「朝鮮でムボン国際観光特区を設けることと決定した」:中朝国境に新たな観光特区、白頭山観光を狙ったのか (2015年4月23日 「朝鮮中央通信」)
最高人民会議常任委員会が22日、新たな「国際観光特区」を設ける決定をしたと「朝鮮中央通信」が23日報じた。
「ムボン国際観光特区」では、当然のことだが「朝鮮民主主義人民共和国の主権が行使され」、「経済開発区法と外国投資関連法規が適用される」という。昨年11月に、中国とのベンチャーで「清水観光開発区」の工事が始まったと同通信が報じたが、今回はその第2弾のようだ。
「両江道三池淵郡ムボン労働者地区」と思われる場所。白頭山から延びる国境線上を東に進み、豆満江と国境線が重なり合う地点にある。黄色いラインの左側が三池淵郡、右側が大紅湍郡になる。

Source: Google Map
国境付近を拡大すると、湖のようなものがある。湖畔に観光リゾートを開発しようということのようだ。白線が中朝国境。

Source: Google Map
湖を南に下っていった写真。周辺で住宅が確認できるのは下の写真のみ。これが「ムボン労働者区」なのだろう。大きな青い屋根の建物が一つ見られるが、これが工場か何かで、そこに住む労働者が周辺の住宅に住んでいるのではないだろうか。

Source: Google Map
「ムボン労働者区」から白頭山に向かう道路はあるようだが、舗装路かは分からない。この道路を整備すれば、「ムボン国際観光特区」を経た北朝鮮側からの白頭山ツアーを組むこともできる。中国側からの観光客で潤っている白頭山を北朝鮮側からもアクセスできるようにすれば、珍しい物好きの金満中国人観光客が押し寄せるかもしれない。中国人を対象とした観光ビジネスが羅先で上手くいっているので、「国際観光特区」をいくつも設けて中朝国境で展開することを考えているのであろう。
モランボン楽団の『行こう、白頭山へ』は、観光キャンペーンソングになるのだろうか。
「ムボン国際観光特区」では、当然のことだが「朝鮮民主主義人民共和国の主権が行使され」、「経済開発区法と外国投資関連法規が適用される」という。昨年11月に、中国とのベンチャーで「清水観光開発区」の工事が始まったと同通信が報じたが、今回はその第2弾のようだ。
「両江道三池淵郡ムボン労働者地区」と思われる場所。白頭山から延びる国境線上を東に進み、豆満江と国境線が重なり合う地点にある。黄色いラインの左側が三池淵郡、右側が大紅湍郡になる。

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国境付近を拡大すると、湖のようなものがある。湖畔に観光リゾートを開発しようということのようだ。白線が中朝国境。

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湖を南に下っていった写真。周辺で住宅が確認できるのは下の写真のみ。これが「ムボン労働者区」なのだろう。大きな青い屋根の建物が一つ見られるが、これが工場か何かで、そこに住む労働者が周辺の住宅に住んでいるのではないだろうか。

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「ムボン労働者区」から白頭山に向かう道路はあるようだが、舗装路かは分からない。この道路を整備すれば、「ムボン国際観光特区」を経た北朝鮮側からの白頭山ツアーを組むこともできる。中国側からの観光客で潤っている白頭山を北朝鮮側からもアクセスできるようにすれば、珍しい物好きの金満中国人観光客が押し寄せるかもしれない。中国人を対象とした観光ビジネスが羅先で上手くいっているので、「国際観光特区」をいくつも設けて中朝国境で展開することを考えているのであろう。
モランボン楽団の『行こう、白頭山へ』は、観光キャンペーンソングになるのだろうか。