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    「人民愛の実体として建設されたテソンサン・アイスクリーム工場」:「全国に名を馳せる」、「製品を販売」、ロシア語版の編集物 (2022年12月26日 「朝鮮中央通信」)

    2022年12月26日、「朝鮮中央通信」などに以下。

    **************
    人民愛の実体として建設されたテソンサン・アイスクリーム工場
    인민사랑의 실체로 일떠선 대성산아이스크림공장

    (平壌、(2022年)12月26日発 朝鮮中央通信)
    (평양 12월 26일발 조선중앙통신)

    人民の文明的な生活向上と福利増進のための朝鮮労働党の政策が現実として展開されている。
    인민의 문명한 생활향상과 복리증진을 위한 조선로동당의 정책들이 현실로 펼쳐지고있다.

    その中の一つが風光明媚なテソンサンの麓に建設されたテソンサン・アイスクリーム工場である。
    그중의 하나가 풍치수려한 대성산기슭에 일떠선 대성산아이스크림공장이다.

    テソンサン・アイスクリーム工場には、我々人民にこの世に羨む物ない豊かで幸福な生活を提供して下さろうと気を遣われた敬愛する金正恩同志の熱い献身と労苦が染みこんでいる。
    대성산아이스크림공장에는 우리 인민에게 세상에 부럼없는 유족하고 행복한 생활을 마련해주시려고 마음쓰신 경애하는 김정은동지의 뜨거운 헌신과 로고가 어려있다.

    今から3年前の8月のある日、敬愛する総秘書同志は党中央委員会の責任幹部にアイスクリームを専門的に生産する現代的なアイスクリーム工場を建設することについて話された。
    지금으로부터 3년전 8월 어느날 경애하는 총비서동지께서는 당중앙위원회의 책임일군에게 아이스크림을 전문으로 생산하는 현대적인 아이스크림공장을 건설할데 대하여 말씀하시였다.

    工場の名称は「テソンサン・アイスクリーム工場」と命名して下さり、場所も選んで下さった敬愛する総秘書同志は、工場建設と関連する全ての問題を具体的に指導して下さり、非常防疫状況が長期化されている中でも工事が中断されることなく推進されるよう、特別措置まで講じて下さった。
    공장의 명칭을 《대성산아이스크림공장》으로 명명해주시고 터전도 잡아주신 경애하는 총비서동지께서는 공장건설과 관련하여 나서는 모든 문제들을 구체적으로 지도하여주시였으며 비상방역상황이 장기화되는 속에서도 공사가 중단없이 추진되도록 특별조치까지 취해주시였다.

    党中央委員会全員会議で工場建設と関連した決定を採択するようにされ、国家的な建設対象として推進するようにされ、今年、党と国家の事業方向を提示されながらも工場を早く完工し、人民がもっとメリットを得られるようにすることについて強く教示された。
    당중앙위원회 전원회의에서 공장건설과 관련한 결정을 채택하도록 하시고 국가적인 건설대상으로 추진하도록 하시였으며 올해 당과 국가의 사업방향을 제시하시면서도 공장을 빨리 완공하여 인민들이 그 덕을 볼수 있게 할데 대하여 간곡히 가르치시였다.

    工場で生産したアイスクリームと飲料を商業ネットワークと需要がある単位に販売できるよう実務的措置も講じて下さった。
    공장에서 생산한 아이스크림과 음료들을 상업망과 수요있는 단위들에 판매할수 있도록 실무적조치도 취해주시였다.

    テソンサン・アイスクリーム工場が竣工されたときから、ここではクロマメ・アイスクリーム、イチゴ・アイスクリーム、モモのジュース、リンゴ炭酸飲料など、名製品をたくさん生産し、人民と子供達の喜びを増進している。
    대성산아이스크림공장이 준공된 때로부터 이곳에서는 들쭉아이스크림,딸기아이스크림,복숭아단물,사과탄산단물 등 명제품들을 많이 생산하여 인민들과 어린이들에게 기쁨을 더해주었다.

    今、テソンサン・アイスクリーム工場の製品の味わった人々は、誰もが一様にその味と質が本当に良いと賛辞をおしまず、敬愛する総秘書同志に対する感謝を禁じ得ずにいる。
    지금 대성산아이스크림공장의 제품들을 맛본 사람들은 누구나 할것없이 그 맛과 질이 참으로 좋다고 찬사를 아끼지 않으면서 경애하는 총비서동지에 대한 고마움을 금치 못해하고있다.(끝)

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    Source: KCNA, 2022/12/26

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    Source: KCNA, 2022/12/26

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    Source: KCNA, 2022/12/26

    www.kcna.kp (주체111.12.26.)
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    「朝鮮の今日」を見ていたら、ロシア語版の編集物の中で「テソンサン・アイスクリーム工場」を扱っていた。子供に異なる工場で生産されるジュースを飲ませどれを一番たくさん飲むかという味比べもさせている(どの国のテレビでも使うやらせかどうかは別とし)

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    Source: 「朝鮮の今日」、2023/02/10

    3つの工場の具体的な名前を出しているところもおもしろいが、番組進行上、一番子供がたくさん飲んだのは3番の「テソンサン・アイスクリーム工場」のジュースだ。ちなみに、ほとんど飲まなかったは1番の「ラクヨン食料加工工場」のジュース。

    インタビューの中で同工場の支配人、金ヘギョンは「この工場のアイスクリームが全国で溢れるようにしたい」と語っている。写真からも見られるように生産能力は全国で販売できるほど大きくなく、さらに全国にアイスクリームを配送するインフラも北朝鮮では整えられていないはずだ。

    もちろん、「テソンサン・アイスクリーム」の系列工場を各地に建設するというあり得るが、北朝鮮のように地域毎にワンセットで生産システムが独立的に形成されている国で、全国展開のアイスクリーム工場ができるとすれば、かなり革新的なことだと思う。

    また、上の「朝鮮中央通信」の記事の中で、「元帥様」が「工場で生産したアイスクリームと飲料を商業ネットワークと需要がある単位に販売できるよう実務的措置も講じて下さった」と書いているところも興味深い。日頃からの印象だけの話であるが、朝鮮の工場は「単位に供給する」という表現が一般的であり、実態がそうであっても「販売する」という表現はあまり目にしない。しかもそれを「元帥様」のレベルで「実務的措置を講じ」たというのであれば、一般的な供給、販売ルートとは異なる方法でこの工場ではアイスクリームを需要がある商店や百貨店に供給できる体制が構築されたということかもしれない。

    「テソンサン・アイスクリーム工場」は、2022年10月26日に竣工しており、「朝鮮中央TV」などで動画を使った報道もされているが、竣工式に「元帥様」が出席することもなく、地味に行われたので、記事にすることもなかった。

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    Source: KCNA, 2022/10/27


    Source: 「朝鮮の今日」、2023/02/10

    カーボン・ゼロ、ゼロ・エネルギー建設、次世代通信導入、大型貨物船建造などを訴えるスローガン番組 (2021年10月5日 「朝鮮中央TV」)

    5日、「朝鮮中央TV」で放送されたスローガン番組。少し前から放送していたと思う。

    ゼロ・カーボン、ゼロ・エネルギー建設、次世代通信導入、さらに大型貨物船建造などを宣伝・煽動している。大型貨物船は、新型コロナによる国境閉鎖が解除され、安保理制裁が緩和されることを見越しての建造計画だろうか。


    Source: KCTV, 2021/10/05

    「洪水と豪雨で咸鏡南道で農耕地や住宅に被害」と「宣伝戦道」放送で、「気象水文局」8月中旬も雨、韓米外交当局者が対北人道支援などについて電話会談、国連が人道支援のため北朝鮮と接触中 (2021年8月6日 「朝鮮中央TV」)

    6日、「朝鮮中央TV」で放送された「洪水、豪雨、風雨被害から農耕地と作物を守ろう」という「宣伝煽動放送」で、「洪水や豪雨により咸鏡南道などで農耕地や住宅に被害」とし、被害を受けた地域の動画を公開した。

    まだ、被害を受ける状況にはなっていないと思っていたが、既に被害が発生しているとのことで、今後、他の地域で被害が拡大することが心配される。

    「気象水文局からのお知らせ」では、北朝鮮での雨は8月中旬にも続くという予想を発表している。


    Source: KCTV, 2021/08/06


    Source: KCTV, 2021/08/06

    『聯合ニュースTV』によると、韓米の外交長官が電話会談をし、北朝鮮に対する人道支援などを話し合ったという。詳細は明らかにされていないようだが、食糧援助など、人道支援をするのであれば、時機を逸しないようにすることが重要である。

    『聯合ニュースTV』、「한미 외교장관 통화…인도적 지원 등 北과 협력방안 논의」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20210806017000038?srt=l&d=Y

    <追記>
    『聯合ニュースTV』によると、国連が咸鏡南道の水害に遭った住民を人道支援するために、北朝鮮と接触していると報じた。また、EUは北朝鮮に対する食糧支援の準備ができていると。北朝鮮の「非常防疫措置」が障害となっているようだが、きちんとしたコロナ対策を講じれば、食糧支援のために国境を一時的に開くことはできるはずだ。「元帥様」の英断が必要。

    『聯合ニュースTV』、「유엔·EU, 北 함남 수해에 "인도적 지원 준비돼"」、https://www.yonhapnewstv.co.kr/news/MYH20210807007200038?srt=l&d=Y

    「協同農場に広がる二毛作農業風景」:多収穫してまずは自分のために、小麦の二毛作、コンバイン (2021年7月9日 「朝鮮中央TV」)

    9日、「朝鮮中央TV」で放送された農業関連のドキュメンタリー番組。

    小麦を導入した農場での二毛作成功事例を紹介している。農業に関する番組はこれまでも紹介してきたと思うが、二毛作の成功事例について、これほど詳細に伝えている番組はこれが初めてだと思う。北朝鮮農業と言えば、米、モロコシ、ジャガイモについてはしばしば取り上げられるが、小麦生産がそもそも多かったのか、二毛作導入に伴い増えてきたのかは、きちんと調べてみないと何とも言えない。

    しかし、上にも書いたように、「朝鮮中央TV」で紹介される農場風景には、米、モロコシ、ジャガイモが多く登場しており、麦畑というのは、ほとんど出てこない。

    この番組では、女性農場員が興味深いことを言っている。

    「農場員は、作況が良く、それが自分の生活と、もちろん大きな範囲で考えれば、国の米瓶を満たすことになりますが、近い範囲で考えれば、自分の子供のための仕事、自分のための仕事だと考えました。これがうまくいってこそ、私も食べていけるし、さらには国の米瓶も満たせるので、農業に対する農場員の精神力はたいしたものです。」

    実に北朝鮮らしくない。北朝鮮では、まず「国の米瓶を満たす」ことが農民の責務のはずだが、「近い範囲」で「子供たちのため」に作物を多く収穫し、その上で「国の米瓶を満たす」としている。このような発言を放送しているということは、多収穫を達成して得た農作物は、まず、自分たちのために消費して良いと言っているに等しい。もちろん、そうしたことが本当に認められているのならば、農民のインセンティブは非常に高まる。悪く考えれば、食料が本当に不足してどうにもならないので、自分たちで何とかしろと言っているようにも解釈できるが、この番組に出てくる小麦畑からは、そのような雰囲気は伝わってこない。

    もう一つは、機械化の話だ。北朝鮮の機械化というと、どう見てもMade in DPRKといった感じの女性2人を乗せた田植え用機械と、古いトラクターだ(「元帥様」が試運転した新型トラクターも時々登場するが)。ところがこの番組では、メーカー名にぼかしを入れた大型のコンバインのような農業機械が登場する。恐らく、中国製であろう。番組に登場するコンバインのような機械がいつ北朝鮮に中国から搬入されたのかは分からないが、小麦の二毛作に合わせて導入されたのであれば、北朝鮮農業にとって大きなプラスとなる。

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    Source: KCTV, 2021/07/09

    そして、小麦の収量も興味深い。参考までに日本の小麦の収量を調べてみると、2020年の10アール辺り全国平均は447kgと出てくる。

    農水省、令和2年産4麦の収穫量、https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/mugi/r2/4mugi/index.html

    これを1町歩、約100アールに換算すると4.5トンほどになるわけだが、番組で農場員が言っている7トンだの10トンだのという数値と比べると遙かに低い。換算の計算を間違っている気がしないでもないが、そうでなければかなりの収穫量になる。

    番組に出てくる農民の話からは、あれこれと理由を付けてやらなかった、やろうともしなかったことをやってみたら上手くいったということが伝わってくる。そして、あれこれと理由を付けてやらなかった背景に、真面目にやったところで自分に還元されないという社会主義の悪弊があったのであれば、上に書いた女性が言っているように、頑張って収穫した分が自分に優先的に還元されるシステムが導入された結果、皆、真面目に働くようになり、大変でも二毛作を行い、収量が増えたとも考えられる。

    そして、その結果で「元帥様に喜びを差し上げられる」のであれば、悪いことは何もない。

    映像もきれいだし、なかなか興味深い番組だった。


    Source: KCTV, 2021/07/09

    『20時報道』よりアメリカミズアブ飼料、東京五輪でも生ゴミ処理プロジェクトとして採用 (2021年6月26日 「朝鮮中央TV」)

    26日、「朝鮮中央TV」の『20時報道』では、アメリカミズアブの飼料活用について報じた。

    「食糧危機」に瀕している北朝鮮では、家畜に与える穀物を極力節約し、人々が食べなければならないと状況にあるのだろう。そのため、穀物の代替飼料を見つけるための様々な工夫が行われているようだ。過去の「苦難の行軍」では、人々が代替飼料ならぬ、泥炭のような「代替食料」を食べなければならなかったと言う話は、「朝鮮芸術映画」を引用しながら、過去記事で紹介した。今回の「食糧危機」では、幸い、人々が「代替食料」を食べなければならない段階には至っていないようで、今は、家畜に与える代替飼料を工夫しているという段階のようだ。

    アメリカミズアブの飼料化については、2018年頃にも報道されたと記憶しているが、拙ブログでは紹介していないような気がする。というのも、今回、「朝鮮中央TV」で使われている「뿔물등에」という昆虫名が分からず、「我々民族同士」の「朝鮮語大辞典」や韓国の「NAVER国語辞典」で検索してみたが出てこなかった。

    「등에」はアブだと言うことは知っていたので、「물」を取りあえず「水」と訳して、「ミズアブ」という日本語で検索してみたら、それらしいページに到達した。

    ボイス・オブ・ユース・JAPANというページで、東大医学部在籍中(執筆当時)の著者が書いたページだ。

    「それは「生ゴミ」じゃない。ハエの「エサ」なんです。」、https://voiceofyouth.jp/archives/941

    『20時報道』の映像には、ハエのような虫が集まっている映像が出てくるが、それが何かは分からない。しかし、このページに出ているアメリカミズアブの写真を見ると、同報道に出てくる虫と同じ形をしている。そして、記事を読み進むと、まさに、同報道が伝えている使われ方ができることが分かった。

    さらに読み進むと、アメリカミズアブを使った生ゴミリサイクルプロジェクトは、東京五輪にも導入されることになったとのこと。今でこそ、ドロドロの東京五輪になってしまったが、細かく見ていけば、このような素晴らしいアイディアが採用され、それが世界に発信される良い機会であったということが分かる。

    話がそれたが、朝鮮語では「米国水アブ」とは言っておらず、「뿔(角) 물(水)등에(アブ)」と呼ばれている。

    ともかく、アブでも何でも使って、せっかく育てた家畜を有効活用してほしいものだ。


    Source: KCTV, 2021/06/26
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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