「朝鮮労働党創党70周年慶祝青峰楽団公演」:宴の後いろいろ、「女子力」がまずかったか (2015年10月18日 「朝鮮中央TV」)
「朝鮮労働党創党70周年慶祝青峰楽団公演」については既に記事にしたが、改めに見直しながら気付いた点について書いておく。
まず、過去記事の中に「劉雲山ではないか」と書いたのがこの人である。顔も違うし、バッジも付けているのでもちろん違う。横に座っている夫人と思われる女性が若干派手だが。

Source: KCTV, 2015/10/18
この公演では、『高くたなびけ我らの党旗』をメドレーの最初と終わりで2回演奏している。最初は現代風にかなりアレンジを入れたもの、最後は基本に近い形で歌っている。「党創建70周年慶祝」なので、この歌で挟んだのだろうが、敢えてアレンジを変えて歌わせているところなど、コメントでも話題になっているように、アレンジの違いを聞かせようとしたのだろうか。下の写真にある、最初に歌ったときの菱形のフォーメーションは、着ているドレスともマッチして美しい。

Source: KCTV, 2015/10/18

Source: KCTV, 2015/10/18
照明との関係かもしれないが、公演でソロ演奏をするなど活躍していたエレキの手垢らしきものがかなり気になった。この種の公演をする際、一般的に楽器を磨くのかどうか(ピアノは磨き上げているはず)は不明であるが、手垢のせいでボロく見えてしまう。それとも傷だろうか。

Source: KCTV, 2015/10/18
これまでも普通に置かれていたのかもしれないが、ドラムの前に遮音用と思わしきアクリル板が置かれている。これ、単なる舞台装飾なのか、あるいは音響的な配慮なのか。詳しい方、コメントをお願いする。

Source: KCTV, 2015/10/18
これも普通のことであったかもしれないが、楽譜がコピーされクリアファイルに入れられている。他の楽器も同様。これも、妙に気になった。

Source: KCTV, 2015/10/18
唯一のバイオリン女性奏者。『草競馬』でマスター男性奏者と共演した。敢えてバイオリンの女性を1人だけにしている点が注目される。バイオリニストの女性は要注意ということでもないのだろうが。

Source: KCTV, 2015/10/18

Source: KCTV, 2015/10/18
また、今回は大型ではないが、映像パネルをたくさん使用している。過去の「モランボン公演」でも、映像パネルは使われていたが、奏者のステージ壁面にまで使われてはいなかったような気がしている。

Source: KCTV, 2015/10/18
今回の公演では、歌手1名がバストのラインを露出した北朝鮮としてはまさに異例の衣装を着ていた。ロシア公演で着用したものをそのまま流用したのかもしれないが、これには驚いた(下の写真の右の女性)。

Source: KCTV, 2015/10/18
この女性の衣装については、明らかに胸の露出が意識されていたようで、挨拶をするときにこの人だけ手で胸を隠している。

Source: KCTV, 2015/10/18
下は、露出がない衣装を着用しているときの手をぶらーっと下げる一般的な北朝鮮式挨拶。

Source: KCTV, 2015/10/18
これとの関連かは不明であるが、「青峰楽団」の公演は10月18日1度だけなのに対して、「モランボン・功勲国家」公演は21日と22日の2回放送されている。合同だから2回という推論も成り立つが、あれだけ宣伝した「青峰楽団」の公演を1度しか放送しないのには何か理由があるのだろうか。「モランボン楽団」が2012年7月にデビューしたときは、7月11日、12日2夜連続で「示範公演」を放送している。もちろん、「元帥様」が観覧したという事情はあるが、それにしても、「青峰楽団」が1度だけというのは気がかりである。「思想・精神的」問題が指摘された可能性もあるが、「元帥様」が称賛した新生楽団、デビュー早々、「思想・精神的」問題はさすがにないと思う。
「女子力」も注意しながら発揮しなければならないのが北朝鮮なのだろうか。
<追記>
「モランボン・功勲」公演、明日(26日)も放送。3回目。
まず、過去記事の中に「劉雲山ではないか」と書いたのがこの人である。顔も違うし、バッジも付けているのでもちろん違う。横に座っている夫人と思われる女性が若干派手だが。

Source: KCTV, 2015/10/18
この公演では、『高くたなびけ我らの党旗』をメドレーの最初と終わりで2回演奏している。最初は現代風にかなりアレンジを入れたもの、最後は基本に近い形で歌っている。「党創建70周年慶祝」なので、この歌で挟んだのだろうが、敢えてアレンジを変えて歌わせているところなど、コメントでも話題になっているように、アレンジの違いを聞かせようとしたのだろうか。下の写真にある、最初に歌ったときの菱形のフォーメーションは、着ているドレスともマッチして美しい。

Source: KCTV, 2015/10/18

Source: KCTV, 2015/10/18
照明との関係かもしれないが、公演でソロ演奏をするなど活躍していたエレキの手垢らしきものがかなり気になった。この種の公演をする際、一般的に楽器を磨くのかどうか(ピアノは磨き上げているはず)は不明であるが、手垢のせいでボロく見えてしまう。それとも傷だろうか。

Source: KCTV, 2015/10/18
これまでも普通に置かれていたのかもしれないが、ドラムの前に遮音用と思わしきアクリル板が置かれている。これ、単なる舞台装飾なのか、あるいは音響的な配慮なのか。詳しい方、コメントをお願いする。

Source: KCTV, 2015/10/18
これも普通のことであったかもしれないが、楽譜がコピーされクリアファイルに入れられている。他の楽器も同様。これも、妙に気になった。

Source: KCTV, 2015/10/18
唯一のバイオリン女性奏者。『草競馬』でマスター男性奏者と共演した。敢えてバイオリンの女性を1人だけにしている点が注目される。バイオリニストの女性は要注意ということでもないのだろうが。

Source: KCTV, 2015/10/18

Source: KCTV, 2015/10/18
また、今回は大型ではないが、映像パネルをたくさん使用している。過去の「モランボン公演」でも、映像パネルは使われていたが、奏者のステージ壁面にまで使われてはいなかったような気がしている。

Source: KCTV, 2015/10/18
今回の公演では、歌手1名がバストのラインを露出した北朝鮮としてはまさに異例の衣装を着ていた。ロシア公演で着用したものをそのまま流用したのかもしれないが、これには驚いた(下の写真の右の女性)。

Source: KCTV, 2015/10/18
この女性の衣装については、明らかに胸の露出が意識されていたようで、挨拶をするときにこの人だけ手で胸を隠している。

Source: KCTV, 2015/10/18
下は、露出がない衣装を着用しているときの手をぶらーっと下げる一般的な北朝鮮式挨拶。

Source: KCTV, 2015/10/18
これとの関連かは不明であるが、「青峰楽団」の公演は10月18日1度だけなのに対して、「モランボン・功勲国家」公演は21日と22日の2回放送されている。合同だから2回という推論も成り立つが、あれだけ宣伝した「青峰楽団」の公演を1度しか放送しないのには何か理由があるのだろうか。「モランボン楽団」が2012年7月にデビューしたときは、7月11日、12日2夜連続で「示範公演」を放送している。もちろん、「元帥様」が観覧したという事情はあるが、それにしても、「青峰楽団」が1度だけというのは気がかりである。「思想・精神的」問題が指摘された可能性もあるが、「元帥様」が称賛した新生楽団、デビュー早々、「思想・精神的」問題はさすがにないと思う。
「女子力」も注意しながら発揮しなければならないのが北朝鮮なのだろうか。
<追記>
「モランボン・功勲」公演、明日(26日)も放送。3回目。