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    第百八十回国会における野田内閣総理大臣施政方針演説(2012年1月24日)

    我らが首相も演説をしたのを失念していた。オバマさんの演説は生放送を昼飯のおかずにしたのだが、こちらは首相官邸提供の録画を見た。

    http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201201/24siseihousin.html

    北朝鮮関連部分では、金正日さんの死去を受けて「情勢変化を冷静に見極め、関係各国と緊密に連携しつつ、情報収集を強化し、不測の事態に備えて、引き続き万全の態勢で臨」むと言っている。それでよいであろう。

    それにしても、北朝鮮は「不測の事態」という周辺国の憂慮にとてもピリピリしている。昨日は、朝鮮中央通信(朝鮮語版)が「政治小国メディアが演じた妨害-朝鮮中央通信社論評」という記事を配信し、その中で「朝日新聞」が「万一の事態(に)・・・中国軍が平壌に侵入することも可能(朝鮮中央通信の文言をそのまま抜粋翻訳)」と書いたことに対して怒っている。その理由は「朝中関係に釘を刺し」て「朝鮮を孤立させ」ようとしているからということである。日本人としてはそういう意図はこの報道にはないと思うが、怒りの発端は金正日さんの死去に際して「哀悼の意」を表さなかった日本政府の「無礼」にあるようだ。

    野田演説は続けて、「拉致問題は、我が国の主権に関わる重大な問題」であるから「政府一丸となって取り組」む。「日朝関係については、引き続き日朝平壌宣言に則って、核、ミサイルを含めた諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を図るべく努力してい」くと述べている。この部分は、昨年9月の「所信表明演説」と基本的に同じである。

    それにしても、本当に「包括的に解決」するような努力をしているのであろうか。どうも国内向けのリップサービスのために「拉致問題解決」のために頑張っていますというメッセージしか伝わってこない。「けしからんから、制裁をする」。もちろんそれもやり方の一つであろうが、そろそろその効果を見極める時期に来ていると思う。私の判断では、事実上、制裁は拉致問題の解決に全くつながっていない。ついでに言えば、核・ミサイルの開発阻止にも全くつながっていない。「包括的」という言葉の意味、「日朝平壌宣言」の「精神」に立ち返り、金正恩さんの後継体制の動向を見極めつつ、新たなアクションプランを策定しておく必要があろう。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
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