「第15回全国勤労者歌競演労働者部類独唱種目準決勝戦」:司会者とのやりとりがおもしろい、「의」の発音 (2016年9月25日 「朝鮮中央TV})
25日、「朝鮮中央TV」で、北朝鮮版「のど自慢」全国大会とも言える「歌競演」番組が放送された。この「歌競演」番組、かなり頻繁に放送されており、あまりまともに見たことはなかったのだが、今回は何となくはじめから終わりまでしっかり見てしまった。「準決勝」ということで、全体的にレベルが高かったからなのかもしれない。
日本の「のど自慢」系番組と違うのは、演奏者も一緒に登場するというところである。過去記事の被災地における「宣伝活動」でもそうであるように、必ずミニバンドが一緒にいる。「大衆歌謡芸術」という点からも、やはりバンドとワンセットになっていることが重要なのかもしれない。アコーディオンは基本で、それにドラムがいる場合がある。
中には、司会者とおもしろいやりとりをする出演者もいる。「うどん(국수)屋の販売員ドンム」も出場しているが、この人は、自分の店のうどんは平壌冷麺に負けないと自慢している。
採点は、5人の審査員が合格か不合格で付け、合格が3人以上であれば、総合合格となり、決勝に進むことができる。動画を見ながら、5点満点で採点し、審査員が出した結果と比べてみるのもおもしろいかもしれない。
審査員が、最後に講評をしているが、その中で興味深かったのは、「의(=の)」の発音である。この文字、そのまま読めば「ウィ」に近い音になるが、南でも北でも時と場合により「ウィ」と文字通り発音したり、「エ」と文字とは違う音で発音したりしている。歌の中でも「ウィ」と発音させる部分と「エ」と発音させる部分があるようで、出演者は「エ」と発音すべきところを「ウィ」と発音して指摘されていた。この辺り、朝鮮人民にとってもどちらで発音したらよいのか悩ましいところであるようだ。
歌の歌詞には字幕は付けていないが、話しの部分には字幕を付けておいた。
Source: KCTV, 2016/09/25
近々、決勝戦も放送されるのであろうが、うどん屋のおねーちゃんを応援することにした。
日本の「のど自慢」系番組と違うのは、演奏者も一緒に登場するというところである。過去記事の被災地における「宣伝活動」でもそうであるように、必ずミニバンドが一緒にいる。「大衆歌謡芸術」という点からも、やはりバンドとワンセットになっていることが重要なのかもしれない。アコーディオンは基本で、それにドラムがいる場合がある。
中には、司会者とおもしろいやりとりをする出演者もいる。「うどん(국수)屋の販売員ドンム」も出場しているが、この人は、自分の店のうどんは平壌冷麺に負けないと自慢している。
採点は、5人の審査員が合格か不合格で付け、合格が3人以上であれば、総合合格となり、決勝に進むことができる。動画を見ながら、5点満点で採点し、審査員が出した結果と比べてみるのもおもしろいかもしれない。
審査員が、最後に講評をしているが、その中で興味深かったのは、「의(=の)」の発音である。この文字、そのまま読めば「ウィ」に近い音になるが、南でも北でも時と場合により「ウィ」と文字通り発音したり、「エ」と文字とは違う音で発音したりしている。歌の中でも「ウィ」と発音させる部分と「エ」と発音させる部分があるようで、出演者は「エ」と発音すべきところを「ウィ」と発音して指摘されていた。この辺り、朝鮮人民にとってもどちらで発音したらよいのか悩ましいところであるようだ。
歌の歌詞には字幕は付けていないが、話しの部分には字幕を付けておいた。
Source: KCTV, 2016/09/25
近々、決勝戦も放送されるのであろうが、うどん屋のおねーちゃんを応援することにした。