「体育熱風の2015年」:「体育テレビジョン」2015年8月15日放送開始確認、ウォーターマークはなし?、大衆運動、「神秘のパワー」の源泉 (2016年2月14日 「朝鮮中央TV」)
14日に「朝鮮中央TV」で放送された「体育熱風の2015年」という番組の中で、「体育テレビジョン」が「祖国解放70周年を迎える意義深い日に始まった」とナレーションがあり、2015年8月15日に開始されたことが確認された。

Source: KCTV, 2016/02/14
以前にも「体育テレビジョン」については記事にしたが、その時に頂いたコメントに、「ウォーターマーク」に関する記述があった。上記の写真を見る限りでは、「体育テレビジョン」にウォーターマークはない。黒い枠の部分にある「主体塔」は、「朝鮮中央TV」のものである。
「体育テレビジョン」の番組製作風景と思われる。左の男性は、カウントダウンをしているように見える。

Source: KCTV, 2016/02/14
これまで「朝鮮中央TV」で見た体育番組は全て録画で、アナウンサーと解説者が録画を見ながら解説を付けている。この番組でも、スタジオ内で録画を見ながら話すアナウンサーと解説者の様子が出てくる。「体育テレビジョン」でも録画放送が基本となっているのであろう。
上の写真でディレクターがカウントダウンをし、スタジオの人たちが話し出すというような流れになっている。

Source: KCTV, 2016/02/14
「協同農場」の運動会で置かれた「体育ニュース」の掲示板には、「国際体育ニュース」、「国内体育ニュース」、「農場体育ニュス」、「体育常識」が書かれている。「国際体育ニュース」は、金正恩時代になってから「朝鮮中央TV」でも放送頻度が高まった国際競技(北朝鮮とは無関係の)番組などからも分かるように、国際的なスポーツに北朝鮮が強い関心を示している証左であろう。別記事にも書いた、北朝鮮女子サッカーチームの日本入国許可方針、もしなかったならば「対話の扉は開いている」どころか、「ストックホルム合意破棄」以上の強い反発を受けるところであったことが予想される。

Source: KCTV, 2016/02/14
各道対抗バスケットボール大会が開催されている体育館。照明が暗いことが分かる。電力問題、「元帥様」の「2016年、新年の辞」でもトップ項目で扱われているように、北朝鮮にとっては最重要課題なのだろう。

Source: KCTV, 2016/02/14
こちらの「体育学校」対抗バレーボール会場は明るい。

Source: KCTV, 2016/02/14
「我々人民の情緒と時代精神が反映された特色のある遊技競技でさらに高調した体育大会」とナレーション。何を始めるのかと思って見ていたら、「植林運動」という「時代精神が反映された特色のある遊技競技」だった。

Source: KCTV, 2016/02/14

Source: KCTV, 2016/02/14
そして、リンゴが実るという「時代精神」的に完璧な競技である。

Source: KCTV, 2016/02/14
「体育を大衆化、生活化しよう」とスローガン。字体が「光明星-4」号に使われたものと似ているようにも見える。流行しているのかもしれない。

Source: KCTV, 2016/02/14
「全国道大衆、群衆体育大会-15」の様子を撮影するカメラマン。「体育テレビジョン」のカメラマンだろうか。

Source: KCTV, 2016/02/14
大型スクリーンに映る大会の様子を見る朝鮮人民。

Source: KCTV, 2016/02/14
「相手チーム(中国の女子サッカーチーム)の選手にとって、我々のチームは謎でした。朝鮮チームと戦うと外国のチームには何か不足しているものがある。朝鮮女子サッカーチームは、本当に神秘なチームだ」とナレーションがあり、神棚が出る。左には「民族の太陽、金正恩将軍万歳!」、右には「先軍の旗に従い、百勝を轟かせよう!」と書かれている。

Source: KCTV, 2016/02/14

Source: KCTV, 2016/02/14
「元帥様」への「勝利の宣誓書」に署名する選手達。2番目に書かれているのは、キャプテンの李ウムシルの名前。1番目は責任監督の金グァンミン。

Source: KCTV, 2016/02/14
試合の前夜、『朝鮮画報』に出ている「敬愛する元帥様の慈愛深い映像」を見る、選手達。これが、「神秘」のパワーの源泉ということを言いたいのであろう。

Source: KCTV, 2016/02/14
褒賞として授与された自動車であろう。中国製の自動車に見えるが、型式不明。

Source: KCTV, 2016/02/14
この「記録映画」は、「朝鮮記録科学映画撮影所」が制作している。「記録科学映画」というカテゴリーがおもしろい。

Source: KCTV, 2016/02/14

Source: KCTV, 2016/02/14
以前にも「体育テレビジョン」については記事にしたが、その時に頂いたコメントに、「ウォーターマーク」に関する記述があった。上記の写真を見る限りでは、「体育テレビジョン」にウォーターマークはない。黒い枠の部分にある「主体塔」は、「朝鮮中央TV」のものである。
「体育テレビジョン」の番組製作風景と思われる。左の男性は、カウントダウンをしているように見える。

Source: KCTV, 2016/02/14
これまで「朝鮮中央TV」で見た体育番組は全て録画で、アナウンサーと解説者が録画を見ながら解説を付けている。この番組でも、スタジオ内で録画を見ながら話すアナウンサーと解説者の様子が出てくる。「体育テレビジョン」でも録画放送が基本となっているのであろう。
上の写真でディレクターがカウントダウンをし、スタジオの人たちが話し出すというような流れになっている。

Source: KCTV, 2016/02/14
「協同農場」の運動会で置かれた「体育ニュース」の掲示板には、「国際体育ニュース」、「国内体育ニュース」、「農場体育ニュス」、「体育常識」が書かれている。「国際体育ニュース」は、金正恩時代になってから「朝鮮中央TV」でも放送頻度が高まった国際競技(北朝鮮とは無関係の)番組などからも分かるように、国際的なスポーツに北朝鮮が強い関心を示している証左であろう。別記事にも書いた、北朝鮮女子サッカーチームの日本入国許可方針、もしなかったならば「対話の扉は開いている」どころか、「ストックホルム合意破棄」以上の強い反発を受けるところであったことが予想される。

Source: KCTV, 2016/02/14
各道対抗バスケットボール大会が開催されている体育館。照明が暗いことが分かる。電力問題、「元帥様」の「2016年、新年の辞」でもトップ項目で扱われているように、北朝鮮にとっては最重要課題なのだろう。

Source: KCTV, 2016/02/14
こちらの「体育学校」対抗バレーボール会場は明るい。

Source: KCTV, 2016/02/14
「我々人民の情緒と時代精神が反映された特色のある遊技競技でさらに高調した体育大会」とナレーション。何を始めるのかと思って見ていたら、「植林運動」という「時代精神が反映された特色のある遊技競技」だった。

Source: KCTV, 2016/02/14

Source: KCTV, 2016/02/14
そして、リンゴが実るという「時代精神」的に完璧な競技である。

Source: KCTV, 2016/02/14
「体育を大衆化、生活化しよう」とスローガン。字体が「光明星-4」号に使われたものと似ているようにも見える。流行しているのかもしれない。

Source: KCTV, 2016/02/14
「全国道大衆、群衆体育大会-15」の様子を撮影するカメラマン。「体育テレビジョン」のカメラマンだろうか。

Source: KCTV, 2016/02/14
大型スクリーンに映る大会の様子を見る朝鮮人民。

Source: KCTV, 2016/02/14
「相手チーム(中国の女子サッカーチーム)の選手にとって、我々のチームは謎でした。朝鮮チームと戦うと外国のチームには何か不足しているものがある。朝鮮女子サッカーチームは、本当に神秘なチームだ」とナレーションがあり、神棚が出る。左には「民族の太陽、金正恩将軍万歳!」、右には「先軍の旗に従い、百勝を轟かせよう!」と書かれている。

Source: KCTV, 2016/02/14

Source: KCTV, 2016/02/14
「元帥様」への「勝利の宣誓書」に署名する選手達。2番目に書かれているのは、キャプテンの李ウムシルの名前。1番目は責任監督の金グァンミン。

Source: KCTV, 2016/02/14
試合の前夜、『朝鮮画報』に出ている「敬愛する元帥様の慈愛深い映像」を見る、選手達。これが、「神秘」のパワーの源泉ということを言いたいのであろう。

Source: KCTV, 2016/02/14
褒賞として授与された自動車であろう。中国製の自動車に見えるが、型式不明。

Source: KCTV, 2016/02/14
この「記録映画」は、「朝鮮記録科学映画撮影所」が制作している。「記録科学映画」というカテゴリーがおもしろい。

Source: KCTV, 2016/02/14