「主体的国防科学技術の新たな尖端性と弾道ロケット大気圏再突入環境模擬実験で成功-敬愛する金正恩同志が弾道ロケット大気圏再突入環境模擬実験を指導された」:ミサイル弾頭部分の耐熱性等を実験で確認、「太陽節」に向けて忠誠ムード盛り上げか (2016年3月15日 「朝鮮中央通信」)
15日、「朝鮮中央通信」が「元帥様」がミサイル弾頭部分の耐熱性などを確認する実験を「指導」したと伝えた。
記事によると、「今回の弾道ロケット弾頭部分の大気圏再突入環境模擬実験は、弾道ロケットの大気圏再突入時、空気力学的加熱で生じる高い圧力と熱流環境の中で弾頭の浸食の深さと内面温度を測定し、開発された熱保護材料(複数)の熱力学的構造安全性を確証する方法で行われ、実験結果は、全て技術的指標を満足させた」としてしている。
이번 탄도로케트 전투부첨두의 대기권재돌입환경모의시험은 탄도로케트의 대기권재돌입시 공기력학적가열로 생기는 높은 압력과 열흐름환경속에서 첨두의 침식깊이와 내면온도를 측정하여 개발된 열보호재료들의 열력학적구조안전성을 확증하는 방법으로 진행하였으며 시험결과는 모든 기술적지표들을 만족시켰다.
そして、「今回の実験を通して、弾道ロケットの大気圏再突入時、発生する実際の環境と類似した圧力条件と5倍近くにもなる熱流の中でも弾頭の熱力学的構造安全性が確証されたことで、大陸間弾道ロケット弾頭の再突入信頼性を確固としたものにすることができた」とし、
이번 시험을 통하여 탄도로케트의 대기권재돌입시 조성되는 실지환경과 류사한 압력조건과 근 5배나 되는 열흐름속에서도 첨두의 열력학적구조안전성이 확증됨으로써 대륙간탄도로케트 전투부의 재돌입믿음성을 확고히 담보할수 있게 되였다.
「元帥様」は、「核攻撃能力の信頼性をより高めるために、早い時期に核弾頭爆発実験と核弾頭装着が可能な様々な種類の弾道ロケット実験発射を断行すると仰り、当該部門ではそのための事前準備を完璧にするよう指示された」としている。
경애하는 김정은동지께서는 핵공격능력의 믿음성을 보다 높이기 위하여 빠른 시일안에 핵탄두폭발시험과 핵탄두장착이 가능한 여러 종류의 탄도로케트시험발사를 단행할것이라고 하시면서 해당 부문에서는 이를 위한 사전준비를 빈틈없이 할데 대하여 지시하시였다.
数日前、短距離ミサイル発射実験に立ち合った際の予告の一部を実施した形であるが、逆に言うと、これまでの北朝鮮のミサイルの弾頭部分の耐熱構造の実用性が実証されていなかったということになる。今回の実験で、それが「信頼性が確固」たるものになったとすれば、それは北朝鮮のミサイル開発の前進ということになるのだが、だとすると、これまで発射ししていたのは、攻撃能力のない単なるロケットということになってしまう。
それを示すかのように、「元帥様」の「直接的な指導を受けながら、過去数年間、苦労しながら行ってきた我々の国防科学者、技術者達は、自体の力と技術でロケット製作に使われる熱保護材料を研究開発し、国産化することに成功した」と書かれている。ただし、「国産化」としているで、輸入した材料を使用していた可能性はある。
경애하는 김정은동지의 직접적인 지도를 받으며 지난 수년간 고심어린 연구사업을 해온 우리의 국방과학자,기술자들은 자체의 힘과 기술로 로케트제작에 쓰이는 열보호재료들을 연구개발하고 국산화하는데 성공하였다.
今回の実験報道は、安保理制裁決議2270と米韓合同軍事演習に対抗するという挑発的な意味合いと、「太陽節」のちょうど1ヶ月前に出されているという点からは、「首領様」への忠誠心を表明する象徴的な実験「成功」ということにもなる。
「核弾頭爆発実験」なるものが核実験なのかどうか、また「弾道ロケット発射実験」なるものが「光明星-4号」のような長距離ロケットの発射を意味しているのかは現時点では不明であるが、推測では、短距離ミサイルに核弾頭の起爆装置まで装着して「再突入と起爆に成功」という実験を「太陽節」の盛り上げのために実施するのではないかと思う。
<追記>
『労働新聞』で写真が公開された。
テーブルの上には、実験後の弾頭が置かれている。弾頭上部には、木型が置かれているが、これは、熱により弾頭の形状が変わらなかったことを証明するために使われたと思われる。背景に置かれたテレビには、弾頭部分の構造図が写っている。また、赤いスローガンボードには、「敬愛する最高司令官同志の主体104(2015)12月26日のお言葉を無条件、徹底して貫徹しよう」と書かれている。『労働新聞』の過去記事から「12月26日のお言葉」を探してみたが、見つけることができなかった。もしかすると、この実験施設を非公開で「現地指導」した「元帥様」が弾頭の耐熱化に関する「お言葉」を発したのかもしれない。そうなると、弾頭部分を準備した上で水素弾の実験を行い、ロケットも発射したというフルセットの核ミサイル計画推進という構図になる。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
耐熱試験の様子。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
火炎放射後の弾頭部分。ペイントは燃え尽きているが、変形していない。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
変形を確認するために木型を当てている。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
記事によると、「今回の弾道ロケット弾頭部分の大気圏再突入環境模擬実験は、弾道ロケットの大気圏再突入時、空気力学的加熱で生じる高い圧力と熱流環境の中で弾頭の浸食の深さと内面温度を測定し、開発された熱保護材料(複数)の熱力学的構造安全性を確証する方法で行われ、実験結果は、全て技術的指標を満足させた」としてしている。
이번 탄도로케트 전투부첨두의 대기권재돌입환경모의시험은 탄도로케트의 대기권재돌입시 공기력학적가열로 생기는 높은 압력과 열흐름환경속에서 첨두의 침식깊이와 내면온도를 측정하여 개발된 열보호재료들의 열력학적구조안전성을 확증하는 방법으로 진행하였으며 시험결과는 모든 기술적지표들을 만족시켰다.
そして、「今回の実験を通して、弾道ロケットの大気圏再突入時、発生する実際の環境と類似した圧力条件と5倍近くにもなる熱流の中でも弾頭の熱力学的構造安全性が確証されたことで、大陸間弾道ロケット弾頭の再突入信頼性を確固としたものにすることができた」とし、
이번 시험을 통하여 탄도로케트의 대기권재돌입시 조성되는 실지환경과 류사한 압력조건과 근 5배나 되는 열흐름속에서도 첨두의 열력학적구조안전성이 확증됨으로써 대륙간탄도로케트 전투부의 재돌입믿음성을 확고히 담보할수 있게 되였다.
「元帥様」は、「核攻撃能力の信頼性をより高めるために、早い時期に核弾頭爆発実験と核弾頭装着が可能な様々な種類の弾道ロケット実験発射を断行すると仰り、当該部門ではそのための事前準備を完璧にするよう指示された」としている。
경애하는 김정은동지께서는 핵공격능력의 믿음성을 보다 높이기 위하여 빠른 시일안에 핵탄두폭발시험과 핵탄두장착이 가능한 여러 종류의 탄도로케트시험발사를 단행할것이라고 하시면서 해당 부문에서는 이를 위한 사전준비를 빈틈없이 할데 대하여 지시하시였다.
数日前、短距離ミサイル発射実験に立ち合った際の予告の一部を実施した形であるが、逆に言うと、これまでの北朝鮮のミサイルの弾頭部分の耐熱構造の実用性が実証されていなかったということになる。今回の実験で、それが「信頼性が確固」たるものになったとすれば、それは北朝鮮のミサイル開発の前進ということになるのだが、だとすると、これまで発射ししていたのは、攻撃能力のない単なるロケットということになってしまう。
それを示すかのように、「元帥様」の「直接的な指導を受けながら、過去数年間、苦労しながら行ってきた我々の国防科学者、技術者達は、自体の力と技術でロケット製作に使われる熱保護材料を研究開発し、国産化することに成功した」と書かれている。ただし、「国産化」としているで、輸入した材料を使用していた可能性はある。
경애하는 김정은동지의 직접적인 지도를 받으며 지난 수년간 고심어린 연구사업을 해온 우리의 국방과학자,기술자들은 자체의 힘과 기술로 로케트제작에 쓰이는 열보호재료들을 연구개발하고 국산화하는데 성공하였다.
今回の実験報道は、安保理制裁決議2270と米韓合同軍事演習に対抗するという挑発的な意味合いと、「太陽節」のちょうど1ヶ月前に出されているという点からは、「首領様」への忠誠心を表明する象徴的な実験「成功」ということにもなる。
「核弾頭爆発実験」なるものが核実験なのかどうか、また「弾道ロケット発射実験」なるものが「光明星-4号」のような長距離ロケットの発射を意味しているのかは現時点では不明であるが、推測では、短距離ミサイルに核弾頭の起爆装置まで装着して「再突入と起爆に成功」という実験を「太陽節」の盛り上げのために実施するのではないかと思う。
<追記>
『労働新聞』で写真が公開された。
テーブルの上には、実験後の弾頭が置かれている。弾頭上部には、木型が置かれているが、これは、熱により弾頭の形状が変わらなかったことを証明するために使われたと思われる。背景に置かれたテレビには、弾頭部分の構造図が写っている。また、赤いスローガンボードには、「敬愛する最高司令官同志の主体104(2015)12月26日のお言葉を無条件、徹底して貫徹しよう」と書かれている。『労働新聞』の過去記事から「12月26日のお言葉」を探してみたが、見つけることができなかった。もしかすると、この実験施設を非公開で「現地指導」した「元帥様」が弾頭の耐熱化に関する「お言葉」を発したのかもしれない。そうなると、弾頭部分を準備した上で水素弾の実験を行い、ロケットも発射したというフルセットの核ミサイル計画推進という構図になる。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
耐熱試験の様子。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
火炎放射後の弾頭部分。ペイントは燃え尽きているが、変形していない。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo
変形を確認するために木型を当てている。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 탄도로케트발사훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2016-03-15-0001_photo