ハン・ヨンス、『逸話で見る偉人像1』 1 (平壌出版社、2015) その9 「廊下壁面の円形鏡の目的は?」
□教育者のためには惜しいものはないと仰りながら
建築の造形化、芸術化が立派に実現された44階、36階建ての金日成総合大学教育者住宅には、洗濯所、大衆浴場をはじめとした各種のサービス施設が備えられているだけではなく、周辺に小公園もある。
特に、44階建て住宅の17階と30階、そして35階住宅の14階と27階には、教育者と家族の休息のひとときを楽しく過ごせる室内休息場所が特色を持って作られている。
主体102(2013)年9月のある日。
敬愛する金正恩元帥様は、祖国と人民のための休むことのない現地指導の道を進まれる、大変ご多忙な中でも、自ら金日成総合大学教育者住宅建設現場を訪問され、住宅を立派に完工し、教員、研究者に贈り物として与えようと仰りながら、建設を終える際についての貴重な教えを下さった。
当時、建設者は、非常な速度で短い期間に、他の人であれば考えすら及ばない膨大な建設課題を遂行し、家具設置をはじめとした最終工事を進めていた。
敬愛する元帥様は、新しいタイルと硬質ガラスで特色を持って装飾された住宅外部をご覧になったのに続き、2号棟3階の多くの世帯を回られながら、施行状況を詳細に確認された。
共同部屋(訳注:リビングルーム)、キッチン、書斎、夫婦部屋(訳注:寝室)などを一部屋一部屋回られた敬愛する元帥様は、既に批准した設計案どおりに家具をデザインに合わせて置いてあり、床材も質の良いものが敷かれており、壁紙の色と模様も温和な感じを与えてくれると仰った。
新しい家で住むことになる金日成総合大学の教育者達に何をもっと与えなければならないのかということに気遣いされた敬愛する元帥様は、既に約束したとおり、全ての住居に液晶テレビを置いてやり、皿のセットを送ってやろうと仰った。
そのお方が住宅の部屋の中へと続く廊下に至ったときのことであった。しばらく壁面をご覧になっていた敬愛する元帥様は、同行した幹部たちの方を向かれて生活に便利なように廊下の壁面には円形鏡(を付けてやろうと仰った。
誰も考えられなかったお言葉であった。
強盛国家建設のための重要対象に多くを融通しなければならない中でも、このように立派な住宅を建ててやることだけでも驚くべきことなのに、家具一式と液晶テレビはもちろん、廊下面の円形鏡に至るまで隅々まで気を配って下さる敬愛する元帥様であられた。
この日、敬愛する元帥様は、住宅の各階を自ら歩かれ、建設状況について確認され、17階に作られた室内休息場所も視察された。
敬愛する元帥様は、室内休息場を特色があるように上手く作ったと仰った。
敬愛する元帥様は、ベランダに出られ、市内全景を俯瞰されながら、住宅の位置が本当に良い、金日成総合大学教育者住宅が建設されることでリョンホン交差点が一層明るくなったと喜ばれた。
敬愛する元帥様は、立派な住宅を建てて下さった元帥様の愛があまりにも有り難くて、金日成総合大学の教育者が激情をこらえられずにいるという報告を受けられ、知識経済時代、頭脳戦の時代である今日、祖国の未来を牽引する科学人材を育てる大学の教員、研究者のためには、惜しいものがないと仰った。
金正恩元帥様は、ある部屋の書斎に入られ、机の前に座られた。
そのお方は、後ろの壁面の大きな本棚と机が置かれている前面壁面を交互に眺められ、前の壁面を手で指し示されながら、ここに棚を設置してやらなければならないと仰った。
敬愛する元帥様は、教員、研究者が家に帰っても、教授準備と研究事業をし、後ろにある大きな本棚に行って本を持ってくるよりも、いつも見る本は、棚式本立てに立てておき、必要なときに見る方が便利であると仰り、今日中に棚式本立ての図案を早く完成し、報告することについて同行した幹部に言われた。
今回やってみて、良ければこれからも住宅を設計するとき、続けてそのようにしなければならないと教えて下さる敬愛する元帥様を仰ぎながら、幹部たちは胸が熱くなるのを禁じ得なかった。
事実上、前の壁面にくっついている机から後ろの壁面の大きな本立てまでの距離はいくらもないので、教員、研究者が筆小な本を持ってくるのに消耗される時間はとても短かった。
しかし、教員、研究者の思索が短い時間でお中断するのではないかと心配され、細かい部分まで気付かせて下さる敬愛する元帥様であられた。
後日、金日成総合大学教育者住宅が完工されたとき、再びここを訪れられた敬愛する元帥様は、再び机の前に座られ、正面の壁面に設置された棚式本立てを触られながら、便利さを確認しておられた。
そして、このように本を置ける棚を設置したので、とても便利になったと仰りながら、明るい笑みを浮かべられた。
このように、金日成総合大学教員住宅の廊下面の円形鏡と棚式本立ては、教員、研究者が生活することにおいて、少しの不便もないよう、気遣われた敬愛する元帥様の深い恩情により作られたのである。
建築の造形化、芸術化が立派に実現された44階、36階建ての金日成総合大学教育者住宅には、洗濯所、大衆浴場をはじめとした各種のサービス施設が備えられているだけではなく、周辺に小公園もある。
特に、44階建て住宅の17階と30階、そして35階住宅の14階と27階には、教育者と家族の休息のひとときを楽しく過ごせる室内休息場所が特色を持って作られている。
主体102(2013)年9月のある日。
敬愛する金正恩元帥様は、祖国と人民のための休むことのない現地指導の道を進まれる、大変ご多忙な中でも、自ら金日成総合大学教育者住宅建設現場を訪問され、住宅を立派に完工し、教員、研究者に贈り物として与えようと仰りながら、建設を終える際についての貴重な教えを下さった。
当時、建設者は、非常な速度で短い期間に、他の人であれば考えすら及ばない膨大な建設課題を遂行し、家具設置をはじめとした最終工事を進めていた。
敬愛する元帥様は、新しいタイルと硬質ガラスで特色を持って装飾された住宅外部をご覧になったのに続き、2号棟3階の多くの世帯を回られながら、施行状況を詳細に確認された。
共同部屋(訳注:リビングルーム)、キッチン、書斎、夫婦部屋(訳注:寝室)などを一部屋一部屋回られた敬愛する元帥様は、既に批准した設計案どおりに家具をデザインに合わせて置いてあり、床材も質の良いものが敷かれており、壁紙の色と模様も温和な感じを与えてくれると仰った。
新しい家で住むことになる金日成総合大学の教育者達に何をもっと与えなければならないのかということに気遣いされた敬愛する元帥様は、既に約束したとおり、全ての住居に液晶テレビを置いてやり、皿のセットを送ってやろうと仰った。
そのお方が住宅の部屋の中へと続く廊下に至ったときのことであった。しばらく壁面をご覧になっていた敬愛する元帥様は、同行した幹部たちの方を向かれて生活に便利なように廊下の壁面には円形鏡(を付けてやろうと仰った。
誰も考えられなかったお言葉であった。
強盛国家建設のための重要対象に多くを融通しなければならない中でも、このように立派な住宅を建ててやることだけでも驚くべきことなのに、家具一式と液晶テレビはもちろん、廊下面の円形鏡に至るまで隅々まで気を配って下さる敬愛する元帥様であられた。
この日、敬愛する元帥様は、住宅の各階を自ら歩かれ、建設状況について確認され、17階に作られた室内休息場所も視察された。
敬愛する元帥様は、室内休息場を特色があるように上手く作ったと仰った。
敬愛する元帥様は、ベランダに出られ、市内全景を俯瞰されながら、住宅の位置が本当に良い、金日成総合大学教育者住宅が建設されることでリョンホン交差点が一層明るくなったと喜ばれた。
敬愛する元帥様は、立派な住宅を建てて下さった元帥様の愛があまりにも有り難くて、金日成総合大学の教育者が激情をこらえられずにいるという報告を受けられ、知識経済時代、頭脳戦の時代である今日、祖国の未来を牽引する科学人材を育てる大学の教員、研究者のためには、惜しいものがないと仰った。
金正恩元帥様は、ある部屋の書斎に入られ、机の前に座られた。
そのお方は、後ろの壁面の大きな本棚と机が置かれている前面壁面を交互に眺められ、前の壁面を手で指し示されながら、ここに棚を設置してやらなければならないと仰った。
敬愛する元帥様は、教員、研究者が家に帰っても、教授準備と研究事業をし、後ろにある大きな本棚に行って本を持ってくるよりも、いつも見る本は、棚式本立てに立てておき、必要なときに見る方が便利であると仰り、今日中に棚式本立ての図案を早く完成し、報告することについて同行した幹部に言われた。
今回やってみて、良ければこれからも住宅を設計するとき、続けてそのようにしなければならないと教えて下さる敬愛する元帥様を仰ぎながら、幹部たちは胸が熱くなるのを禁じ得なかった。
事実上、前の壁面にくっついている机から後ろの壁面の大きな本立てまでの距離はいくらもないので、教員、研究者が筆小な本を持ってくるのに消耗される時間はとても短かった。
しかし、教員、研究者の思索が短い時間でお中断するのではないかと心配され、細かい部分まで気付かせて下さる敬愛する元帥様であられた。
後日、金日成総合大学教育者住宅が完工されたとき、再びここを訪れられた敬愛する元帥様は、再び机の前に座られ、正面の壁面に設置された棚式本立てを触られながら、便利さを確認しておられた。
そして、このように本を置ける棚を設置したので、とても便利になったと仰りながら、明るい笑みを浮かべられた。
このように、金日成総合大学教員住宅の廊下面の円形鏡と棚式本立ては、教員、研究者が生活することにおいて、少しの不便もないよう、気遣われた敬愛する元帥様の深い恩情により作られたのである。