「朝鮮、特大型国家転覆陰謀行為をおこなった在カナダ牧師林ヒョンスを裁判、幹労働教化刑を宣告」:メディアに公開した最高裁判所法廷 (2015年12月16日 「朝鮮中央通信」)
12月16日、北朝鮮最高裁判所で「特大型国家転覆陰謀行為を行った在カナダ牧師林ヒョンスに対する裁判」が行われた。
被告は北朝鮮「刑法第60条(国家転覆陰謀罪)」に該当するとして、検察から死刑を求刑されていたが、弁護側が「被告の犯罪行為とその結果は非常に重大であるが、今後、統一された祖国、富強繁栄する太陽民族の本当の姿を直接目撃できるよう」減刑することを求め、「無期教化刑」の判決を受けた。
この裁判は、「各階層の群衆と社会主義祖国に在留している海外同胞、外国人が傍聴」したとしている。北朝鮮が、裁判を外国人に傍聴させることは異例であり、さらにカメラまで入れて撮影しさせている(どの国のメディア化は不明)。北朝鮮が公正な裁判をしていることを海外に宣伝する目的と思われる。「在カナダ牧師」としているが、国籍は不明。韓国籍の可能性が高いが、このタイミングで裁判を行うのは、南北当局者会談が不調に終わったので、韓国当局に圧力を掛けるためであろう。
判決を聞く林被告(右端)。

Source: KCNA
北朝鮮当局が公開する脱北帰国者のインタビュー等にしばしば来ている外国人。ロシア人記者と思われる。

Source: KCNA
被告は北朝鮮「刑法第60条(国家転覆陰謀罪)」に該当するとして、検察から死刑を求刑されていたが、弁護側が「被告の犯罪行為とその結果は非常に重大であるが、今後、統一された祖国、富強繁栄する太陽民族の本当の姿を直接目撃できるよう」減刑することを求め、「無期教化刑」の判決を受けた。
この裁判は、「各階層の群衆と社会主義祖国に在留している海外同胞、外国人が傍聴」したとしている。北朝鮮が、裁判を外国人に傍聴させることは異例であり、さらにカメラまで入れて撮影しさせている(どの国のメディア化は不明)。北朝鮮が公正な裁判をしていることを海外に宣伝する目的と思われる。「在カナダ牧師」としているが、国籍は不明。韓国籍の可能性が高いが、このタイミングで裁判を行うのは、南北当局者会談が不調に終わったので、韓国当局に圧力を掛けるためであろう。
判決を聞く林被告(右端)。

Source: KCNA
北朝鮮当局が公開する脱北帰国者のインタビュー等にしばしば来ている外国人。ロシア人記者と思われる。

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