北朝鮮報道で書かれないこと (dprknow.jp)

2日未明（2時59分と3時23分）、北朝鮮再び短距離飛翔体を日本海に向けて発射したと韓国合同参謀本部が発表したと『聯合ニュースTV』が報じた。

『聯合ニュースTV』、「합참 “북한, 오늘 새벽 새로운 단거리 발사체 발사”」、http://www.yonhapnewstv.co.kr/MYH20190802000200038/

それ以外の詳細は分かっていないが、発射している時間が真夜中である。発射している飛翔体よりも、昨日公開された「元帥様」が乗っている指揮車（外見は未公開ながらも）らしきものを使っての機動力を示威する発射ではなかったのだろうか。明日、「朝鮮中央TV」でこの発射に関する写真が公開されるであろうが、その時に何を見せてくるのかが注目される。


Source: KCTV, 2019/08/01


Source: KCTV, 2019/08/01


Source: KCTV, 2019/08/01

発射の目的は、やはり5日から予定されている米韓合同軍事演習に対する対抗措置と朝米交渉における有利な条件作りというところにあろう。また、北朝鮮の弾道ミサイルも含めた「短距離飛翔体」の発射に対する米国からのお墨付きを得る目的もあるものと思われる。これまでも「短距離」の発射は安保理に提起されることはなかったが、今のような最高度の制裁が科せられた条件で「短距離」を連続的に発射し、米国の反応を見ているのであろう。米韓合同軍事演習が今後も継続される場合、それへの対抗措置として「短距離」を発射すれば、北朝鮮軍部も米韓合同演習を傍観する腰抜けにならずにすむ。

そしてトランプは、2日未明の発射について（インタビューの時間によっては31日の発射）、「短距離は気にしない。短距離は一般的なものだ」と明言している。

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記者　「北朝鮮が昨日再び２発のミサイルを発射したが、コメントは？」
トランプ　「短距離ミサイルに関する約束は何もしていない。私は気にしていない。これから先どうなるか。とにかく、短距離ミサイルは一般的なものだ」

4分30秒頃

Source: White House, YouTube, 2019/08/02
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