「最高司令官同志」の「現地指導」等では、異例の長いタイトルが付けられた「革命活動報道」である。『労働新聞』HPのデザインが更新され、この報道に関して配信される写真の数も増えたようである。
コメントで「元帥様」のお尻、つまり背中から撮る写真の話題があった。拙ブログでも、背後から撮られた写真がかなり前、何かの会議の報道で掲載されたとき、何か書いた記憶がある。その後、あまり気にはしていなかったが、改めて写真を眺めると、背中から撮った写真の数は多い。お父さんやお祖父さんの時代の写真と比較する必要があるが、当時の「革命活動報道」や「録画報道」は見ることができないし、『労働新聞』すらネット上では閲覧できない状態である。報道形態は異なるが、「朝鮮記録映画」に登場するお父さんやお祖父さんを見る限りでは、正面か横を向いており、背後から撮影されている場面はなさそうである。
「超音速戦闘機飛行士」と握手をする「最高司令官同志」。背後から撮影されている。

Source:『労働新聞』、「선군조선의 첫 녀성초음속전투기비행사 탄생 영웅조선의 효녀,선군조선 하늘의 꽃 조금향,림설동무들 조선인민군 최고사령관 김정은동지께서 녀성초음속전투기비행사 조금향,림설동무들의 비행훈련을 보시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2015-06-22-0001_photo
上の写真は、「最高司令官同志」と握手をする「最高の光栄」で感激する女性飛行士を写したものと理解できるのであるが、「朝鮮中央TV」の「録画報道」で使われた下の写真の意図はよく分からない。
「朝鮮人民軍最高司令官金正恩同志が高射砲兵射撃競技を視察された」

Source: KCTV, 2015/06/18放送
「最高司令官同志」は背後からシルエット、かといって「最高司令官同志」が見ている景色も明るすぎて白くなってしまっている。机の上に置かれている、コーラのような飲み物や双眼鏡の右に置かれているタバコの箱のようなものを見せようとしたわけでもないと思うのだが。
お世話になります。
この報道で注目したのは、戦闘機とそのパイロットです。
戦闘機は北朝鮮の主力であるMiG-21なのですが、英雄飛行士キル・ヨンジョが乗って事故ったMiG-21PFMが北朝鮮の一般的なMiG-21で、次がその息子が乗る中国製海賊版MiG-21F-13(中国名J-7)。
ところが今回のはMiG-21シリーズの最終モデルの(と言っても1970年代末ですが)、MiG-21bisです。
北朝鮮にもあるとは聞いていましたが、見たのは初めてです。
bisはまだ使用している国が多く、ルーマニアはイスラエルと組んで近代改修型も作っていたくらいなので、部品調達の面でも少なくともPFMよりは状態はかなり良いと思いますし、ミサイルもMiG-29と共通のものが使用できるかもしれません。
ただし今回、bisは「42」のナンバーをつけている1機のみで、もう一機は複座機です。
このbisもコックピットをいじりまわして改造したような形跡があります。
また、パイロットの服装も一般的なパイロットは旧式なソ連軍のものなのに、それとは異なる耐Gスーツらしいこと、しかもロシア、中国のものとも違う、見たことのない服装であること。(ただし、最新のものという意味ではなく)
ヘルメットは通販でも買える中国の物にかなり似てはいますが、若干違います。(笑)
以前MiG-17の部隊を元帥様が訪問した部隊はまだ学生らしく、スーツも一般パイロットと同じでしたが、この二人の女性パイロットは一般的なパイロットよりも装備面でかなり優遇されているのか、単なる新装備の実験(またはモデル)部隊なのか?
MiGにしろスーツにしろ、かなり最近ロシア、中国以外のどこかの国から購入したのではないかと思います。
今回のその視察目的はそれでしょうか?
またマニアックな話で申し訳ありません。たぶんワケわかんないと思いますが。
コメントありがとうございます。機体やパイロットの装備は全く分からないので、コメントを拝読して大変勉強になりました。すると、写真に見られるのは比較的新しい「超音速戦闘機」であり、女性パイロットも「超音速戦闘機飛行士」らしき装備であるということでしょうか。
2年前にパナマで拿捕された北朝鮮船籍の船舶にキューバから輸出されたと見られるMigの部品が積まれていたという報道がありましたが、中国でもロシアでもない、キューバから調達しているのでしょうか。しかし、そのキューバも「米帝」と関係改善が進み、旧友の北朝鮮とは距離を置かざるを得なくなるかもしれませんね。北朝鮮からは思想的連帯感以外に得るものはないでしょうが、米国からは得るものがたくさんあるでしょうから。
> お世話になります。
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> この報道で注目したのは、戦闘機とそのパイロットです。
>
> 戦闘機は北朝鮮の主力であるMiG-21なのですが、英雄飛行士キル・ヨンジョが乗って事故ったMiG-21PFMが北朝鮮の一般的なMiG-21で、次がその息子が乗る中国製海賊版MiG-21F-13(中国名J-7)。
> ところが今回のはMiG-21シリーズの最終モデルの(と言っても1970年代末ですが)、MiG-21bisです。
> 北朝鮮にもあるとは聞いていましたが、見たのは初めてです。
> bisはまだ使用している国が多く、ルーマニアはイスラエルと組んで近代改修型も作っていたくらいなので、部品調達の面でも少なくともPFMよりは状態はかなり良いと思いますし、ミサイルもMiG-29と共通のものが使用できるかもしれません。
> ただし今回、bisは「42」のナンバーをつけている1機のみで、もう一機は複座機です。
> このbisもコックピットをいじりまわして改造したような形跡があります。
>
> また、パイロットの服装も一般的なパイロットは旧式なソ連軍のものなのに、それとは異なる耐Gスーツらしいこと、しかもロシア、中国のものとも違う、見たことのない服装であること。(ただし、最新のものという意味ではなく)
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> ヘルメットは通販でも買える中国の物にかなり似てはいますが、若干違います。(笑)
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> 以前MiG-17の部隊を元帥様が訪問した部隊はまだ学生らしく、スーツも一般パイロットと同じでしたが、この二人の女性パイロットは一般的なパイロットよりも装備面でかなり優遇されているのか、単なる新装備の実験(またはモデル)部隊なのか?
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> MiGにしろスーツにしろ、かなり最近ロシア、中国以外のどこかの国から購入したのではないかと思います。
>
> 今回のその視察目的はそれでしょうか?
>
> またマニアックな話で申し訳ありません。たぶんワケわかんないと思いますが。
お世話になります。
北朝鮮の兵器事情については、通常の国家間取引ではなく、闇市場のような取引もあるかと思います。
実際、例の潜水艦のサンプルになったゴルフ級潜水艦は日本と中国の業者を通じてスクラップとして購入しています。
また、数か月前に中国製のラジコン無人偵察機を北朝鮮が韓国に向けて飛ばしていますが、これらは通販でも買えるようなものなので、スーツなどは買えると思います。
また、今も戦闘を続けているシリアには北朝鮮製兵器が大量に売却されているようですし、北朝鮮パイロットがシリア軍に参加しイスラム国への攻撃にも協力しているという情報もあります。(北朝鮮は全否定していますが)
その見返りも合わせて、中東の中古兵器市場品が中国などのブローカーを通じて入ってきたという見方もあると思います。
いずれにしろMiG-21シリーズはライセンス生産品や海賊版を除いたソ連製のものだけで13000機以上生産され、世界中にバラまかれたベストセラー航空機なので、出所を明確にするのは困難で、むしろ使用できるパーツを寄せ集めてレストアした合成品と考えた方がいいのかもしれません。
例えば、以前、キューバから持ち込まれそうになったMiG-21は「修理の為」とされていますが、これが事実とすると北朝鮮はMIG-21のレストアの技術や設備を持っているということになり、ある程度部品の自給も可能なのかもしれません。
こう書くと北朝鮮はゴミみたいな兵器を使っているように思えるかもしれませんが、自衛隊や韓国がまだ使用している同世代機のF-4EファントムⅡなどはアメリカ人から「まだ使用しているのか!?」と驚かれる程の旧式機ですが、やはりイスラム国への攻撃にF-4EファントムⅡで参加しているイランは、喉から手が出るほどその部品が欲しいだろう思います。
実際あちこちから部品を集めているらしいです。
やはりこれは金ヨジョンからの視点じゃないでしょうか。
たとえ後ろでよそ見しようがアクビをしようが只ひたすら兄のお尻を追掛ける、けなげな妹・・・。
実際に写真を撮るカメラマンに、そんな意識はないとしても、何故かこのアングルだと採用率が上がるので自然と増えていくのではないかと。それに、よそ見もアクビも、警備や他の裏方に指示をだしている所作かもしれません。
まあそれでも不遜な印象を与える写真を使っている事実に代わりようがありませんが、これも「白頭山の血統」故なのでは。
コメントありがとうございます。お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。
武器の供給ルートや戦闘機のレストアのお話、大変興味深いです。すると、戦闘機というのは、当時の技術としても
高性能に作られているので、現在でも十分に戦闘に耐える性能ということができるのでしょうか。あるいは、米国の
最新鋭戦闘機と比較すれば、全く相手にならないような性能にもかかわらず、丸腰よりは良いという程度で、抑止力
として保有しているのでしょうか。
> お世話になります。
>
> 北朝鮮の兵器事情については、通常の国家間取引ではなく、闇市場のような取引もあるかと思います。
> 実際、例の潜水艦のサンプルになったゴルフ級潜水艦は日本と中国の業者を通じてスクラップとして購入しています。
> また、数か月前に中国製のラジコン無人偵察機を北朝鮮が韓国に向けて飛ばしていますが、これらは通販でも買えるようなものなので、スーツなどは買えると思います。
>
> また、今も戦闘を続けているシリアには北朝鮮製兵器が大量に売却されているようですし、北朝鮮パイロットがシリア軍に参加しイスラム国への攻撃にも協力しているという情報もあります。(北朝鮮は全否定していますが)
> その見返りも合わせて、中東の中古兵器市場品が中国などのブローカーを通じて入ってきたという見方もあると思います。
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> いずれにしろMiG-21シリーズはライセンス生産品や海賊版を除いたソ連製のものだけで13000機以上生産され、世界中にバラまかれたベストセラー航空機なので、出所を明確にするのは困難で、むしろ使用できるパーツを寄せ集めてレストアした合成品と考えた方がいいのかもしれません。
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> 例えば、以前、キューバから持ち込まれそうになったMiG-21は「修理の為」とされていますが、これが事実とすると北朝鮮はMIG-21のレストアの技術や設備を持っているということになり、ある程度部品の自給も可能なのかもしれません。
>
> こう書くと北朝鮮はゴミみたいな兵器を使っているように思えるかもしれませんが、自衛隊や韓国がまだ使用している同世代機のF-4EファントムⅡなどはアメリカ人から「まだ使用しているのか!?」と驚かれる程の旧式機ですが、やはりイスラム国への攻撃にF-4EファントムⅡで参加しているイランは、喉から手が出るほどその部品が欲しいだろう思います。
> 実際あちこちから部品を集めているらしいです。
コメントありがとうございます。お返事が遅れてしまい、申し訳ございません。
確かに「白頭の血統」なので、不遜が許されるということでしょうね。それを敢えて写真で見せようとしているのか、
あるいはそうした写真をヨジョン自身が選んでいるのかなど、興味深いところですね。
兄貴は再びバッチを着用し始めましたが、そんなことにも妹が口出ししているのでしょうか。
> やはりこれは金ヨジョンからの視点じゃないでしょうか。
> たとえ後ろでよそ見しようがアクビをしようが只ひたすら兄のお尻を追掛ける、けなげな妹・・・。
>
> 実際に写真を撮るカメラマンに、そんな意識はないとしても、何故かこのアングルだと採用率が上がるので自然と増えていくのではないかと。それに、よそ見もアクビも、警備や他の裏方に指示をだしている所作かもしれません。
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> まあそれでも不遜な印象を与える写真を使っている事実に代わりようがありませんが、これも「白頭山の血統」故なのでは。
お世話になります。
軍事技術の進歩は目覚ましいので、半世紀近く前の兵器と現代の兵器の性能差は当然大きいものがあります。電子戦装備やステルス性などが挙げられます。
例えば、アメリカの新鋭機F-22はスペック上、MiG-21の射程外から一方的に同時に4機撃墜できます。
しかし、実際の戦闘でそのスペックどおりの結果を出せるかというと、ベトナム戦争のように必ずしもそうではないとも言えます。
特に北朝鮮空軍は空中戦においてベトナム戦争に参加して米軍機と交戦しているので、それは実感していると思います。
また、昔の日本にもありましたが、「戦争は兵器の優劣ではなく、鍛錬と精神力」という考えもあるのでしょう。
戦争のセオリーには「数の多い方が有利」という考え方がありますが、反面、戦闘機はその単価があまりにも高いです。例を挙げると、
Mig-21 (ソ連) 3億円
F-4 ファントムⅡ(アメリカ) 20億円
F-15C イーグル(アメリカ) 59億円
F-15J イーグル(日本) 100億円
F-2 (日本) 117億円
F-14 トムキャット(アメリカ) 当初150億円、後に400億に高騰 結果、退役
F-22 ラプター (アメリカ) 236億円
J-10 猛龍 (中国) 26億円
MiG-29 フルクラム(ソ連) 62億円(ただし廉価版の輸出価格。北朝鮮の使用しているのはソ連本国仕様の物を友好価格で売ってもらったといわれています。)
日本の戦闘機がいかにムダに高いかわかりますね。(笑)
この辺は政治体制、産業構造、人件費にもよるので、価格と性能は必ずしも比例していません。
高価であるがゆえに償却期間をできるだけ長くしたいと思うのは当然で、各国とも旧式化した兵器の延命や近代化などに苦労しています。
さらに維持費も国や機体によって異なるので、プラスで発生する価格も異なってきます。
MiG-21は基本性能が優れているうえ、構造が簡単で、かつ低価格という大きな魅力が今でも改良を加えられながら使用され続け、中国は現在でも海賊版の改良型を輸出用として生産されている所以です。(ただし、中国製は単価は安くても維持費が高くつくらしいです。しかもアフターサービスが最低とか。)
また、これに着目したイスラエルは自国の経験と技術を生かしてMiG-21の近代化改修ビジネスに乗り出し、外見はMiG-21のままでも性能はアメリカの新鋭機とまではいかないまでも、かなり高性能な戦闘機「ランサー」を誕生させています。
北朝鮮が実際に戦争する気はないとすれば、このようにいまだに評価の高いMiG-21を多数揃えて虚勢を張って圧力をかけるのもまた軍事戦略というものですし、戦争する気なら、侵攻直後にできる限り敵戦力を潰しておくという戦略を果たすためには、やはり数は重要だと思います。
どの国もそれぞれの立場や財政などの実情に基づくよりベターな軍事戦略を選択し、それによって兵器の揃え方は大きく異なりますが、入手しやすく、かつ信頼性の高い兵器を低価格で数を揃え、それを最大限生かすというのは、北朝鮮という国にもっともマッチした軍事戦略だと思います。
その点でいうならば、、中古兵器を「丸腰よりは良いという程度で、抑止力として保有している」どころではないと思います。
このところ、お返事が遅れてしまいがちで申し訳ございません。
北朝鮮についていえば、米国と戦争になれば、朝鮮戦争期同様、直ぐに制空権は制圧されてしまうのでしょうね。北朝鮮の対空ミサイルなども当時と比べれば性能が向上しているのでしょうが、それを上回る米国戦闘機の性能向上で、実質的なバランスは当時と変わっていないのではないかと忖度します。
しかし、そうなるのはあくまでも最悪のシナリオで、お説の通り「虚勢を張る」ために十分であるだけではなく、領空に侵入した国籍不明記を追い払ったり、強制着陸させるには十分な能力を持っているということが、ご説明でよく分かりました。
しかし、Mig-21の3億円、ちょっとした金持ちだったら、実動機を買えそうですね。
> お世話になります。
>
> 軍事技術の進歩は目覚ましいので、半世紀近く前の兵器と現代の兵器の性能差は当然大きいものがあります。電子戦装備やステルス性などが挙げられます。
>
> 例えば、アメリカの新鋭機F-22はスペック上、MiG-21の射程外から一方的に同時に4機撃墜できます。
>
> しかし、実際の戦闘でそのスペックどおりの結果を出せるかというと、ベトナム戦争のように必ずしもそうではないとも言えます。
> 特に北朝鮮空軍は空中戦においてベトナム戦争に参加して米軍機と交戦しているので、それは実感していると思います。
> また、昔の日本にもありましたが、「戦争は兵器の優劣ではなく、鍛錬と精神力」という考えもあるのでしょう。
>
> 戦争のセオリーには「数の多い方が有利」という考え方がありますが、反面、戦闘機はその単価があまりにも高いです。例を挙げると、
>
> Mig-21 (ソ連) 3億円
> F-4 ファントムⅡ(アメリカ) 20億円
> F-15C イーグル(アメリカ) 59億円
> F-15J イーグル(日本) 100億円
> F-2 (日本) 117億円
> F-14 トムキャット(アメリカ) 当初150億円、後に400億に高騰 結果、退役
> F-22 ラプター (アメリカ) 236億円
> J-10 猛龍 (中国) 26億円
> MiG-29 フルクラム(ソ連) 62億円(ただし廉価版の輸出価格。北朝鮮の使用しているのはソ連本国仕様の物を友好価格で売ってもらったといわれています。)
>
> 日本の戦闘機がいかにムダに高いかわかりますね。(笑)
> この辺は政治体制、産業構造、人件費にもよるので、価格と性能は必ずしも比例していません。
>
> 高価であるがゆえに償却期間をできるだけ長くしたいと思うのは当然で、各国とも旧式化した兵器の延命や近代化などに苦労しています。
> さらに維持費も国や機体によって異なるので、プラスで発生する価格も異なってきます。
>
> MiG-21は基本性能が優れているうえ、構造が簡単で、かつ低価格という大きな魅力が今でも改良を加えられながら使用され続け、中国は現在でも海賊版の改良型を輸出用として生産されている所以です。(ただし、中国製は単価は安くても維持費が高くつくらしいです。しかもアフターサービスが最低とか。)
>
> また、これに着目したイスラエルは自国の経験と技術を生かしてMiG-21の近代化改修ビジネスに乗り出し、外見はMiG-21のままでも性能はアメリカの新鋭機とまではいかないまでも、かなり高性能な戦闘機「ランサー」を誕生させています。
>
> 北朝鮮が実際に戦争する気はないとすれば、このようにいまだに評価の高いMiG-21を多数揃えて虚勢を張って圧力をかけるのもまた軍事戦略というものですし、戦争する気なら、侵攻直後にできる限り敵戦力を潰しておくという戦略を果たすためには、やはり数は重要だと思います。
>
> どの国もそれぞれの立場や財政などの実情に基づくよりベターな軍事戦略を選択し、それによって兵器の揃え方は大きく異なりますが、入手しやすく、かつ信頼性の高い兵器を低価格で数を揃え、それを最大限生かすというのは、北朝鮮という国にもっともマッチした軍事戦略だと思います。
> その点でいうならば、、中古兵器を「丸腰よりは良いという程度で、抑止力として保有している」どころではないと思います。