登場する金ギョンヒ(中央のエアコン横)。「将軍様」、「元帥様」の軍事訓練「指導」に同行している。

Source: KCTV, 2016/04/09
記事を書くために上の2枚の写真をキャプチャーしながら気付いたのは、金ギョンヒの出し方が金ヨジョンの出し方と雰囲気的に似ているということである。時として中心ながらも、端っこ、しかも後方にチョコンと出し、他の同行者が緊張している中、一人だけリラックスしている。記事を投稿した後にもう一度探してみるが、「元帥様」らと一緒に立ち並び、記念写真風に写った姿も、どこかで金ヨジョンがやっている(これは、記事の中の写真にあったはず)。このようなことからすると、「元帥様」のみならず、金ヨジョンもオバサンの真似をしているのかもしれない。もちろん、配偶者だけは真似してはならないのだが、噂どおり、崔龍海の息子だとすると、むしろ配偶者が義理の父親を救っているということになる。
96年、「将軍様」と記念写真を撮った「当時、社会安全部で勤務しており、ヒャンサン郡テピョン協同農場に進出した、ヒャンサン郡協同農場委員長、最高人民会議代議員である金ギョンヒさんです」と紹介される女性。過去記事で、最高人民会議「当選者」の中に金ギョンヒという名前があり、どの金ギョンヒかと話題にしたが、この人だったのかもしれない。金ギョンヒなどありふれた名前なので、単なる偶然の一致かもしれないが、『朝鮮日報』は、あの金ギョンヒとは別人であることを示すためにこの女性を紹介したかのように報じている。

Source: KCTV, 2016/01/20 (1月17日に放送された同番組の再放送)