「敬愛する金正恩同志が水素弾実験成功に寄与した核科学者と技術者、労働者、幹部と共に記念写真を撮られた」:北朝鮮の「水素弾」の父は李マンゴンか?、今後の日程に「モランボン記念公演は?」 (2016年1月11日 「朝鮮中央通信」)
11日、「朝鮮中央通信」が「元帥様」が「水素弾」実験と関係した科学者や幹部と共に記念写真を撮影したと報じた。
その時に同行しているのが「李マンゴン、李ビョンチョル、朴道春(리만건동지,리병철동지,박도춘)」と紹介されている。このうち、国防委員会委員の李ビョンチョルは順当、朴ドチュンも2015年4月に国防委員会委員を解任されているが何らかの役割を命じられて解職ということであれば順当であるが、一番最初に名前が挙がっている李マンゴンは平壌北道党委員会責任秘書(2010.10~)、最高人民会第13期議代議員(2014.3~)と大した役職ではない。
*役職等は、韓国統一部HPを参照した。
韓国統一部HP、<人物>李マンゴン、http://nkinfo.unikorea.go.kr/nkp/theme/viewPopUpPeople.do?nkpmno=23261
「元帥様」の「現地指導」に関しては、「新義州測定計器工場現地指導」に際して、「平壌北道責任秘書李マンゴン同志をはじめとして」と「元帥様」を現地で出迎えた幹部のトップで紹介されている。(2015年9月4日『労働新聞』報道)
「元帥様」の左の眼鏡を掛けた人物が李マンゴン。これ以外の写真でも「元帥様」には非常に近い立ち位置にいる。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 신의주측정계기공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-09-04-0001
「新義州測定計器工場」の記事はもう一度読み返してみるが、「核」関連の話はなかったはずである。
そして、この地味な李マンゴン、李乙雪国葬委員会委員(2015.11.8発表)の時は上から159番目(総掲載者174名)だったが、金養建国葬委員会委員(2015.12.30発表)の時には上から28番目(総掲載者70名)。総掲載者の数が違うので直接的な比較はできないが、上がっていることは間違いないと思う(前後の序列にリストアップされている人物比較を追って調べてみる)。
こうしたことからすると、どうやらこの人物が今回の「水素弾」実験の中心的な人物ではないかと思われる。
労働党庁舎で「水素弾」実験成功に寄与した科学者、技術者、幹部と「元帥様」の記念撮影

Source: KCNA, 「김정은동지께서 수소탄시험성공에 기여한 핵과학자들과 기술자,군인건설자,로동자,일군들과 함께 기념사진을 찍으시였다」
<追記>
いつものパターンだと、この後、「元帥様」が出席するかしないかはさておき「宴会」、そして場合によってはその場で「モランボン楽団記念公演」、そうでなければ別途「記念公演」、市中パレードとなりそうだ。注目されるのは、今となってみれば「水素弾」絡みで中国公演をキャンセルして帰国した「モランボン楽団記念公演」である。「功勲国家合唱団」は既に帰国後2回(日数ではなくオケージョン)の公演をやっているが、「モランボン楽団」は出てきていない。
「元帥様」が「보란 듯이(これみよがしに)」「モランボン楽団」を使うのであれば、これほどよい機会はない。やってくれるのであれば、「功勲国家合唱団」と合同ではなく、単独でたっぷり歌ってほしいものである。
その時に同行しているのが「李マンゴン、李ビョンチョル、朴道春(리만건동지,리병철동지,박도춘)」と紹介されている。このうち、国防委員会委員の李ビョンチョルは順当、朴ドチュンも2015年4月に国防委員会委員を解任されているが何らかの役割を命じられて解職ということであれば順当であるが、一番最初に名前が挙がっている李マンゴンは平壌北道党委員会責任秘書(2010.10~)、最高人民会第13期議代議員(2014.3~)と大した役職ではない。
*役職等は、韓国統一部HPを参照した。
韓国統一部HP、<人物>李マンゴン、http://nkinfo.unikorea.go.kr/nkp/theme/viewPopUpPeople.do?nkpmno=23261
「元帥様」の「現地指導」に関しては、「新義州測定計器工場現地指導」に際して、「平壌北道責任秘書李マンゴン同志をはじめとして」と「元帥様」を現地で出迎えた幹部のトップで紹介されている。(2015年9月4日『労働新聞』報道)
「元帥様」の左の眼鏡を掛けた人物が李マンゴン。これ以外の写真でも「元帥様」には非常に近い立ち位置にいる。

Source: 『労働新聞』、「경애하는 김정은동지께서 신의주측정계기공장을 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2015-09-04-0001
「新義州測定計器工場」の記事はもう一度読み返してみるが、「核」関連の話はなかったはずである。
そして、この地味な李マンゴン、李乙雪国葬委員会委員(2015.11.8発表)の時は上から159番目(総掲載者174名)だったが、金養建国葬委員会委員(2015.12.30発表)の時には上から28番目(総掲載者70名)。総掲載者の数が違うので直接的な比較はできないが、上がっていることは間違いないと思う(前後の序列にリストアップされている人物比較を追って調べてみる)。
こうしたことからすると、どうやらこの人物が今回の「水素弾」実験の中心的な人物ではないかと思われる。
労働党庁舎で「水素弾」実験成功に寄与した科学者、技術者、幹部と「元帥様」の記念撮影

Source: KCNA, 「김정은동지께서 수소탄시험성공에 기여한 핵과학자들과 기술자,군인건설자,로동자,일군들과 함께 기념사진을 찍으시였다」
<追記>
いつものパターンだと、この後、「元帥様」が出席するかしないかはさておき「宴会」、そして場合によってはその場で「モランボン楽団記念公演」、そうでなければ別途「記念公演」、市中パレードとなりそうだ。注目されるのは、今となってみれば「水素弾」絡みで中国公演をキャンセルして帰国した「モランボン楽団記念公演」である。「功勲国家合唱団」は既に帰国後2回(日数ではなくオケージョン)の公演をやっているが、「モランボン楽団」は出てきていない。
「元帥様」が「보란 듯이(これみよがしに)」「モランボン楽団」を使うのであれば、これほどよい機会はない。やってくれるのであれば、「功勲国家合唱団」と合同ではなく、単独でたっぷり歌ってほしいものである。