「今年の梅雨と農業部門での対策」:『20時報道』より、今年の作況状況は良いと、農業に被害がないことを願いつつ (2020年7月5日 「朝鮮中央TV」)
5日、「朝鮮中央TV」の『20時報道』の中で、気象水文局副隊長が今年の梅雨について解説し、続いて農業研究院所長が農業部門での対策について解説をしている。
農業研究院所長が話の中で「今年の作況状況は良い」と言っていたが、これは朝鮮にとって非常に幸いなことである。過去記事にも書いたように、コロナの影響で農作業が停滞しているのではなのかと思われるような映像が「朝鮮中央TV」で見られた時期もあったのだが、その後、田植えの頃から多くの農民がマスクをしながら農作業をしている様子が見られうようになった。それを見ながら、心配することもないのかと思っていたが、この報道での農業研究院所長の発言がそれを裏付けてくれた。
もちろん、所長も言っているように、この梅雨時期をいかに乗り切るのかによって、「農業の勝敗が決まる」ことになるので、繰り返し言われている「徹底した対策」を講じて、現時点までの良好な作況状況が秋の収穫まで維持されることを願ってやまない。
所長の話にも出ているが、昨年9月、私が訪朝したのは台風の直後だった。平壌では台風の傷跡は目に付かなかったが、開城に向かう道筋では、大規模な土砂崩れや水に浸かったり倒壊した稲が見られた。農民はそうした稲を路上で乾燥させていたが、とても気の毒だった。
今年はそのようなことがないことを願いたい。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/07/05
農業研究院所長が話の中で「今年の作況状況は良い」と言っていたが、これは朝鮮にとって非常に幸いなことである。過去記事にも書いたように、コロナの影響で農作業が停滞しているのではなのかと思われるような映像が「朝鮮中央TV」で見られた時期もあったのだが、その後、田植えの頃から多くの農民がマスクをしながら農作業をしている様子が見られうようになった。それを見ながら、心配することもないのかと思っていたが、この報道での農業研究院所長の発言がそれを裏付けてくれた。
もちろん、所長も言っているように、この梅雨時期をいかに乗り切るのかによって、「農業の勝敗が決まる」ことになるので、繰り返し言われている「徹底した対策」を講じて、現時点までの良好な作況状況が秋の収穫まで維持されることを願ってやまない。
所長の話にも出ているが、昨年9月、私が訪朝したのは台風の直後だった。平壌では台風の傷跡は目に付かなかったが、開城に向かう道筋では、大規模な土砂崩れや水に浸かったり倒壊した稲が見られた。農民はそうした稲を路上で乾燥させていたが、とても気の毒だった。
今年はそのようなことがないことを願いたい。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/07/05