「20時報道」(3月11日「朝鮮中央TV」)
先週末辺りから、「ウリミンジョクキリ」のサーバーがとても重くなっている。日曜日に配信されたこのニュースも、平均10kb/sで転送されているうちに切断されてしまう状態である。単に、「ウリミンジョクキリ」のサーバーの不調ともアクセス集中とも考えられるが、タイミング的には、政府によるものか民間人によるものかは別とし、韓国からのサイバー攻撃に遭っている可能性も排除できない。
そこで、迂回路としてYou Tubeにアップロードされている「20時報道」を見た。You Tubeへのアップロードは、大体1日ほど「ウリミンジョクキリ」よりも遅れるが、ダウンロード状況はきわめてよい。もし誰かが「ウリミンジョクキリ」を攻撃しているのであれば、こちらも攻撃したいのであろうが、さすがに世界最大の米国動画サイトを攻撃することはできないのであろう。したとしても、攻撃防御システムやサーバーの性能の面で「ウリミンジョクキリ」を遙かに上回るYou Tubeなので、痛くもかゆくもないのかもしれない。
ともかく、こうしたby passが準備されているのは、北朝鮮ワッチャーにとってはとても助かる。
昨日、「中央日報」の記事を引用しながら、アナウンサーについての記事を書いたが、今朝、You Tubeの「20時報道」を見て驚いた。というのも、背景なども含め、画像の使い方も刷新されたからである。刷新前の背景は、大同江が流れる平壌市であった。しかし、新しい背景はブルーのグラデーション、そしてそこに銀河のような星がちりばめられている。これは、「銀河水」をイメージしたものであろう。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
昨日の「中央日報」の記事に対しては、「そうでもない」というようなことを書いたが、この動画を見ると、このアナウンサーの原稿の読み方は明らかに変わっている。一番大きな特徴は、原稿を読み上げながら「그」という、日本語で言えば「えー」のような原稿には書かれていない言葉が何回も入っている。
写真で見るように、背景の青い部分には映像がはめ込まれているが、これまでは単に画面をアナウンサーから資料映像にスイッチしていたものを、この日からは埋め込み画面が飛び出すというトランジションを使うようになった。
このタイミングで、このような変更を加えたのは、どのような理由からであろうか。時代の転換点と若さを国民にアピールする目的であろうか。
まだ資料が少なすぎるが、これまでの赤から薄い青に北朝鮮のナショナルカラーを変えていこうとしているのではないかという感じもある。いずれも、北朝鮮の国旗の色ではあるが、同時にオリンピックの南北合同入場行進などで使われた旗にも、薄いブルーで朝鮮半島が描かれていたはずである。
この日のニュースの中でも、党代表者会のポスターが紹介されているが、こちらもこの薄いブルーを基調としたポスターである。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
しかし、依然として李明博「逆徒」を激しく非難する報道は続いている。この報道の中でも万景台地区で訓練をする「労農赤衛隊」の演習の様子を紹介している。(2011年初め頃、「労農赤衛隊」を「労農赤衛軍」と解明させたという情報が流れたが、この日の報道で出た字幕ではそのような変更はなされていなかった。)そして、指揮官が「目標、李明博、金寛鎮、鄭スンジョの頭に向けて銃を撃て!」と叫び、「犬明博」と書かれた標的(顔の絵はない)に向かって射撃をしている。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
「キーリゾルブ」米韓合同演習は、無事終わったが、李明博政権攻撃はまだしばらく続くであろう。
そこで、迂回路としてYou Tubeにアップロードされている「20時報道」を見た。You Tubeへのアップロードは、大体1日ほど「ウリミンジョクキリ」よりも遅れるが、ダウンロード状況はきわめてよい。もし誰かが「ウリミンジョクキリ」を攻撃しているのであれば、こちらも攻撃したいのであろうが、さすがに世界最大の米国動画サイトを攻撃することはできないのであろう。したとしても、攻撃防御システムやサーバーの性能の面で「ウリミンジョクキリ」を遙かに上回るYou Tubeなので、痛くもかゆくもないのかもしれない。
ともかく、こうしたby passが準備されているのは、北朝鮮ワッチャーにとってはとても助かる。
昨日、「中央日報」の記事を引用しながら、アナウンサーについての記事を書いたが、今朝、You Tubeの「20時報道」を見て驚いた。というのも、背景なども含め、画像の使い方も刷新されたからである。刷新前の背景は、大同江が流れる平壌市であった。しかし、新しい背景はブルーのグラデーション、そしてそこに銀河のような星がちりばめられている。これは、「銀河水」をイメージしたものであろう。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
昨日の「中央日報」の記事に対しては、「そうでもない」というようなことを書いたが、この動画を見ると、このアナウンサーの原稿の読み方は明らかに変わっている。一番大きな特徴は、原稿を読み上げながら「그」という、日本語で言えば「えー」のような原稿には書かれていない言葉が何回も入っている。
写真で見るように、背景の青い部分には映像がはめ込まれているが、これまでは単に画面をアナウンサーから資料映像にスイッチしていたものを、この日からは埋め込み画面が飛び出すというトランジションを使うようになった。
このタイミングで、このような変更を加えたのは、どのような理由からであろうか。時代の転換点と若さを国民にアピールする目的であろうか。
まだ資料が少なすぎるが、これまでの赤から薄い青に北朝鮮のナショナルカラーを変えていこうとしているのではないかという感じもある。いずれも、北朝鮮の国旗の色ではあるが、同時にオリンピックの南北合同入場行進などで使われた旗にも、薄いブルーで朝鮮半島が描かれていたはずである。
この日のニュースの中でも、党代表者会のポスターが紹介されているが、こちらもこの薄いブルーを基調としたポスターである。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
しかし、依然として李明博「逆徒」を激しく非難する報道は続いている。この報道の中でも万景台地区で訓練をする「労農赤衛隊」の演習の様子を紹介している。(2011年初め頃、「労農赤衛隊」を「労農赤衛軍」と解明させたという情報が流れたが、この日の報道で出た字幕ではそのような変更はなされていなかった。)そして、指揮官が「目標、李明博、金寛鎮、鄭スンジョの頭に向けて銃を撃て!」と叫び、「犬明博」と書かれた標的(顔の絵はない)に向かって射撃をしている。

Source: 「朝鮮中央TV」 http://www.uriminzokkiri.com/php_tmp/download.php?categ1=12&no=8747
alternative site http://www.youtube.com/watch?v=DQuMrfjmTFk&feature=BFa&list=UUknqqNd3-joIjWzf1Jn4oVQ&lf=plcp
「キーリゾルブ」米韓合同演習は、無事終わったが、李明博政権攻撃はまだしばらく続くであろう。